「不思議の国のエルサ」ジョジョ・ラビット Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議の国のエルサ
10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)を主人公にして、愉快なアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を登場させて、隠れ住むユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)への少年ジョジョの切ない恋心、すてきなBGM、見ごたえのある映像です。
不謹慎なユーモアで最後まで貫ねけば個性的で良かったのですが、残念ながら、急に観客の機嫌をとり始める“DV野郎”のような作品で怖くなりました。
この嫌悪感を脳内でなんとか処理しようと私は、鑑賞後、ド定番のファンタジー作品でも観て落ち着きを取り戻そうと考えました。
『アリス』(1988年)を観ながら気づきました。
今作『ジョジョ・ラビット』という兎が少女エルサの道標だったという事に。
この映画は、ユダヤ人の少女エルサが、ドイツという不思議の国で変なジョジョ・ラビットを見つけた御伽噺だったのだと思うことにしました。
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