劇場公開日 2020年1月17日

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「不思議の国のエルサ」ジョジョ・ラビット Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 不思議の国のエルサ

2025年10月28日
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鑑賞方法:VOD

怖い

カワイイ

 10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)を主人公にして、愉快なアドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を登場させて、隠れ住むユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)への少年ジョジョの切ない恋心、すてきなBGM、見ごたえのある映像です。

 不謹慎なユーモアで最後まで貫ねけば個性的で良かったのですが、残念ながら、急に観客の機嫌をとり始める“DV野郎”のような作品で怖くなりました。
 この嫌悪感を脳内でなんとか処理しようと私は、鑑賞後、ド定番のファンタジー作品でも観て落ち着きを取り戻そうと考えました。
 『アリス』(1988年)を観ながら気づきました。
 今作『ジョジョ・ラビット』という兎が少女エルサの道標だったという事に。

 この映画は、ユダヤ人の少女エルサが、ドイツという不思議の国で変なジョジョ・ラビットを見つけた御伽噺だったのだと思うことにしました。

Don-chan
sow_miyaさんのコメント
2025年10月29日

コメントありがとうございました。
なるほど。映像の美しさも、お伽話ならではという解釈もできますね。

sow_miya
talismanさんのコメント
2025年10月28日

そうか、エルサが主人公の御伽噺にしてしまえばいいんですね!少しほっとしました。ありがとう・・・

talisman