「今日の「当たり前」の有効期限は?」ジョジョ・ラビット ぐでやまさんの映画レビュー(感想・評価)
今日の「当たり前」の有効期限は?
過去から学び
今を生き
未来を考える。
過去の当たり前が
今の当たり前でないように
今の当たり前が
未来の当たり前でないことを
知っておかなければならない。
そんな重いテーマを考えさせられるのに
柔らかくて暖かい映画、、、。
冒頭からビートルズを流してくるのか!!
当時のヒトラーのカリスマ性を表現するには打ってつけの挿入歌だ。
ヒトラー役の俳優さん好きだなぁ🤔
まさにスピーチの天才。
言葉のチョイスやスピード感
前半と後半の話し方の変化。
素晴らしい!
どちらかと言うと、後半の捲し立てる感じが
まさにヒトラー。
あとは、グレンツェンドルフ大尉。
彼の人間らしさや優しさにとても感動した。
エルサがユダヤ人だと知りながらを見逃したこと、
たぶんフィルケル(部下で同性)と恋に落ちていること、
ロージー(ジョジョの母)の強さと美しさに惚れ込んでいるからこそ、ジョジョを特別に思っていること、
だからこそ、最後の場面であの行動ができたんだろう。
突き放す言葉に、行動に、
「生きてくれ」という思いを感じた。
そんな繊細な表現を演じたサム・ロックウィルに拍手。
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