「悪ふざけ」ジョジョ・ラビット odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
悪ふざけ
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ヒットラー・ユングフォルクの少年とユダヤ人少女の奇妙な出会いが綾なす戦争の悲劇を度を越えた悪ふざけのブラックコメディに仕上げてしまった、特に精霊のように出没するヒットラーのでてくる前半は観るに堪えない、確かに子供まで兵士にするのはナチスに限らずイスラムもそうだし、日本だって学徒動員、特攻で多くの若者を殺しているのだから人類そのものの持つ愚かさ、根の深さに思えます。
タイカ・ワイティティ監督はユダヤ人なのにヒットラーまで演じています、ヒットラーが如何に愚かな人物だったかを描くのに熱演していましたがジョジョにだけ見える妄想の象徴にしたのは何故なんでしょうかね、どうも深刻さを笑いに変えたいという演出手法や子供を巻き込んだ映画作りには、ヒットラーの手法そのままではないかと抵抗感が否めませんでした。
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