「ん〜良かったけど期待しすぎたかも」ジョジョ・ラビット てけとさんの映画レビュー(感想・評価)
ん〜良かったけど期待しすぎたかも
クリックして本文を読む
子どもでも見れて易しい戦争ものという印象でした。
衣装やセットがとてもいい、ミニシアター感溢れる画面の色も悲惨になりすぎないコミカルさも合間って悪くはない。センスもいい!でもこのモヤモヤはなんだろう。自分の捻くれ者加減がひどいのか求めていた感動の形と違ったんだろうな。
キャラクターの前後の人生が見えてこなかった。いっときの悲劇といっときの感動で何かが誤魔化された様な気がしてならない。楽天的すぎて心の傷も傷シールの様なサッと剥がせるものに見えてしまった。
コメディだから割り切れる筈なんだけど、先導された人々を一括りの馬鹿として見る事は差別と何が違うんだろう。
子どもの目線とはそんなに素直で浅はかだろうか。
理想のヒューマニストたる母が息子に残したものは理想論以外の何があったのか。ジョジョは父の真実や母の人生を捧げた活動を結局何も知らないまま取り残されている。まあ、色々と軽く流せなくてモヤモヤと
結局最後の最後にアメリカ国旗にドヤ顔で正義を押し付けられた様な気が何となくしている。
コメントする