「愛おしい」ジョジョ・ラビット TKMさんの映画レビュー(感想・評価)
愛おしい
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愛おしいと思わせてくれるキャラがたくさん。ジョジョはもちろん、ヨーキーもママもエルサもキャプテンKも。劇中でジョジョも言っていたが、ヨーキーは死んだと思ってた。生きてて良かったよ。
冒頭のビートルズでいきなり掴まれた。
ジョジョが「ヒトラー、万歳!」状態からエルサとの交流によって段々と変わっていく姿を描いているが、最終的にジョジョが変われたのはママの教育あってのことだったのではないだろうか。自分の思想を押しつけることなく、ジョジョを尊重して自らで考える余地を与えるような教育をしたおかげで、ユダヤ人のエルサと共生する事への転換をうまくすることができたのだと思う。そうでなく、思想を押しつけるような教育をしていたとしたら、あのように素直に状況を受け入れてエルサと共生していくという決断は難しかったのではないかな。
成長して行くにつれ、ママが言っていたことが分かるようになる。そうなれば、ジョジョは温かみのある素晴らしい大人になれる。
ママの息子への愛ある教育が新たな愛を生んだ。そして、愛は受け継がれていく。
『愛は最強。』
とても良かった。
P.S.
キャプテンKは同性愛者なのでは、というレビューを読んでハッとした。確かにそう考えればエルサを見逃したことやジョジョを導いたこともよりすんなりと頷ける。自分の拙い感性では気がつかなかった...
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