シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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地球を取り巻く外星人の政治事情
怪獣(ここでは禍威獣?)は生物兵器、なるほど。
冒頭のウルトラQの怪獣達のエピソードテロップをもうちょっとゆっくり読ませて欲しかった。
言い慣れない架空のワード連発とはいえ、序盤の演者陣の台詞棒読み感は演出?
長澤まさみが登場して、ようやくドラマ部分が引き締まった気がします。
個人的に、有岡大貴のキャスティングは終始無いな〜って思って観てました、すみません。
メインは地球を取り巻く外星人(って呼称でいいのかな?)達の政治事情。
条約って、力が均衡してる同士で結ばないと意味なく無い?
文明力に圧倒的差がある外星人は条約破棄し放題。
だから、その抑止力となるウルトラマンを排除しようとしたり丸め込もうとしてた訳ね。
なるほど。
神永の純ホモサピエンス時代をもうちょっと描いて、
ウルトラマンと融合してからも、神永の人となりの片鱗は見せて欲しかったな。
あれじゃ肉体が神永ってだけだからね。
ん、それでいいのか?いかんだろ?
ゾフィーとかゼットンの使い方は秀逸でしたね。
知らんけど!
映画ウルトラマンではない映画シン・ウルトラマン
過剰に期待しないように、公開からある程度時間が過ぎた頃に、すっごく普通の状態で何気なく適当に映画館に入って「シン・ウルトラマン」を観た。とはいえIMAXで(笑)。ひとこと、映画ですね!ってのが感想。実相寺昭雄演出の作品だけ集めたオムニバスを観た記憶はあるけれど、基本ウルトラマンはテレビでしか観なかったから。いろいろと意見があるとは思うけれど、科特隊が「禍特対」で「禍威獣」とスーツ姿で対峙するっていうところから、やはり「シン」なのだなぁと思った。もう一回観てみようかな、いや、どうだろう、やっぱり観てみようか。特にこの作品は劇場で観る映画だと思うし、家の小さなテレビモニターで観る作品ではない。なぜなら「シン・ウルトラマン」なのだから。
人間愛溢れる大人向け作品
勧善懲悪モノでは無く、異星人(知識のある側)と地球側(知識が無い側)の言い分の狭間にウルトラマンが立っているのが、基本的な構成でしょうか?終盤にゾフィーの言っているセリフが、一方的で且つ、横暴でこんな発言している、いわゆる増長している人達っているなぁ、と思いながらも自分はどうかと考えさせられる。政治ドラマに関しては、賛否両論でしょうが個人的には好きです。
カイジュウは生物兵器で、メフィラス星人が目覚めさせてたのか、と思うと、いわゆる自称インテリと呼ばれる集団の本性が見えました。ヤバくなったら逃げるところなんかが特に(笑)
なお、既存のウルトラマンシリーズを期待して観ると外した感が有ると思います。
おれもオレも俺も!!
おっ、おおおお俺も3日間風呂に入って無い長澤まさみをクンクンしたい!!
序盤の怪獣vs自衛隊はハイライトでは無く時間割いてでも見せて欲しかったな。
中盤以降は宇宙人が日本政府に独自技術の売込み合戦だったので思ってた映画じゃ無かったけど長澤まさみの色気がかなりカバーしていた。
メフィラスとゼットンの扱いは賛否分かれるだろうけど、最後は米津玄師がカッコよく締めたので良いんじゃないかな?
これはヒーロー物では無い
全編CGの戦闘シーンはリアルで迫力がありました。
初代ウルトラマンの好きな人には非常に惹き付けられる出来だったと思います。
そこは良かったので2ポイントです。
でも、全体を通してはがっかりしました。
前半の怪獣との戦いは良かったのですが、面白かったのはそこまで。ザラブの出て来るあたり以降は興覚めでした。
何でこんな政治色が強くて、人間の嫌な部分を全面に押し出したような作り方をするんですかね?
素直に勧善懲悪な話を作った方が良いのではないでしょうか?
こういう話にしないとウケないんですかね?
メフィラスと密約して結果ウルトラマンが悪側になって、しまいにはゼットンで地球を消滅?
ゼットンが光の国の兵器?
何か平成ウルトラセブンの悪い所だけ持って来たような感じで、観終わった後に全く爽快感がありませんでした。
そんな重い話にしている割に、中途半端に遊びの部分が多い。
わざわざカラータイマー無くして、非人間的なウルトラマンにしている癖に、何で猫背でスペシュウム撃つんですか?
あとニセウルトラマン殴った時に、痛がるシーンまで再現して。
あれを痛がるんなら、ネロンガやガボラの光線を平然と受けられる訳が無いでしょ?
ガボラがパラゴンと同じ顔だと言ったり、胴体部は同じで使い回しにしてるとか、当時の製作費不足の苦肉の策に無理矢理理由をこじつけるようなシーンを入れたり。
カルトなウルトラマンファンへの受けを狙ってるんですかね?
それならばまず、「シュワッ!」と叫ばせるべきです。何で無言なの?
そして何より必要なのは、科学特捜隊です。
全員スーツ姿の、直接怪獣と戦わない連中なんて必要ありません!あんな奴らの出動の時に、”科特隊のテーマ”をかけないで欲しい。
ジェットビートルと怪獣との戦いを作って欲しかった。
しょうもない所にこだわるなら、βカプセルを取り難い場所に落として中々変身出来ずに苦労するようなシーンも入れてくれ!
まあ好みは人それぞれなので、この作品に大感激する人も居るでしょう。
ただ、私には受け入れ難い作品でした。
初めてバカにせず観られた特撮
昔特撮系嫌いだった派なんですけど
純粋にかっこいいと思いながら
観ることができた作品です!
庵野監督が日本で培われたいろんな武器を手に
世界と戦ったろうやないかいという
ある種闘争心のようなものを感じました!
かっこいいので次回作もたぶん見ます!
マジ・ウルトラマンだった。
鑑賞しながら延々と呟いてたのは、「これ、ウルトラマンじゃん。」当たり前なんだけど、ホント、この言葉が全て。ウルトラマンなんですよ。
シンって付いてるけど、あの昭和のウルトラマンがそのままにある。時代に合わせたアップデートとかじゃない。観ていて、「え?」ってなる感覚やシュールさを感じる空気感まで、あの頃のウルトラマン。
正直、私自身は40代前半なので、なんとか昭和シリーズの空気感を知っているけれど、平成生まれからすると、この具合、感じ取れ無いのではないだろうか。シン・ゴジラとは意味合いが違いする。
いや、だからこそ、ターゲットはそこじゃないから良いのか。ある意味自身の歳を感じさせられてしまった作品。
好きだけどね。
小学1年生の息子に観せたら意外とハマりそうだな。
やっぱり怪獣が好き
何か……何かいっぱい言いたいことがあったんだけど……
やっぱり怪獣が好き。
見終わったらこれしか言えなくなってしまった……
シンゴジがどんどん過去のものになって行くのが寂しかった。だってあれまだ平成だった。自分の感動がどんどん過去に行ってしまって風で飛んでいくような。
そこに宇宙からまた風が吹いてきたような。
そんな気持ち。
カッコいいです
コンセプトは比較的単純 地球人の情と愛の映画 行政用語とか科学用語が早口で出てくるので難しく感じます。 逆にそこがいいところだと思いました。
前半で 子供を助けたところでもう主人公は死んでいて 宇宙人に乗っ取られていたんですね。
全編に流れる BGM と効果音ですが 最初は一番古い昭和的なもので 物語が進むにつれて 歴代のウルトラマンシリーズのものと進化していきます 最後は最新のもの そして米津玄師で締めくくる。このこだわりは好きでした。
長澤まさみが巨人化する意味わからなかったので もう一度観に行きます(笑)。
セクハラ描写に感じてしまった
ウルトラマンはほぼ見たことがないので、ギャグなのか本気なのかわからない世界線に戸惑いつつ、最後はうっすらと感動しました。
でも、いくつかのセクハラ描写に違和感があります。
全体的に、おじさまたちのノスタルジックなお遊びなのでしょうか。。
日本が誇るコンテンツとして、恥ずかしくない描写をお願いしたいです。
良かった~
観ないと説明できないですね。
お子様には理解できないかも。
怪獣が日本にしか出ない理由もばるほど。
ゼットンの一兆度の火球、マッハ超え飛行の衝撃波などなど、空想科学読本熟読してるな~。
斎藤工のぶっきらぼうな話し方も役にマッチしてて納得。
長澤まさみはいい女。
シンエヴァよりよほど見応えあります。
ただ、1作ではなく、2~3作に分けて欲しいくらい内容駆け足でした。
あのウルトラマンの美しい造形が1作だけで見納めなんて寂しい。
実写版で劣化版のエヴァ
要するにウルトラマンの世界を借りた低予算の実写版エヴァに見えました。
制作陣はウルトラマンが好きなんでしょうね、それは伝わります。
でも、過剰すぎるエヴァ臭。オッサン臭い女性、格言、四字熟語の連発、絶望した人物への謎の上から目線ポジティブアドバイス、変なエロ要素、中ボス・ラスボスの使徒感などなど……。
せめてCGが豪華とか、セットの見応えがあるとかがあれば救われたかも知れないのですが。観ていて何だか恥ずかしくなりました。役者はどんな気持でこれを演じてたんだろう?と。
突然画質が粗くなるのも意味不明。役者同士がスマホで撮影し合っていたそうですが、何の役に立っているのか。そこで気分を削がれるので、映画に全く入り込めず。
メフィラスだけは楽しめました。あれは最高。この映画、山本耕史さんに救われたのではないかと思います。
愛が溢れてる
懐かしい映像をキープしつつ、うまくCGを使っているのがさすが。
庵野秀明展で観た大学時代の映像に、
お金と時間をかけるとこうなるんだなと大きく頷きました。
それでも嫌味でないのは、とにかく庵野さんがウルトラマンが好きで好きで愛情がダダ漏れているから。エンドクレジットにどれだけ細部に渡って庵野さんの名前が入ってるんだか!
シン•ゴジラが面白くなかった(ゴジラファンにとっては)のは、ゴジラへの愛が残念ながら感じられなかった。さすがと言いたくなるような場面もいくつかあるけれど、あの映画で描いていたのは、現象としてのゴジラとそれに翻弄される人々だったから。
アレもアレも出てないし、もっとカイジュウとのバトルを見たかったけど、それを入れるとあの時間ではまとまらないし仕方ない。
ラストのウルトラマンとアレの対話シーンでは涙と震えが止まらなかった。
そう、ウルトラマンはこうなんです。
私たちは守られるべき、守る価値のあるものなのだろうか。そうあらなければいけないとしみじみ思いました。
帰ったらウルトラマン全話を見直したい。
とにかく興奮が止まらない。
また観に行かなきゃ。
この星の生命体は、命を賭すほどの価値があるのか、ウルトラマン?
かいじゅうは怪獣でなく"禍威獣"と書く。かとくたいは科特隊(科学特捜隊)ではなく"禍特対(禍威獣特設対策室専従班)"と書く。TV版に寄せているのかもじっているだけのか、よくわからないが、諸々、非現実的なSF話を、日本政府や自衛隊を出してきて現実的な設定に置き換えているのが、なんかまじめのようで、コメディのようでもいて、好感でしかない。それに、「なぜか我が国にだけしか出没しない」とか「アプリで言語変換している」とか「(飛んで行ったウルトラマンは)中空で消えた」とか、ぼくらが子供の頃、みんなで粗さがしをしてたことをちゃんと解決してくれている。しかも、名だたる役者たちがまたぞろ出まくっていて、しかも大真面目な顔をして(演技なのだから当然なのだが)、カイジュウ、カイジュウ、と慌てふためき、こちらの熱を冷めさせない。禍特対のメンバーも、メフィラスも、政府高官たちも、結構早口でまくし立てるので、半分以上なに言っているかわからないけど、一般人にはわからないことを議論しているって空気がわかればいいんだろう。そして、それぞれにはそれぞれの大義があり、思惑もある。その中でウルトラマンは、まるで、知らない土地に来たにも関わらず言葉少なに任侠の筋を通して弱い立場に肩入れする木枯し紋次郎のように、自己犠牲も厭わず、黙して戦い、そして何も求めず去っていく。多少の無茶があったとしても、結局、こういう話に弱いのよ。なんだか、自分でも何言ってるかわかんなくなってるけど、この話自体がなんだかわかんない話なので、ちょうどいいか。
追記
どこかで感じていた記憶のある既視感は、そうだデビルマンだ。いいのかこんな奴らのためにと問われる主人公。おそらくデビルマンのラストをそのまま移植しても成立しそうだわ。神永にとっては悲しい結末になるだろうけど。
細マッチョウルトラマン
細マッチョのウルトラマンにはカラータイマーもないし、背中の背びれ?(ファスナー線)もない。そして、シュワッチと言って飛ばない。
ある意味斬新なこと
ずいぶんほっそりイメージ。
劇中でそもそも全裸なのか?服着てるのか?
そうか❗️素朴な疑問言うもんだなぁ。
と、変に納得。
それはともかく、子どもの頃のウルトラマンは怪獣が出てきて、科特隊が戦ってダメだというところでウルトラマンが現れるっていうのが定番だったけど、現代のウルトラマンは、もっと背景が複雑なわけね。
ゼットンが当時とは違うスタイルなれど、あの音は昔と一緒だよー
もう一度、「カッコいい」ということを確かめる
いくつものコンテンツを経て大人になった。
ウルトラマンはそんなミームのひとつ。
どっぷりハマった期間があった。
当時、ウルトラマンに夢中になり
何度も何度も地球を救う「ごっこ」に興じた。
やがてウルトラマンから離れた私は現在40歳。
これまで新シリーズをチラ見することはあったが
楽しめるものでは無かった。
当然のように子供向けに作られていて
ウルトラマンは男の子が通過する点のような作品だと
思うようになっていた。
しかし、本作を通して再び熱が蘇った。
素直にカッコいいと思えた。
何より脚本が素晴らしかった。
大人が興醒めしてしまいがちな
欠落していた設定は緻密に補完されていた。
ウルトラ怪獣を見事に配置した地球を救う物語は
完成度が高く
アニメ作品を具現化したような特捜隊のキャラクターは
オタク心をくすぐるエンタメ要素として充分機能していた。
その結果、
ちゃんとウルトラマンなのに
ちゃんと大人が見ても楽しめた。
余談ではあるが見る前は全く期待していなかった
シン仮面ライダーに期待が持てた。
オープニングのワクワク感
オープニングで多数の怪獣のシーンが出てくるのがすごく興奮した。
現代の技術で再現するからもう最高!
しかし、本編に入るとザラブ星人、メフィラス星人と星人ばかりの対決は見てて物足りなく、ガボラに至っては先端がドリルになっていて地中に潜れると言うもう怪獣ではないと心中では叫んでしまった。
ゼットンももはや怪獣ではなく、もっと怪獣との対決を望んでいたのに。カラータイマーは無いけど実質3分以内の対決にしないで科特隊と協力して苦労しながら怪獣を倒すようにして欲しかった。今回は八つ裂き光臨の使用が多かったな。
もう科特隊(禍特対)は存在意味が無かった感じ。
昔でいうキャップ役が西島秀俊さんでやっぱりっていう感じで頂けないし、イデ隊員出してくれよ。
また、流星バッジもただの飾りになってしまった。
それからウルトラマンは声出せよ。「シュワッチ」とか声が無いとすごく無機質な感じ。
なぜ、タイトルバックでウルトラQからウルトラマンに変わりウルトラマンの歌に繋がるのにウルトラマンの歌が無いんだよ。あれが無いとウルトラマンがそもそも始まらない。
最初のワクワク感からは程遠いぼやきになってしまった。
われらは科学特捜隊
ウルトラマンっぽい話しだったよ。
科学特捜隊を禍威獣特設対策室専従班にして禍特対としてたけど、普通に科学特捜隊で良かった気がするな。
地球より優れた文明を持った宇宙人がやってきて、地球人に色々やろうとするよね。
それを「人間は良い奴らだ」みたいに思ったウルトラマンが食い止めてくれるっていう。
原作でも、光の国の人たちは地球を見下してる感あるんだよね。
初代ウルトラマンでバルタン星人が『我々は地球に移住する』って言ったときに、ウルトラマンが『地球人と平和的に共存するなら認めよう』って答えるんだけど、M78星雲から来た奴が勝手に地球代表として答えてんだよって感じがあったの。
その辺の、進んだ文明を持った宇宙人が、まだ劣っている地球人をどう扱うかで意見が分かれたりするところが面白かった。
科特隊を描くところでは、官僚組織の裏側も描いてリアル感出そうとしてたね。
それもあって、スペシウム光線はなんなのか、物理的・科学的に出すことはできるのかって分析もやってる。
でもここはなくても良かったかな。
ゴジラは元から現実に即した対策を打ってるけど、ウルトラマンは少し荒唐無稽だしね。そのまま押し通しても良かった気がする。
ゼットン出てくると寂しいね。「こいつには負けちゃうんだよ」って。
太陽系を滅ぼす最終兵器ってことになってたけど、ゼットンってZから来てるんだっけ。それなら最終兵器でいいね。
色々あっても全体としては、M78星雲からやってきた正義の味方が地球を守ってくれるっていう話で、観てて面白かったよ。
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