「全く心が動かないまま終わった。字幕が欲しかったかも。」シン・ウルトラマン 頼さんの映画レビュー(感想・評価)
全く心が動かないまま終わった。字幕が欲しかったかも。
全く心が動かないまま映画が終わったのでビックリしました。
私は特別ウルトラマン好き、特撮好きというわけではないのですが、今回はなんとなく評判が良かったので観賞しました。
ですので詳しいことは全く分かりませんし、眠くなりあまり内容が理解できてないと思いますが、全素人目には全く盛り上がりどころがない映画だと感じました。
まずウルトラマンがなぜあんなに人間のことが好きであるのか本当によくわかりません。人間とはさっき出会ったばかりで会話すらほとんどしてないのではないでしょうか?
そもそもウルトラマンになったかみながと以前のかみながとは人格が変わっているのでは?と思いますが周囲はその変化に気づかないのでしょうか?(見落としてるかも)彼には家族などいないのでしょうか?
そしてやたらバディバディと言いますが、長澤さんともさっき会ったばかりでほとんど会話してないじゃん…と関係の薄さが気になったまま話は進んでいき心が置いてけぼりでした。
あと見せ方が悪いのか主要キャストの方々の演技が皆いまいちだと感じました。特に説明セリフを長々としゃべるのですが、滑舌が微妙な人が多く聞き取るのに神経を使いました。
そもそもなんの面白みもなくだらだらしゃべり続ける説明セリフを、ただ聞き取り続ける作業はつらすぎます。字幕があればもう少し楽しめたかもしれません。後はCGと役者の演技が微妙にずれているのも気になりました。
キャラクター描写も良くなく、特に誰のことも好きならないまま終わります。人間を描く気がないのならそれもいいと思いますが中途半端にキャラ付けしてることについて逆にイラついてしまいました。
あと政治家達が無駄に有名俳優だったりするのも「だから何?」という感じです。
あと最近の映像作品はSNSYouTube描写は避けて通れないのかもしれませんが、今回の様にチープな演出だと、「またこういうのか…」とめちゃくちゃ冷めます。チープなYouTube演出なくせに変身前かみながや巨大化長澤さんは長距離からでもやたら鮮明に撮れる高機能なスマホカメラがある世界なのかな?と思いました。
巨大化が解けた長澤さんが「酔ってもないのにブルーベリーシートに…」的なこと言ってましたが、あんな巨大なブルーシート(そんなのある?)から障害物競争の網くぐるように出てきてそんなのんきなこと言う?
そもそもウルトラマン、特撮好きな人間ではないので合わなかったのではと言えばそれまでですがシンゴジラはそれなりに楽しめました。全体としてせめてもっとわかりやすく熱い展開などあれば好みだったと思いますが、全てにおいて劣化したシンゴジラとしか思えませんでした。