「面白かったのですが、私たちと関係なさ過ぎた?‥」シン・ウルトラマン komagire23さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったのですが、私たちと関係なさ過ぎた?‥
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(ネタバレあるので、映画を見てから読んで下さい)
事前に言われていたCGの問題や庵野さんが監督していない点など懸念材料も結構あったと思われますが、意外に面白かったです。
その点は庵野さんが脚本を書いているからだろうな、とは思われました。
しかし、話は面白くはあるけれども、どうも最後まで私たち(人間)にはあまり関係がない話として進んでいるな、とは思われました。
つまり、禍威獣特設対策室(禍特対)の人間側はほとんど付随的にしか活躍せず、ほとんどウルトラマンと巨大不明生物や知的生命体とで完結する話になっているなと思われました。
これが人間側が活躍した『シン・ゴジラ』と違って、『シン・ウルトラマン』の物語が終わってもほとんどこちらに何も湧き上がらない理由だったと思われました。
人間の無力さを突きつけたいのが理由でそうなったのかもしれません。
であるなら、そんな短絡で人間を描かれても困るなと、観客として響かないのもまた当然だろうなとは思われました。
少なくない人も指摘していますが、映画としてはもっとウルトラマン(斎藤工さん)と浅見弘子(長澤まさみさん)など禍特対との関係性をしっかりと描く必要があったとは思われました。
(それは本来のウルトラマンの描く基本では?との記憶もあります)
惜しい作品になっているなとは思われました。
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