「ラストが・・・。」シン・ウルトラマン すけみちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストが・・・。
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現在まで2回鑑賞済み。やはり最低2回は見ないと理解できなかった。限られた尺で始まりから終りまでを描いていること、つまり一本の作品としてまとめていることはまあまあ評価できるにしても、やはりラストのゼットン戦にはかなりゲンナリした。
一兆度の火球を放つとか劇中に説明していたが、それなら宇宙空間(衛星軌道上?)でなくとも、地上で堂々と姿を現して、ウルトラマンが果敢に独りで戦う姿を描くべきだったのではと疑問に思った。
それにより、地上の人類が「独りのガイセイジン」が、地球や人類のためにここまで戦ってくれているという共感や感心が生まれ、最後の最後にウルトラマンが復活して、人類と共闘してゼットンを倒すとかにしないと何も感動もあったもんじゃなかったと思う。
このラストって、いわばトップをねらえやエヴァを意識しているでしょ?間違いなく。このラストだけはなんだか好き勝手に描きたかったという製作者側の意図を感じたよ。
あと、過去ウルトラQ~ウルトラセブンの第一次ウルトラブーム作品の随所を、この映画にところどころ盛り込んでいるので、仮にシン・ウルトラセブンなるものを作ることになったとしたら、とんでもなく大きいハードルが待ち受けていることだろう。まあ前提とかの設定をいじくればクリアできちゃうかもだが、安易に変えて良いものでもないだろうなとも思う。
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