「特撮興味なし、ウルトラマン見たことない。」シン・ウルトラマン しおさんの映画レビュー(感想・評価)
特撮興味なし、ウルトラマン見たことない。
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彼氏に連れられ、映画館に行きました。
「シンウルトラマン?ふーん…、特撮ってなんかチープだし、ウルトラマン見たこと無いけど…」
この感想は開始ものの5分で打ち砕かれ、日本に突如現れた怪獣紹介の早送りに「ナニコレスゲェ!?」となり、空から舞い降りた銀色の巨人の神々しさに、みるみるシンウルトラマンの虜になっていきました。
戦闘シーンは、当時毛嫌いしていた特撮特有のチープさが、なんだかよく分からないけどめちゃくちゃ良い感じになっていて、素晴らしいの一言につきます。
終わった後は、言葉にできない感情になり「す…すごく良かった」の感想しか出て来ません。
これが、小並感というやつ…。
個人的にめちゃくちゃ好みだったのが、宇宙空間に組み立てられていく馬鹿でかいゼットンです。
地上から見上げると、遠くうっすらゼットンが浮かんでいて、どれだけの大きさか伺えますね…。
デザインがカッコ良すぎました。
そして、太陽を背に完成されたゼットンが地鳴りような鳴き声で「ゼットン…ゼットン…」もうめちゃくちゃカッコいい。
鑑賞後、当時の怪獣を調べたら面影は残っているものの大幅に改変されていたんですね。
「こ、これが…ゼットン…かわいい…」
ウルトラマン知らなくても作り手の愛をひしひしと感じ、終始楽しめる事が出来る作品です。
シンウルトラマン、あなどれません。
エンドロール後は、思わず控えめに拍手してしまいました。
自分の人生に無縁だったジャンルにここまで影響受けるとは…。
シンウルトラマン、すごい。
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