「シャン・チーを観た勢いでオークワフィナの演技を確認」フェアウェル kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
シャン・チーを観た勢いでオークワフィナの演技を確認
日本でも昔はガンを告知しないドラマがいっぱいあった。90年代、アメリカのシステムに倣ってインフォームド・コンセントなるものが発表され、そこからはガンは告知するものとして定着。逆に、「家族には伝えないでくれ」と医者に頼むドラマなんてのも出てきたような気がする(かなり曖昧な記憶)。でも、実際に医者から家族に伝えられた時は、時代が変わったんだな~と実感した個人的思い出もありました。
基本的なストーリーはともかく、現代の中国の経済事情がよくわかる内容だった。「100万ドル稼ぐにはアメリカだとどのくらいの期間が?」などという中国好景気をアピールするかのような会話。とにかく中国に戻ってきなさいよ!といった台詞が多かった。
感情が顔に出てしまうというビリー(オークワフィナ)の演技が絶品。『シャン・チー』でも顔芸が出来るほど感情豊かだったなぁ。アジア系の顔立ちなのに大家族の中でただ一人アメリカナイズされていたビリー。言語や文化の違いだけでなく、家族への思いの差が彼女を通して伝わってきた。
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