「ピカール中佐」オフィサー・アンド・スパイ Masatoshi Matsumotoさんの映画レビュー(感想・評価)
ピカール中佐
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最後近くのシーンで、ピカール中佐が大臣にまで上り詰め、その彼にドレフィスが自分には8年間のブランクがあるとはいえ、いまの地位は不満だと漏らすと、法律があるから仕方ないと突き放し、それ以降2人は会うことがなかったと字幕が出る。
最初は、冷たいと思ったが、ピカール中佐はちゃんと法律に則った手続きをせず、反ユダヤ主義でドレフィスを貶めた事実を追及しただけで、英雄行為でも何でもない。だから、大臣にまで上り詰めたのではないか。
そういう意味では、日本の官僚、検察官、裁判官に、彼の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。
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