「全部盛りだった…」ベイビーティース ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
全部盛りだった…
ちょっとしたワルに惹かれちゃう病気を抱えた少女、みたいなラブストーリーかと思ってたし、観始めはそう思ったし、なんなら「あらすじ」で書いちゃうとそう見えるのだけど、違ってた。
十代半ばのどうすれば良いのが分からないままのエネルギーや焦燥感、思い込みや一途さに、愛したいこと、愛されたいこと、愛されることの重さ、愛することの辛さ、そのうえ親としての複雑さや中年の危機に「幸せってなんだろう」まで入った、全部入り盛り盛りの、人生みたいな映画だった…
主人公ミラを演じたエリザ・スカンレンも良かったのだけど、登場人物の中で最も多くのことを知り考えて行動することになる父親役のベン・メンデルソーンが本当に素晴らしかった。コレは父親目線のひいき目ではないと思う…
タイトルになっているタイトルバックのシーンが良いね…
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