劇場公開日 2020年10月9日

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「いつかは、誰もが、ペインティドバード」異端の鳥 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0いつかは、誰もが、ペインティドバード

2020年10月20日
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 予備知識0で、劇場へ。オープニングから、一体、私は何を観ているのかしらと、戸惑い続けた3時間。
 原作も、監督さんの意図も、解りかねます。と云うか、知りたいと思えないんです。ただ、あなたは、鳥にペイントしたことありますか?。ペインティドバードに、なりたいですか?。もし、ペインティドバードを見つけたら、何をしますか?。と、常に問われ続けた気がして、しんどかった。
 本作を宗教や民族で、他者をペイントしたがる、ヒトの宿業と捉えることもできますが、おそらく本作は、明確な正解とか、無理にメッセージを探すものではないようです。ただ、そこにある。そんな3時間。
 是非、皆様もご体感下さい。一時停止できない劇場でね。そしてラストに「フルメタル ジャケット」の微笑みデブみたいな目をしていた男の子に、幸あらんことをお祈り下さい。

「冬の小鳥」
 ヒトは、ホモサピエンスの直系ですが、少しネアンデルタール人のDNA が、あるそうです。ネアンデルタール人は、がっしり体型で、狩猟が得意。反面、共同作業が不得手だったとか。ヨーロッパ系の個体に多く、アフリカ系には、いないそうです。ネアンデルタール色が濃いのが「異端の鳥」や「白いリボン」とすれば、ホモサピ色が濃いのが「冬の小鳥」。併せ御覧ください。

機動戦士・チャングム