喜劇 愛妻物語のレビュー・感想・評価
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観ていて決して気分がよくなる映画ではないけど
この映画、
全編に渡って、チカさんが豪太君をサンドバッグのようにボッコボコにしています。
しかしながら、豪太君は、決してテンカウントを聴くことなく、脂ぎった薄ら笑いを浮かべながら立ち上がり食い下がる。
この件が延々と続きます。
大概、どこかで萎えるんだが、豪太君の邪な愛は萎えることなく・・・
ラストシーンを見ると、豪太君のしてやったりに見えて、なるほど愛妻物語だなと笑えました。
水川あさみがステキ
水川あさみが濱田岳をひたすらイジるが、寝てるシーンは色っぽかった。
夫をボロクソ言ってセックスも滅多にさせてあげないが、子供もいるのに年収50万の脚本家とか、考えれない。バイトでもして生活費稼げよ、って思って観てた。よく離婚されないもんだ。
これが喜劇?なのかなぁ?そんなに笑うようなシーンは無かったように思うけど。
喜劇じゃない。悲劇 愛夫物語
悲劇 愛夫物語 というタイトルにした方が、内容的にはしっくりくるはずだ。
香川の旅の終わりに家族3人抱き合って、路上で罵りあって泣いて笑う姿は悲喜こもごもで、情けなすぎて笑うしかない悲劇そのものだ。
水川あさみ演じる妻は、映画の最初から最後まで、ずーっと怒ってる。
けれど、いつも幸せを呼ぶ赤い勝負パンツをはいて、実は夫の成功を誰よりも祈って経済的にも夫を支えて愛し続けているのだ。
濱田岳演じる夫は妻を愛しているのだろうか。女性目線で観ると、妻や他の女性への飽くなき欲情は感じたが、愛妻物語という程の愛情が感じられない。
喜劇というタイトルの割に1箇所も笑えないし、痛快で明るい話の展開ではない。
シングルの部屋に3人で泊まるため塀を乗り越えて忍び込んだり、3人でかけうどんを2杯しか頼まなかったり、貧乏ゆえの悲哀も感じる。夫の書いたシナリオは日の目を見ることはなく、まさに悲劇の連続だった。
お色気目線での見どころとしては、水川あさみの赤いデカパン姿のお尻と大久保佳代子の胸の谷間くらいか。その需要があるかどうかは別として。
その他には、夏帆のロングワンピース姿のみずみずしさも印象に残った。
テレ東の深夜スペシャルドラマ?
高校生がまんま大人になってしまったような…
わからなくもないけどお金払ってスクリーンで観るような作品?かなって。
確かに旦那のクズっぷりには辟易するけどね。
夫婦は持ちつ持たれつって思ってるから。
奥さんが強い家庭は良いと思うけど強いと怖いは違うかなと。
大久保さん居るか?
結婚や離婚を考えている人に見て貰いたい
「百円の恋」「嘘八百」などで知られている脚本家の足立紳さんが、自らの体験を脚本、自ら監督した作品。
正直に話すと、本作品の内容、内容をストレートに受け入れてしまえば、こんな夫は嫌、こんな奥さんとは一緒にいたくない、子供がうざいとなりますが、色々な見かたでみるのなら、ある意味、人間の幸せの有り方や考え方に関して考えさせられます。
見る人にとっては賛否両論になるだろうけど、私も食えない時代があり、小言を言われても懸命にサポートしてくれる家族がいるのはいいなと思うし、逆に考えれば、本当に好きでもないのに、お金だけある人と結婚して、そのステータスだけ味わっている人もいるだろうし、私自身、男と女はある意味、友情で結ばれる事はないと思っていますが、時にこう言った家族の話を見ると、男同士や女同士のような男女の付き合いもあるんだなと感心させられる。
結婚にしても、子供を作るにせよ、人生を歩むにしても、人間覚悟がいると思いますが、この夫婦は、ある意味、その覚悟の上で、夢や可能性を信じて、今の今ままで生活してきたのかな・・・・・
私的には、羨ましくなります。
男性の本音、女性の本音も見れて私的には、面白かったな・・・・・
良い映画と言うよりも、今、離婚をしようと思っている人や、結婚を考えている人にこの映画を見て欲しいかな・・・
結ばれた者同士の覚悟や思いやりの根っこのようなモノがあると思うね。
笑って泣ける映画ではなく、笑いながら泣ける映画
大声を出して笑いながら、胸が締め付けられて涙が止まらない。
ごく稀にそんなシーンに巡り合います。
私の場合『SING』の洗車のシーンや、『ビフォア・サンセット』のラストのダンスシーンなど。
表面的な“出来事”として捉えると可笑しくて笑えるシチュエーションだけど、そこに至る二人の思いが胸に迫って泣けてくる…
そんな、主観と客観が同時に自分の中に入ってくる感覚に、ものすごく興奮するのですが、
これって映画ならではの体感ではないでしょうか?
『喜劇 愛妻物語』も、そんなシーンがある映画でした。
しょっぱなから、水川あさみのパンツのアップ!!
くたびれた毛玉に目が釘付けww
ものすごい生活感は、近所にいそうな感じで引き込まれます。
男の「ヤリたい!」気持ちの熱量は理解出来ないものの、妻とのセックスに向けての計画と努力の空回りが笑えました。
原作が小説なので、主人公の心情がナレーションで語られるのですが、その声がモロ『W座』
ホントやめて〜〜〜!!
WOWOWに『W座からの招待状』という番組があって、毎週ハズレ無しの厳選された映画を堪能しています。
番組の冒頭に、その日に放映される作品からの招待状が届くスタイルなのですが
文:小山薫堂、絵:信濃八太郎、声:濱田岳、音:阿部海太郎
なんとも贅沢な招待状で、とくに濱田岳さんの声は、普段より抑えたトーンの中に穏やかな温かみがあって、心地良く映画の世界に誘ってくれます…って、まさにその声で!!
W座の素敵な声が、セックスしたい男の心の内を切々と語る!
キモさ倍増〜ww
そんな、妻とのセックスに向かってあの手のこの手を駆使する夫に対して、もはや反射神経で拒否する妻の斬れ味が鋭いww
不甲斐ない旦那に愛想が尽きている妻から
スラスラ出てくる暴言は、酷過ぎて笑えます。
美人でしっかり者の妻は、苦しい家計をやりくりする一家の大黒柱。
酒の飲みっぷりもカッコイイです。
立て板に水の罵詈雑言マシーンと化した妻の聞くに耐えない言葉を、セックスしたい一心で受け流す夫。
上辺だけのご機嫌取りは、負のスパイラルにハマっていきます。
でも、愛想は尽きても、愛は尽きていない。
むしろ才能を認めているからこそ苛立ちも強く、罵詈雑言も奮い立って欲しいと思っているがゆえ(?)
それなのに、チャンスを逃しても愚痴るだけの夫に対してついに…!
好感度が下がるであろう、濱田岳のエロに必死な演技が凄かったww
そしてラストの何とも言えない表情も絶妙!!
笑いながら愛しさに包まれる映画でした。
追記:大久保さんのグイグイ来るエロスと、夏帆ちゃんの匂い立つエロスも見どころです。(^^)
水川あさみの怒りっぷりが最強!☆!☆!☆!
最近、見た映画の中でも最高に楽しめた作品の一つでした。濱田岳が演じるダメダメ夫も濱田岳らしさがたっぷりと出ていて、とても良かったけど、何と言っても最初から最後まで水川あさみの最強妻ぶりが最高で大いに笑えました。
2019 32nd TIFF
笑って泣ける作品。
濱田岳が上映前「自分史上最低の役でごめんなさい」と言っていたけれど、むしろ水川あさみの方がヤバ過ぎに見えた。スクリーンに晒すのが憚られるくらいのパフォーマンスを二人とも見事に演じきっていて、見ているこちらは大いに楽しみきった。
タイトルから映像も音楽もストーリーも全部、あるひとつの塊として集約していたような印象で、涙と笑いもさることながら、トータル的な質の高さも感じた、下ネタ満載であるにもかかわらず!そう感じてしまう素晴らしい作品だと思った。
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