トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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作品も観客も時代に取り残されていた
お台場の3面スクリーンで観た
9割が中年だった。
とにかく観客のマナーが酷いのである。
予告編中叫ぶおばさん、ポップコーンうるさく食べる選手権があったら優勝しそうなオジサン
飲み物の氷をシャカシャカするオジサン、前後に揺れるおばさん
館内のルールやモラルをどこかに置いてきたのか、こんなうるさいのは初めてだ。
シンウルトラマンも客層は同じ筈である。皆大人しく観ていた。なんだこの崩壊具合は。
客が客なら作品も作品である。
1980年代のお祭り騒ぎ時代はアレでよかったかもしれない。
時代が変わり平和について、隣国について考えるようになった現代で、敵をやっつけました!バンザイ!では済まないものがあるだろう。
要は中身がスッカスカなのである。愛と青春と仲間について延々にやってるわけである。
ただ飛行シーンはめちゃくちゃお金かかってたし、スクリーンで観る価値はあった。
しかしストーリーが無い。
私たち若者は置いてけぼりを食らったような感覚に陥った
中年よ、落ち着け
もう時代は若者に任せて引退しろ
一作目を予習しておくとカタルシス10倍
凄い!確かに完璧な続編。
OPからファンを喜ばせてくれます。
一作目を予習しておくとカタルシスは10倍!
36年後にこの展開は胸熱過ぎる🔥
教官になったらマーベリックの魅力半減では?
は杞憂でした。教官になっても最高にクレイジー。
招集された若きエリートパイロットから滲む
演技とは思えない自信と存在感はトムと共にした
厳しいトレーニングの賜物ではと勝手に想像。
中学時代に定期購読していた
ロードショーでトップを飾っていた
トム・クルーズとジェニファー・コネリー。
今も第一線で活躍している凄さ。
多感な時期に素晴らしい作品で
何度も興奮させてくれた
トニー・スコット監督にも心から感謝を。
最高過ぎて…震えてしまった
待ってましたぁ♡とにかくカッコイイひとこと!!
トムクルーズ キャプテンピート "マーヴェリック"
オープニングの曲 懐かしのデンジャーゾーン
なんか涙が出てきて感激の曲
親友を亡くてしまった過去のトラウマから…現在のマーヴェリックの心
とにかく観てほしい作品です
懐かしのジェニファーコネリーも出演していて
なんか時代が流れてる感じがわかりました。
久々の傑作
ここ数年トムクルーズが主演する映画の中でも一番良かった作品。というか、歴史に残る傑作。
いままでのマーベル作品での友情や信頼性などが、霞んで見えるくらい、偉大な作品。
これぞ、映画。映画館で見るべき。
#39 初代『トップガン』ファンの心鷲掴み
一言、面白かった〜。
私は見る気なかったんだけどダンナが観たいというので見に行ったら、客層は私達みたいに若い頃初代『トップガン』を見て感動したであろう年齢層が6割くらい。
ウチも昔結婚前に2人で見に行ったな〜。多分吉祥寺の映画館に。
な〜んていうカップルや友達同士も多いのでは?
昔も飛行機がグルグル回ったり、ロックオンから逃げたりというアクションが絶品で派手なサントラ音楽と共に大ヒットしたけど、今はCG満載の映画が多い中、ガチにリアルに見える本作に心鷲掴み〜。
最近ハリウッド大作を毛嫌いしてたけど、こんな作品ならまた観たいわ。
ってゆうかかつての映画はこんなふうに夢のあるものが多かったのになんで最近のは邪悪系とか多いんだろう?
感動
正直まったく観る気はなく、旦那さんの希望で映画館に行きました。前作もちゃんとは観てなく、音楽だけは知っていた状態で、始まった途端、一気に映画の中にダイブ!そこからはもう一瞬も目が離せず、手に汗握り続け、ハラハラドキドキ、スクリーンに釘付けでした。飛行シーンでは自分も空を飛んでるような、コックピットの中にいるような気持ちでした。映像も凄いし、トムの演技が凄い!そして魅力が凄いです。失礼ですが初めて彼がなんでこんなにスターだスターだといわれてるのか、やっと私にも分かりました。これこそ絶対に映画館で観るべき映画です!!どんなに大きくてもテレビじゃ勿体ない。初見は必ず、大きなスクリーンで!たくさんの人に、夢中になって観て頂きたい映画です。観て良かった!旦那さん有り難う(人´︶`*)❤
今更トップガン?と観る前は思ってたのに「デンジャーゾーン」が流れた瞬間に涙腺崩壊。最後まで涙止まらず。前作を未鑑賞でも十分楽しめる。が、前作の落とし前を付けつつ実は“オジサン頑張れ”という映画なのだ。
①1986年製作の『トップガン』は実は名作でも傑作でもなく映画としては凡作と言っても過言ではない。確かにトム・クルーズをトップスターに押し上げたし、当時としては珍しかったケリー・マクギリス扮する女性教官も凛々しくてカッコ良かったし、まだタラコ唇でなかったメグ・ライアン(『Harry Meets Sarry』でスターになる前)は本当に可愛くて注目されたし、でも、同じ海軍の訓練生を描いたものとしては同じ時期に製作された『愛と青春の旅立ち』の方が映画の質としてはずっと優れていた。当時のレーガニズムを背景に好戦的であると批判されたし、MVみたいな映画(確かにヒット曲続出)だと揶揄もされた。②然しだ。30年という月日を経て若い俳優達に囲まれてすっかりオジサン顔(と言うか私より一つ年下なので60歳だよ)になったトム・クルーズを見ていると、自分が経てきた30年という月日をいやが上にも振り返ってしまうと共に、60歳になっても(スターだから当たり前ながら昔の60歳に較べると遥かに若いし、ジェニファー・コネリーとのラヴシーンも全然違和感無いし)こんなに頑張っている姿を見ると自分もまだまだ頑張らなくては、と勇気づけられるし、こんなオッチャンに成れるものなら成りたい、と思わされる。③もう、映画自体の批評は後回しにしても、若い人達に嫌われても、リアルタイムで前作を見、また同じ30年という月日を経てきたものとしては先ずその事に泣かされてしまう。初めはアイドルでしかなかったトム・クルーズやジェニファー・コネリー(それにしても美貌が衰えないなぁ)が30年経って今だに第一線で活躍するトップスターとして生き残っていることに感無量。トム・クルーズは80年代のヤングアイドル達(確かブラット・パックと呼ばれていたっけ)の中では特に目立った存在ではなかったのに(ロブ・ロウや、マット・ディロン等の方がスターになると思われていた)、彼らの中から一頭抜きん出た上に、還暦を過ぎても未だにトップスターとしての地位を維持するなんて当時からすれば想像も出来なかった。④前作の『トップガン』では若さとガッツだけが取り柄の向こう見ずな若者でしかなかったのに、本作では出世よりも現場を選び、年下のスタッフに信頼され安心感を与え、上官(エド・ハリスは流石に老けたねぇ)に逆らっても信念を通す反骨精神を忘れず(でも跳ねっ返りではなく年齢に似合った冷静さと落ち着きを身に付け)(それだけ修羅場をくぐってきたからこそ)、常に前線で実戦を経験した者だけが持つ説得力と貫禄を兼ね備え、でも若者たちに混じっても浮かず恋が再燃しても可笑しくない若さと愛嬌もあるという本当に良い年の取り方をした“オジサン”を演じて画になる本当に懐の深い俳優になったものだ。⑤と、昔語りはこの位にして、本作は映画としても前作よりずっと上手く出来ている。(ミリタリーの事には疎いので場違いや変な用語を使っていたらご免なさい)ドッグファイトや挿入歌が全面に出てドラマとしては薄っぺらかった前作に比べずっと成熟した脚本になっている。勿論、経験豊かで頼りになる軍人で、でもグースの死のトラウマに未だに縛られている複雑なキャラクターをトム・クルーズが演じられるという前提があっての脚本だけれども。演出もシャープ。ミッションに選ばれた12名の若きトップガン達のそれぞれの個性もくっきりと描き分けられているし、よくある半目・反発・ライバル意識から友情や団結心に変わっていく過程も自然に描かれていて好感がもてる(個人的には一見トップガンには見えないボブがお気に入り)。前作では最後までライバルだったアイス(懐かしや、ヴァル・キルマー)(本作ではルーターとハングマンとのライバル関係に投影されている)との30年に渡る友情を感じさせる二人の演技にもまた涙💧。周りの上官や下士官等に扮した俳優陣も好演。上で述べた様にミリタリーものには疎いけれども訓練シーンの迫力には圧倒される。反面、若いトップガンでも失神するG10に本当に60近いオッサンが耐えられるの?(自分を引き合いに出してます)とか、本番の攻撃(二つの奇跡)が一発で決まるのはご都合主義でないかい?(ただ緊迫感がただならないので正直余り気にはなりませんが)、撃墜されたマーヴェリックとルーターとが敵の基地から脱出するのがまるで“ミッション・インポシブル”みたいな?というところは気になる。最後、敵機に打ち落とされようという瞬間ハングマン(予想通り)が助けに来るというのはこういう映画にはお決まりの展開で文句を言う気はないけれども意外性がないのも事実。ミッションの本番が始まるまでの緻密な展開がミッション成功後やや粗っぽい展開になってしまうのが不満といえば不満だが、ともかくお陰でマーヴェリックとルーターとの確執が無くなり疑似親子になれたので善しとしましょう。⑥物議をかもしたバッジの問題もちゃんと日の丸と台湾国旗になっていたし。コロナ禍の間に国際情勢が変化した(中国の国際社会における政治的・経済的地位の低下)等関係しているのかも知れないし、劇中に出てくる“ならず者国家”ってどこ?とか気になる上、それこそオジサン連中はこういう問題を議論するのが大好きな人種なのではありますが、ここは映画のレビュー欄なので止めておきます。⑦敢えて言えばアクションシーン(訓練シーン・実戦シーン)の迫力に比べれば人間ドラマの部分がやはり若干弱くてバランスが悪いという難点はあるけれども、これだけ予想外に泣かしてくれた(30年という歳月に思いを馳せらせてくれた)のと、最後に流れるレディ・ガガ(大好き!)の主題歌にモロ感動したので⭐一つ分オマケします。
すばらしいの一言
成人してから早20、30年。映画館には月4、5
回は行きます。
今回の作品は、ここ10年で一番の仕上がりです。
主人公に心の底からかっこいいと思ったのも初めてでした。
この作品を観るのに、1万円は出せます。
コロナコロナで騒がしい世の中、久しぶりにスッキリできました。
ありがとうございました。
トム アラ還とは思えん
出だしからノリノリのテーマソング 昭和親父の胸に刺さる トムクルーズもうすぐ60なんだって 信じられん 髪がふさふさ ムキムキマッチョ ジェニファーコネリー 相変わらず綺麗 ジェット機すげー バイクは忍者ですか 青春思い出したなー ぜひ見るべし
素晴らしい!
吹替え観賞しました。
36年ぶりの作品、トム・クルーズさん最高です。
飛行機の腕前素晴らしいです。日々体を鍛えていたんですね!
教官となり戻って戻って来ましたが、教官ぶりも素敵です。
お父さんのこともあり、ルースターはマーベリックに反発していましたが、素晴らしい相棒です。
アメリアの表情よかったです。
最後、敵の飛行機を盗み逃げ出したのは、ビックリしました。
次回作は、10年後くらいでお願いします。
2回目字幕鑑賞 10月2日
教官の手本すばらしい!
ラストの脱出やっぱりスゴいです!
超大作
まだ余韻が残っている。トップガンマーベリック、あれだけ楽しみにして公開初日の朝イチに行ったのにその期待を遥かに上回ってた。4DXで観れたのも自分が戦闘機に乗れてるような感覚で飽きなくてとても良かった。劇中何回も泣きそうになった。自分の語彙力じゃ足りない。本当に最高。トムクルーズ大好き。
トップガン マーウ゛ェリックを見て感じたこと
1 「トップガン」の30数年振りの続編。
2 前作は見ていないが、前作のショットを所々で挿入することでポイントを
押さえることができ、特に支障はなかった。帰ってから
、アマプラにて確認。かつて見た人も記憶が呼び戻されると思う。
良かったところ
・主人公と相棒グースに係わる前作の設定を上手に活かしている。
・ラストに向けての主人公と相棒との絆、そしてもはやこれまでという場面でのカタルシスは、筋立てとして泣かせる。
・前作からの経過年数が長すぎる欠点を補うため、本作の相棒のメーキャップや雰囲気など人物造形や場面場面で前作との類似性を持たせるなど演出面で工夫していた。(経過年数の関係で今回の相棒の年齢は合わないように思えるが・・・)
・トム・クルーズの60歳近い年を感じさせない体作り。単純にすごいと思う。上半身裸で運動する場面があるが、若い俳優となんら遜色ない。
どうかな?と思ったところ
・前作にあったイケイケな主題歌もなく、全体的にテンポが良くない。
・空中戦、特に訓練時の描写が分かりにくいし、淡泊。(飛行機が高速化かつ高機能化しているため仕方ないかも)
・与えられた最後のミッションは、アメリカ空軍が他国に対する明白な攻撃。世界大戦に繋がる設定てあり、現実離れしている。フィクションとしたら、反撃の程度が弱い。
3 無人のドローンがパイロットを駆逐していくような時代にあって、 トム・クルーズは、そのながれに棹さす最後のドッグファイターを演じた。旧型の戦闘機で、敵方のAIを装備した最新の戦闘機に相対し、経験と閃きと技術を駆使し打ち負かす。作り方によっては、老け役にして、時代に取り残された戦闘機乗りとしての矜持を示す挽歌にもなり得たと思う。殉職させても良かったと思う。だけど、そうはしなかった。いわば、アメリカ娯楽映画の王道を歩いてきた彼のまだまだやるんだよという名刺がわりの作品となった。
★5じゃ足りない程の大傑作
想像を遥かに超える最高の映画でした。
これをIMAXで観ずして何を観る!?
前作の要素があちこちに出てきますので、先に見ておく事は必須です。
しかし! それさえ見ておけば、これ以上ないというくらい完璧な続編だと思いました。
冒頭、いきなりファンを釘付けにする始まり方にはテンション上がりまくり🆙
懐かしい人物の面々、見事なまでに繋げてきた脚本。
そして新しいながらもどこか昔を思い出させるトップガンのメンバー。
全てにおいてドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーの拘りが感じられます。
挙げ句の果には凄まじいまでの迫力とカッコ良さの空中戦。
このクライマックスはもう何度でもIMAXで観たい❗ また観たい‼️
CGを極力使わないという撮影方法はリアリティがハンパじゃなく、マーヴェリックの飛行シーンはもはや戦闘機の疑似体験。
こんなに凄いのか…!と見てるこっちがヒヤヒヤします💧
間違いなく戦闘機ムービーの、トム・クルーズ作品の最高峰と言えるでしょう☝️
前作「トップガン」を見た事ある方。
これは映画館で観るべきです。
いや、IMAXで観て絶対に損はしませんよ!💪
作品に対する愛情が尋常じゃない
トムクルーズの並々ならぬ作品愛を
存分に堪能する事ができる作品に仕上がっています!
時代の変遷と変わらない人の営みと愛情、
過去とこれからの対比バランスが素晴らしく
ぜひ前作を知ってから観て欲しい!
マーヴェリックというキャラクターに憑依する
トムクルーズの俳優信念を
大きなスクリーンで楽しんでください!
王道の直球勝負!トムクルーズのカッコ良さ炸裂
映画comスコアは異例の4.6!こんな映画は他に見当たりません。(2022.5時点)
60歳のトム・クルーズを最大限にカッコ良く見せる練りに練った物語に、皆が抱く前作(86年!)のノスタルジーも巧みに利用して、本物の戦闘機に役者を乗せて飛ばした、文句なしのアクション映画。いい歳して劇場でシートの肘掛けを何度もつかんで踏ん張ってしまった。
観終わってみると、びっくりするほど直球シナリオで、物語として味わい深い何かがあるわけでもないが、文句を付ける気が起きない。純粋な「おおーかっこいいー!」という感情が湧き出て来ることは否定のしようがない。
60歳になってもトムはカッコ良い。むしろ前作よりカッコ良い。実際トムの表情のアップが多くて、恐らく30〜40%くらいはトムの顔である。20代の頃からスーパースターのあり様を体現し、更新し、世界中に期待され祝福されながら60代を迎えた彼が今後どんな仕事をするのか、これからも楽しみ。
アイスマンとの再会シーンは、観客の側で30年熟成された前作の思い出と相まって、不思議なほどエモーショナルなシーンだった。マーベリックとアイスマンが、80年代にはなかったスマホでチャットしてるのは笑ってしまった。
組織のはみ出し者や、不当に評価されない者が最後には(60歳で!)大成功を収めるという、中年にはたまらない図式と、クライマックスの1点に向けて全ての要素を集めていき、歓喜の中で終えるというシンプルな脚本は時代を問わない王道だということが証明されたように思う。
あえて書くと、ヘリコプターが飛んでくる下りとか、その後の離陸シーンなんかは、ミッションインポッシブル風で蛇足感があったが、多くの人が、まあいいでしょう!と思ったはず。
期待以上でした(≧∇≦)
続編の映画って、以外に期待はずれな物が多いのですが、前作より今回の作品の方が良い気がしました
ハラハラドキドキもあり
友情もあり
愛もあり
なんと言っても、おじさんになったトムが素敵
そして、空を駆け巡る爽快感
前作見てなくても、これだけで満足できる作品になってました
若い人にも、ぜひ見てほしいと思いました!
生半可なものは作らないという覚悟とプライドを見せつけた圧巻すぎる復活
待ち切れずに公開初日のレイトショーに飛び込んだ。
エンドロールの後、場内では拍手が沸き起こった。
トム・クルーズとジェリー・ブラッカイマー(トムとジェリーやん)から、続編を36年も待ち望んだ世界中のファンたちへの満額回答。
いや、その期待を遥かに超えてきた弩級の復活だ。
作品全体から"生半可なものは作らない"という覚悟と心意気とプライドがみなぎっていた。
ケニー・ロギンスの「デンジャーゾーン」で幕を開け、お馴染みのレザージャケットを纏ったマーヴェリックが、夕陽をバックに滑走路のF/A-18とバイクで並走する。かつての相棒グースや宿敵アイスマンとの友情も描き、オールドファンには胸熱な前作の遺産を踏襲しつつも、仲間の死に苦悩し成長し、教官として新たな世代へとバトンタッチを迫られる天才パイロットの物語として深みを増している。
マーヴェリックに遺恨を持つグースの息子ルースター役に「セッション」のマイルズ・テラーを得て、その葛藤と関係性の行く末にもぐいぐい引き込まれる。
一方でオジさんになり多少思慮深くなったものの、やっぱり根は無鉄砲で命知らずなマーヴェリックに心が躍る。
そして何といっても圧巻はCGを使わずあくまで実写にこだわったリアルかつド迫力の飛行シーン。
トムをはじめ演者たちはなんと5ヶ月に渡る飛行訓練を経て、実際に超高速飛行する戦闘機のコックピット内で自体重の何倍もの重力負荷がかかるなか演技しているのだから恐れ入る。CGでは演じきれない演者たちの顔色や表情の自然な変化こそが、人体の極限の過酷さを物語っている。
観ているこっちも身体を右へ左へ揺らし、アドレナリンが湧き出てくる。
観終わった後のカタルシスたるや。
前作公開は86年、私は高校生だった。
リアルタイムで一番映画を観ていた時代ではあるものの、80年代はポップで人気先行、エンタメ要素に振り切った作品が多く、個人的には60-70年代の映画の方が好みだった。
根が暗いもので。
しかし良い意味で馬鹿馬鹿しいくらい楽しかった。
映画という枠に囚われず、音楽やファッションにまで影響を与え、若者や子どもたちにも多くの夢を与えたカルチャーそのものだったし、その後の時代を牽引する新たなスターたちを数多く輩出した時代でもあった。
この前作で大ブレイクを果たし、スター街道をひた走ってきたトム・クルーズ。彼自身の歴史が詰まっているこの作品に賭けた想いと、前作を観て育ったファンの熱い想いとが見事に合致したエモーショナルな瞬間だった。あっぱれ‼︎
しかしこれに触発されて、日本でも「ベスト・ガイ」(織田裕二主演)の続編を作るのだけはやめておいた方がいい。
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