「全編通して快楽要素全開の超娯楽大作は”強く正しきアメリカ”へのトリップを誘う・・・」トップガン マーヴェリック O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)さんの映画レビュー(感想・評価)
全編通して快楽要素全開の超娯楽大作は”強く正しきアメリカ”へのトリップを誘う・・・
愛・友愛・誇り・筋肉・娯楽・大空・自由・人命・エリート・追悼・懐古・宥恕・不屈……アメリカの正の遺産をこれでもかと敷き詰めた超娯楽大作です!
現代では現実的には起こり得ないであろう戦闘機同士によるドッグファイトを、現代の最高水準の撮影・演出技術で現実のものとして見せてくれます。その空のロマンを繰り広げるトップガンたちの友情と恋のドラマは、その瑞々しく美しい極上の上澄みを抽出することでどの世代にも普遍的に響く人間模様としてダイナミックに訴えかけてきます。
しかしながらその過剰なまでの”現役感”はともすれば優勢思想の温床になりかねず、”老い”や”衰え”を忌避させる危険性も孕んでいるのではないでしょうか...。
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