「退屈…」血を吸う粘土 派生 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
退屈…
前作未見。一応前作のあらすじは読んでいきました。
前作で封印された呪いの粘土が復活するシークエンスはまぁまぁ面白かったです。
が、その後は変なところにばかり特殊メイク使って、肝心の殺害吸血シーンは基本「キャー!」「プスッ」の繰り返し。非常に単調。かろうじてインパクトのあった被害者は2人くらいで、それもホラー映画としては普通レベルのインパクトです。
主人公とその姉以外は人物描写が薄いため感情移入しづらく、ピンチになっても「助かってくれ!」という気分にあまりならず。その上殺され方もごく普通となると、殺人〇〇の映画として一体何を楽しめばいいのやらと…
肝心の呪いの粘土・カカメ君も特殊メイクの出来がバラバラで、まぁまぁ気持ち悪く見えるシーンもあるにはありますが、触手らしきものが「ビニール手袋つけた人間の手」丸出しだったり、ぎこちなく動いて不気味に見せたいんだろうけど本当にただぎこちないだけだったり、まぁたぶん予算的なアレなんでしょうけどもうちょっとアイデアでカバーできなかったのかなと。
ラストも個人的にはいきなり過ぎて萎えました。理屈は分かりますが…
前作未見ゆえ、前作から繋がる細かいネタが拾えておらず、もしかしたら前作観たら何かまた別の面白さが見つかるかも知れません。
…ただ正直これで前作観ようって気にはならないですね…
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