「兄貴だったのか…」国家が破産する日 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
兄貴だったのか…
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硬派なストーリーでありながら、通貨政策チーム長、街場の工場長、金融コンサルタント、それぞれの立場を描き、スピーディーな展開で飽きさせず、非常にリアリティがあって引き込まれた。バブル→崩壊→20年後の現代を上手く描いている。IMFってそうだったのかと。交渉役をバンサン・カッセルが好演。自殺者が前年比140%は国による殺人と感じるし、他国のこととは思えない。やはり自分で自分を守るしかないのか。国の金融危機をいち早く感じていたにも関わらず、兄を救えなかったチーム長の無念さが伝わってくる。その危機をチャンスに変える者、国家側にいながら、巧みに利用した者、実際にいるんだろうなぁ。
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