劇場公開日 2019年11月1日

「疑問が残る映画だった。」ブラック校則 さらさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5疑問が残る映画だった。

2019年11月12日
スマートフォンから投稿

海人くん樹くん目当てで見に行きました。
2人の演技は良かったと思うし、また見に行きたいと思ってます。(これはオタク心ですが...)
しかし、内容で気になるところがあります。
「自由」を題材にしているわりには、中で出てくる校則に抗う行動や最後の終わり方は、本当に自由なのでしょうか。あのような行動により迷惑に思う生徒、近隣の方への迷惑など、創楽と中弥の2人では責任が取れない部分が出てきます。それは「自分勝手」な行動になるのではないでしょうか。苦情が入れば学校の責任になります。2人は怒られれば済む話でしょう。しかし学校の信用問題に関わり、2人が起こした行動による面倒は結局は学校が対処しなくてはいけません。それは完全に自分勝手な行動です。自由とは自分が責任を取れる範囲内で行動することです。
また、これはフィクションなので議論する点では無いと思いますが、、、
彼らはこの校則を認識した上で入学しています。組織に属するということは、定められた決まりを守ることは絶対条件だと思います。それをより良くしようとすることは大切だと思いますが、自分勝手に行動し、覆そうとするのは考えがあまりに浅はかで幼稚だと思いました。
これが自由を手に入れるための一つの行動として若者たちに認知されるのはとても怖いことだと思います。
もちろん、先生が生徒に暴力を振るったり、大声で脅迫を行う生徒指導は絶対にあってはいけないことだと思います。そこは、最後に校長が対処したので良かったのではないでしょうか。

いまいち、モヤモヤ感が最後に残る映画だったと思いました。

コメントする
さら