ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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思い付き儀式段取り説明映画。
異文化の異様でなく、カルトの洗脳と思い付き儀式段取り説明映画。
一糸乱れぬ村人、ラリっては恐怖半減だろなど不満。
序盤15分の不穏は愉しんだが。
今村昌平の影響下らしいのは嬉しいが、気合が段違い。
洗脳セラピーの有効性を語るには取材不足。
ホラー好きなら見る価値あり
重い女
不気味だけど、美しい描写
劇中の風景の美しさや、身に付けている衣装の綺麗さと、カルト的な人々の言動の不気味さが合わさって不思議な世界観だった。
ストーリーは伏線が沢山張られていることもあり、想像通りの展開だったのが少し残念ですが、序盤から終盤にかけての主人公の内面の変化の描写がわかりやすかったのと、終わりはスッキリしていて後味も良かった。
あと個人的に人生を四季に例えるというのが素敵だなと思いました。
儀式の怖さ
なるほど。こうきたか。
話題なので、どんな内容だろうと視聴。
なるほど。印象的なシーンが、1つ、1つと増えていく。
進行はゆっくりと、展開がおそい気がするが、それは、セレモニーをじっくりとなるべく同じ時系軸で見てほしいという監督のおもわくか。
最初のシーンが長いという意見があるが、あれはもともと他人の態度や意見などにふりまわされたり、アドバイスをきかないと安心できないような自分がない情緒不安定の主人公が、さらに悲劇に出会い、苦しんでいるのを見せるためだった。
そして、あの集落の人々が、「共鳴」することで、
主人公は、自分が悲しいときに、まわりも同調し悲しんでくれることに、心の平安を手にしたのではないか。
最後の主人公のほほえみ、それが何よりもの印象だった。
それは何を意味しているか?
それは「裏切る」彼氏よりも、確固とした信頼をおける「クイーン」の位置ゆえで、それを手にした安らぎの笑顔だったのではないかと思う。
それは、最初のシーンで描かれた、人の態度にふりまわされたり、人の態度で自分がどう思われているかを気にする主人公とはまったく変わっている。
そうさせる、この集落の良さであり、怖さ・・・・
全ての共有
そのリアルさにぞっとする。
1つ1つの絵や、木の文様など作りこんでいる演出。
そして、暗い、見えない怖さで見せるのではなく、
まばゆいほど明るみの中で見せるシーンが、今までには無い切り口だった。
"いにしえから続く儀式"のリアリティー
心理的に迫るカルト映画
さすが実験的作品を次々と世に送り出すA24。今までも無数のカルト映画がつくられてきたが、基本は現代文明から逸脱した生死観や性を描いていて、わかりやすく「おかしい」。
この作品の新規性はおそらく、その奇妙さがうまく説明できないところだと思う。初めから人類学の研究であることが旅の目的とされているので、西洋文明と異なる概念だとしても、違和感は覚えない。ホルガの生死観も「輪廻」という普遍的な考えであり、受け入れられないような代物ではない。
それなのに、どこがが奇妙なのだ。画の中心ではなく背景で奇妙なものが映りこんだり動いていたり、何やら不穏な空気が延々と漂う。さらにはフラッシュバックなど、様々な仕掛けが観客を考えさせる。
「ミッドサマー」とか言っておきながら真冬である冒頭シーンが全てを物語っており、また要所要所に伏線が張ってある。見返さないと全然回収できない。
最後のシーンもまるである意味ハッピーエンドだが、エンドロールで流れる曲で繰り返されるフレーズは「太陽はもう輝かない」。これも意図的としか思えない。
おもしろいとか、怖いとか、そういう観点ではない。これはもう言葉にできない。
絶対夢に出て来るこれ
ホラーって元来スピード感をもって
次から次に恐怖が襲って来て
「あー怖かった」と思うものだと思ってたけど、
今作はのんびりゆっくり、何かおかしい、どこか不気味な
状況が続く。
とにかく気持ち悪い。
悪夢を永遠見せられてる感じ。
ちょっとした仕草や会話、
壁の絵、
謎の歌、踊り、
しきたり、儀式、
食べ物、かき混ぜて飲ます飲み物、
何から何まで気持ち悪い。
感覚的にはバットを額に当てて10回回って
視界がグルグルなってるような感覚。
北欧版「グリーンインフェルノ」は
スウェーデンを恐ろしい国に
仕立てあげたと思ったのは僕だけだろうか…
しかし、長い。120分内にまとめてくれたら
もっと見やすかった気もするけど、
日本で女性を中心に当たったわけだから、
今作の魅力が分かってないのかもしれない。
一つ言えることはら私はアリ・アスター監督が苦手だ。
自己満宗教映画
明るい中の狂気。
軽い気持ちで見始めたが、何と2時間越えの作品。
しかし、家族で見る内容ではないため、家族が寝静まったあとに一人で見るしかない。
衝撃的な狂気にキラッと起きてしまい、朝までコース。
エロ&グロ耐性が無いと無理だと思う。
吐く人は吐くしトラウマになる人はなると思う。ある程度の覚悟がいるかも。
特にエロはぶっ飛びすぎて狂気すら感じる。ええ…なんやこれ状態。
グロはだいたい「はい、偽物ね。人形感強〜。」って思うんだけど、なんか、この作品は生々しいというか、本物のグロをみせつけられているようなリアリティがあった。
グロシーンの忘れられない「音」がある。
中盤までは本当にホラー?と思う程普通の映画っぽい。ただ、ちょいちょい変な違和感があるシーンがある。村についてからの狂気っぷりが段々ゾワゾワ、迫って来る。伏線が非常に多いため、見終わったあとも完全解析サイトなどで2度狂気を味わうことができる。「何、あれ…?」と思ったら伏線だと思ったほうが良い。
他人にお勧めするかといわれたら考える作品。いろんな意味で。
ただ、一度見ると、ディレクターズカット版も見たくなる。
私もミッドサマーワールドに足を踏み入れてしまった。
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