ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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地獄のウルルン滞在記
「ヘレディタリー継承」のアリ・アスターの新作ということで気にはなっていたけど、グズグズしている間に公開は終了。先日アマプラの見放題に入ってきたのでやっと鑑賞した。
基本的には「悪魔のいけにえ」や「グリーン・インフェルノ」などに代表される、常識の通じない場所に迷い込んでひどい目に遭う系ホラーのプロットに則った作品だから、超常的な存在は出てこないしハッキリと直接的なグロシーンも殆どないけど、アリ・アスタ―の真綿で首を締めるようなあの演出は、観終わった後もずっとボディーブロー食らったみたいにじわじわ効き続ける。
特に、人が死ぬまでを最初から最後までじっくり見せるとことか、ホントに嫌な演出するよね。
また、前作「ヘレディタリー継承」も本作も主人公がカルトに取り込まれるというコンセプトは一緒だけど、前作のピーターはどちらかと言えば本作のクリスチャンに近い感じすべてを奪われた絶望の末に取り込まれるんだけど。逆にダニーはカルトに取り込まれることが彼女にとってある種の救いとして機能してるんだよね。
宗教的儀礼への恐怖
個人的に日本の祭も含めて宗教的な意味合いを持つものに対して恐怖心がある。
より正確に言うなら宗教的儀礼の持つ意味を知らないままにそれに従わされることに、だ。
何故この手順を踏まえるのか、何故この格好になるのか、そしてそれに反した場合どうなるのか。
自分が参加した祭でさえもその奉納されている御神体さえ我々は満足に知らないはずだ。
この作品ではまさによく知りもしないままに好奇心あるいは無教養で祭へと参加した主人公たちはその価値観に大きく揺さぶりをかけられる、気付いた時には抜け出せない深みにハマってしまっていた。
随所に散りばめられた暗示はいささかやりすぎのきらいもあるが、信仰者たちの奇妙な文化を異物感として表現しているのかもしれない。
奇妙なセックス。
グチャグチャになるゴア表現。
など即物的でショッキングなシーンが多い一方で花をふんだんに使った装飾の瑞々しい美しさなど、もう少し描く角度を変えればめちゃくちゃオシャレな作品にも化けた気がする。
「?」
まさにタイトル通りの作品。
まじで眠くなるし、ジャンルブレブレだし、気持ち悪いし、謎展開が多すぎる。
ある意味話題作にはなるかなとは思うけど、これを面白いと思える人とはちょっと相容れないかも。
恋愛もの?コメディ?ホラー?
結局なんなの?あれは。
つまらないとかっていう以前に、ずーーーっと不快感に苛まれ続けてた。
なんの音楽もなしの食事シーンとか、ずっと聞こえる赤ちゃんの鳴き声とか、グロいかと思えばエロ?なのかコメディ?みたいなのもある。
見ててずっと手汗が止まらんかった。それくらい不快。
なんか評価二分してるなぁとは思っていたが、見終えて逆に二分していることに驚いた。
こーれはひどい。
二度と見なくていいかな。
同じく見たくなくなった作品に「SEVEN」があるが、あれはまだストーリーが綿密に作り上げられており、ただそのストーリーがエグすぎて心が辛くなったのでもう見たくないなと思った。
ただこれに関してはそのストーリーすら意味不明の連続で、間延び(というか自分から見たら無駄な)するシーンも多いし、グロいのをわざわざドアップで見せつけてきたりとか、何がしたいのか全く意味がわからなかった。
ただただ不快でした。
私は何を見せられているのだ?
全然入り込めなかった。
冒頭の家族を失うくだりがショッキングで、先の展開に期待が高まっただけに残念だ。結局そこがピークで後は見なくても良いような感じだった。
奇抜にしようと頑張ってる感じに見えてしまいシラけた。冒頭の衝撃的な出来事にもっと意味を持たせて欲しかった。
刺激的
兎に角、刺激的な映像が満載
田園風景に釣られてはいけない
ペアチケットで見た人の感想が気になる
これはかなり気まずい映画で
ラストも人を選ぶ仕様
一部界隈で高評価なので前々から見ようかな、とは思ってたけど
ウィッカーマン、グリーン・インフェルノ的な気配を感じ取って二の足を踏んでいた。
某配信者のウォッチパーティーでやってて、ちょうどいい機会だったので視聴
想像よりも、かなりのぶっとんだ映画だったが、ストーリーは個人的に予想可能な展開の範疇、食傷気味なので実況コメント見ながらじゃなかったら早送りしてた
閉鎖したコミュニティの気持ちの悪さ
古い儀式、風習
小道具の細かさ
画面の明るさと凄惨さ
行き過ぎレベルのゴア表現
映画の画面づくりはとても良かったが
シュールすぎて笑えてくるシーンが多すぎて、なんとも言えない気持ちにさせられた
ダイレクトホース
原形なくなるレベルの損傷
毛
アシストババア
干鰯、もしくは犬神家
ペラッペラ
着ぐるみ
家族、友達で見ると気まずい
ツッコミどころ満載でネットでやいのやいの言いながら見るのは楽しいが、地上波では絶対に見れないタイプの映画なので、ウォッチパーティで見れたのは良かった
長時間、生理的嫌悪感のある映像が多数
個人的にはあまり好きではないが
新しい映画の楽しみ方を知った作品だった
てっきりひと夏の青春ものだと思い、何も知らずに観てしまいました。実...
てっきりひと夏の青春ものだと思い、何も知らずに観てしまいました。実際、スウェーデン着いたあたりは、バカンスっぽい感じだったしw
それが段々怪しくなってきて...
見終えたあとなんとも言えない気持ち悪さが残りましたが、独特の世界観にどこか惹かれるところもあり...
いつかまた観たいなと。
2021.9.23 2回目 アマプラ
一周まわって良い映画
熊が焼かれるシーンのシュールさったら。
本気なのか冗談なのか曖昧なラインで進んでいくホラー。
いや、ホラーって言っていいのかな。
はっきりした悪意を持ってる登場人物は一人もいないのに
それでも進んでいく凄惨な事態っていう。
主人公・ダニーにとってはハッピーエンドなんだけど
”オズの魔法使い”よろしく旅の一行にとっては…。
先述のシュールさもあって初めは呆気にとられるけど
見た後も意識のどこかに引っ掛かり続けるのは確かだし
物語のいろんな側面も含めて、作りこみがしっかりした作品だ。
ひとつ圧倒的に説明不足だったと感じるのは”90年に一度”の部分。
それだけ盛大な祭なのは分かるんだけど、その頻度にしてはみんな慣れすぎてないか?と。
物語の根幹にかかわる部分だけに
そこは自己消化に任せるんじゃなく、ちゃんと説明して欲しかった。
ともあれ、テーマの掘り下げがしっかりした”作品”であることに変わりはない。
好きかどうかは置いといて、間違いなく良い映画だったと思う。
いい意味で悪趣味
話題になっていたのでアマプラで鑑賞。ストーリーは分かりやすい。映画の冒頭、冬の映像にミッドサマーとタイトルを乗せるのが、いい意味で悪趣味だと思う。白夜の柔らかい光、花に満ちた清らかな映像と、奇異でグロテスクなストーリーのギャップ。おそらくこれは違和感そのものを楽しむ映画なのだろう。怖いとはいえ内面を抉り取るほどの怖さではなく、ポスターなどを見ても美しさがより印象に残るのが、高評価に繋がるうまさだと思う。
「明るいホラー」という視点では面白い。グロシーンは苦手な人には厳しい。
アマプラにて視聴。
公開時に話題になってたから、軽い気持ちで見に行こうかなーと思ってたけど、グロは好きではないので劇場サイズで見なくて正解でした。
「明るいホラー」という、幽霊や怪奇現象ではない不気味さは面白かった。
でも不意打ちでグロをくらったらいやなので、先にネタバレを見てからそういうシーンになりそうなときは薄目で見ました笑
きっといろいろ伏線とか細かい描写とかあって何回も見るとより見方が変わってくるのかもしれないけど、何回も見るエネルギーはないなー。。何回も見たら慣れるのかもだけど。
グロ好きじゃないから、ミッサマに限らずストーリーは面白いと思うけど痛いシーンは好きじゃないって作品が結構あって(SAWとかCUBEとか)、グロカット版を出していただけるとありがたいです笑
同じアリ・アスター監督の「ヘレディタリー/継承」も心と時間に余裕があるときに見てみようかな。
(これも先にネタバレ見てからにしようかな…)
レビュー
白夜と純白の衣装で明るく牧歌的な画面なのにホラーという斬新な作品でした🦊✨
緊迫感と没入感を掻き立てる音楽と、情報が開示されず、人権より戒律を優先する違和感により、恐怖心と不安が引き出されます😇
ただ、かなりの部分をドラッグに頼ったり、90年ぶりなのに手慣れてる感が異常だったりと、気になる点が多くて、絶賛とはならなかった…
二作目のジンクス
内容は、薬物濫用とカルト村集団に巻き込まれる学生の話です。あまりに二作目の監督作品としては間隔が短か過ぎたのか?!ありきたりな恐怖映画になってしまった感が否めません。ホラーと言うか過激な表現をマシマシした様な映画で中弛みが激しく、自分的には初監督作品のヘレディタリー継承の方が好みです。
つ…か…れ…た……。
観たいな観たいなと思っていた作品を、やっと鑑賞。
正直、終わって直ぐの感想としては「疲れた…」でしたね(笑)。
スウェーデン出身の学生が、休みを使ってスウェーデン旅行に行こうと友達を誘い、山奥(と言ってもかなり開けた場所)で、一見平和に暮らしているコミュニティの生活を体験することに。
しかし、そこでは目を覆うような儀式が行われていた…。
所謂…カルト教団ですよね。
このどうしょうもない友達を誘ったのも、ダニーを誘ったのも全て計画の上。
っていうか、崖から人が飛び降りて死んだのを見ても、死にきれずハンマーで頭部を潰されてたのを見ても 大して衝撃を受けた風でもなく…。
ロンドンから来たカップルの反応の方が真っ当かなと。
あそこのコミュニティで生活をしている人達は、どうやって来たんだろ…。
常に変な液体を飲まされて、明らかに全員がコントロールされてるって感じ。
彼氏のわいせつ行為を敢えて見せる辺り…確信犯でしょ。生贄ありきなんだよね。
だから、あのコミュニティは、人が意図的に作った悪の教団なんだな。私からしたら。
本人達は悪とは思ってないかも知れないけど。
最後に建物ごと焼き払うシーンで、これまた変な液体を口に含ませて…痛みを感じないとかなんとかやってたけど、結局は断末魔の叫びを上げながら死んでいくと…。
その時に初めて“あんなものは妄想だ”と気付いたと信じたい。
主人公のダニーも、色々と不審に思いながらも のめり込んでいく理由が良く解らなかった。
精神的に病んでいるし、家族もいなくなってしまったからだとしても…家族を失う辛さとか人一倍解る筈なのに、お年寄りが自殺に追い込まれて(あのおばあさんの顔は死にたくない顔だった(多分(笑))!)死ぬシーンを見ても、非情だとは思わなかったのかなと。
いくら薬物を盛られてるとしても、彼氏を生贄に選ぶ“正常さ”はあるのだから、………んー、あの異常な世界観に飲み込まれてしまったのかな…。
「へレディタリー/継承」も言う程 凄かったー!とは思わなかったし、この作品も駄作とまでは言わないけど、大して面白くもなかったかなーって。
なんか普通に感想を述べてしまった…(真面目かよ(笑))。
ハラハラドキドキするようなホラーでは無い
単純に面白くない訳でもないのに、この映画の評価が低い理由が何となく分かった気がする。
僕なんかがそうだけど、この映画を低評価してる人は、観ててドキドキハラハラするような恐怖感を求めて観てるんじゃないかな?
そうゆうホラーを求めて観ても、この映画にそうゆう恐怖感はあんまり無い。
グロテスクな表現や気味の悪さなんかは感じても、刺激的な恐怖感、例えば死んでいると思って近ずいたら死体がいきなり襲ってきたり、殺人鬼や悪霊が登場人物を追い詰めて行ったりするような、そうゆう刺激的な恐怖感を求めてホラー映画を見る人にとって、この映画は物足りなく感じるんだと思う。
それにもう1つ思ったのが、映画が全体的に抽象的で分かりづらいって事。
まぁそれもこの映画の不気味な感じを引き立ててるんだとは思うんだけど、僕にはあんまり合わなかった。
上でも書いたけど、僕は刺激的なホラーを求めて観てたからあまり面白いとは思わなかったけど、逆にハマる人はハマるんじゃないかな?って感じる映画だった。
⚠注意:※この映画に共感できるということはある種の、…✘✘かもしれません。
極めて、本当に極めて、極めつきの中のさらに奥の極めて、気持ち悪い映画です。
あんなに、目あたりの優しいカラフルさ、優しく光る太陽、のどかに暮らすヤギなどの動物たち…
そして山に囲まれ、緑と肌色の草と建物…
村人がしきりに口ずさむ謎の音
だんだん行動がおかしくなってく村人たち…
歪む視界
潰れる顔面
そして…
あの…本当に色んな意味で気持ち悪いんです
もちろんいい意味で…
すっごい明るい中でエゲツのないことをしてるから…
ホラー慣れしてる人は怖くないんじゃないかな
ホラー映画が好きで怖い思いがしたくて観ました。結論、全く怖くなかった。
いや、分かりますよ。何を以て怖がらせようとしているのか、この映画の怖いポイントは。
閉じたコミュニティの中に堆積した狂信。白日の下行われる狂気。カルト。いや彼らにとっては狂気狂信の類ですらなく、ただ当たり前の生き方でしかない。
一見明るく美しい情景の中に当たり前に内在する余りにも相容れない異文化。不気味でしょう?怖いでしょう?って...
でもやってることは独特の宗教観に基づく儀式、生殺与奪、衆人監視の下行わされる儀式的子作り、死体でオブジェ作成(じっくりは見せない)くらいで、それ自体は恐怖を感じられるほどの新鮮味も衝撃もない。
それを不似合いな白日の下で行うということにケレン味を感じるという理屈は分かる。が、戦闘や殺人などの惨劇シーンに、敢えて不似合いなクラシックや童謡などをBGMとして使うというのは既に多用されていて陳腐化されている手法ではないですか?
その手垢に塗れた表現がこの映画のキモで、それだけで凡そ2時間半。
ヘレディタリーもそうだったけど、過大評価だと思うなー。
なんじゃこれ
ネトフリで配信が開始されたので視聴。
何を見せられたんだろう、というのが正直な感想。劇場公開当時は結構話題になってたし、絶賛するレビューも多かったので期待しすぎたのがダメだったのか...途中から、仲間由紀恵主演の「トリック」をシリアスにしたらこんな感じかな~と思いながら観ていました。
一応、ホラー映画として気味の悪さやグロさみたいなものは用意されていますが、特別ストーリーに面白さはなく、終始訳の分からない儀式を見せられているだけとしか思えませんでした。もっと謎解き要素やどんでん返しみたいなものがあればよかったんですが。もしかすると色々と隠された要素や伏線など、考察を楽しめるものがあったのかもしれませんが、私には理解できませんでした。まぁ、玄人向けですね。
とりあえず、性的なシーンもあるので家族で観ることはお勧めしません。
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