映画ドラえもん のび太の新恐竜のレビュー・感想・評価
全67件中、1~20件目を表示
少しハラハラ感がなかったです。
映画上映日に見に行きました。見た感想としては、感動はしました。ただ「のび太の恐竜」と違い、悪人が1人も登場しなかった為、少しハラハラ感がなかったです。ハラハラ感を味わいたい方は、「のび太の恐竜」の方がお勧めです。
中だるみ感が・・・
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のび太が恐竜の卵の化石を拾い、タイムふろしきで双子をかえす。
ミューとキューと名付けたが、キューだけ出来が悪く飛べなかった。
大きくなったので白亜紀に返すことになり、いつものメンバーでGO。
で何たる偶然か、恐竜を滅ぼした隕石がちょうど落ちる。
そしてのび太のピンチを、キューがついに飛んで助ける。
これこそ恐竜が始祖鳥に進化した瞬間、みたいな話。
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毎年恒例、劇場で見た。何やろ?今回はかなり今イチやったぞ?
例年通り何回も泣いたけど、途中の中だるみ感がすごかったな。
中盤は眠くてしゃーなかったもんな、ホンマに。
理由を考えてみた。多分こんなところだろう。
・友情を通わせるゲストメンバーが出ない。しいて言えばそれがキュー。
・はっきり言ってミューは不要。双子にしたせいで話の焦点がブレてる。
・使い古された「クララが立った!」的オチが最初から見えてる。
・明確な敵がおらんし、敵味方の思惑の絡みみたいな面白さが皆無。
つまり「クララが立った」目的で白亜紀へ行ったはいいが、
そこでは色んな恐竜と遭遇するだけで、敵も味方も特に現れず、
最後の隕石落下でやっと話が進み、ようやくクララが立つ。
子供用の映画やし「クララが立った」の予定調和自体が悪いのではない。
中盤が話の筋と無関係過ぎて、無理に引き延ばしてる感が強いんよな。
いっそ中盤は飛ばして80分ほどの作品にした方が面白いと思うほど。
ピー助がでてきた事でのび太の台詞の説得力が上がった
のび太がキューとミューにかけた最後の台詞「また会える」、この台詞の説得力をぐんとあげてくれたのが、ピー助とまた出会えた事だと思う。
おそらくだがピー助は視聴者を感動させる意図や大人が懐かしむ意図で出てきたのではなく、何年の時を超えてまたのび太と出会える事を証明してくれたこの物語の最重要キャラクターだと感じた。
見事な着地…進化と思い遣りの心
「ドラえもん」劇場版シリーズ第40作。
最新作公開記念放送で鑑賞。
ノベライズは未読です。
中盤辺りまでは「のび太の恐竜」と似たような展開が続きました。のび太くんとかわいい双子の新恐竜―キューとミューの交流に心温まり、大きく成長した彼らを白亜紀に返しに行く選択をしたのび太くんの葛藤と愛情にほろり…
新恐竜の生息していた時期は白亜紀"後期"だと云う発言で、そんなまさか…と思いました。つまり恐竜の絶滅が近づいている時期じゃないか。そこへ返すと云うことは、キューとミューを死にに行かせるようなものではないか?
なるほど、のび太くんたちはいったいどう云う決断をするのか、と云うのが主題なのかと思いましたが、いい意味で裏切られ、見事な着地に涙がこぼれました。
"進化"と云うある意味タイムリーな題材と、「他者を思い遣る」と云うこれまたコロナ禍の今最も大切であろう人の心を描いていて、とても感動させられました。
[余談]
ピー助のサプライズ登場に涙腺崩壊…
生命の尊さを改めて感じた。
感想
本作のモデルと思われるのび太の恐竜、のび太の恐竜2006と比較すると今作は大きく異なる展開になっていました。序盤の卵発見から元の時代に返しに行くまでは大筋一緒ですがそこからが異なっていました。
個人的に今作、楽しく観れました。ドラえもん映画はハズレ作品もたまにあり昨今だと宝島が微妙な映画でした。しかし、今作は王道でありながら魂に語りかける進化論というテーマを視覚的に見せてくれました。その点で満足しています。また、地球環境の空気の変化や恐竜についての知識他の作品よりも細かく描かれていてその点も良かったと思います。
最後に不満点
1.ピー助の登場
ピー助を出す理由が明確に明かされていなかったので、思い出補正で感動を狙っているのかな⁈その為だけに出したのかな?などの憶測をしてしまいました。
2.挿入歌
ミスチルの曲はとても素敵なのですが、それをあからさまに感動させることを狙って劇中で流すことが気になってしまいました。
3.
イナゴ缶
あの件は必要だったのでしょうか⁈少ししつこかったです。
ドラえもんは幼少の子供のためのアニメなのでそれでもいいのかもしれませんが。
他にも粗いなと感じる点が多々ありましたが、そこはご愛嬌なのかな⁈
総評
気になっている人は必見の1本。のび太の逆上がりという壁にぶつかる展開は私自身苦手なので共感しできました。
来年のドラえもん映画も楽しみです。
空を飛ぶと逆上がり
映画ドラえもん40作目。
今年は誕生=漫画連載開始50年のアニバーサリー。
それを飾る映画は、第1作目『恐竜』を現代解釈のオリジナル・ストーリーで描く『新恐竜』。
恐竜の研究は日々変わるというのを聞いた事がある。例えば、『ジュラシック・パーク』で車並みに早かったティラノサウルスだが、現在の学説によると足が遅かったとか。(草食恐竜も足が遅かった為、捕食には困らなかったとか)
なので、今新しい『のび太の恐竜』が作られても全然アリだ。天国の藤子先生も興味津々…いや、自分が作りたかっただろう。
話の始まり方は『恐竜』ベース。『恐竜』を見ている昔からのドラファンにはニヤリネタ。
懲りずに恐竜丸ごと見つけてやる宣言するのび太。
大笑いするジャイアン&スネ夫。
そしてのび太が見つけたのは、本当に恐竜の卵。タイムふろしきで孵す。
産まれたのは、フタバスズキリュウ…ではなく、翼の生えた新種の恐竜の双子。
ピンクのメスを“ミュー”、ミドリのオスを“キュー”と名付け、育てる。
『恐竜』ではピー助を狙う悪役が居たが、今回はおらず、やがて成長した2匹を元の時代へ送り戻す大冒険に出発する…!
恐竜の新しい学説、生態、フル3DCGを駆使した映像、そしてクライマックスはあの未曾有の絶滅大災害…。
進化の歴史も込められているが、やはり一番の話のテーマは映画ドラえもんらしい種族を超えた友情。
次第に空も飛べるようになったミューに対し、空を飛べないキュー。
そんなキューに、逆上がりが出来ないのび太は自分を重ね、優しく見守る。
この時点でもう展開は分かる。
キューの飛行とのび太の逆上がり…終盤とエンディング後をエモーショナルに締め括る。
ダメでドジで勉強もスポーツも出来ないけど、常に何かを誰かを思いやるのび太は、やはりイイ少年だ。
シリーズ最大のヒット『宝島』の監督&脚本コンビが再タッグを組み、第1作へリスペクト。他のシリーズ作を彷彿させるようなネタもちらほら。
ひみつ道具の“ジオラマセット”や“クレヨン”は終盤への伏線。でも“ジオラマセット”があれば『宇宙開拓史』の問題は一発解決だったんじゃないかなぁ、と。
ゲスト声優はキムタクと渡辺直美。だけど二人共もっと話に絡むかと思ったら、傍観者的な位置付けで少々肩透かし。
一番のサプライズゲスト声優は、あの恐竜とその声の人気俳優。リアルタイムで見てた人には鳥肌ものだろう。
今回コロナの影響もあってか、興行成績が大幅ダウンしたのは残念。(『月面探査記』50・2億円→今回33・5億円)
個人的には自分が恐竜好きでもある為、前作の『月面探査記』よりずっと面白かった。
冒険、友情、感動、為になる知識も。
これぞTHE映画ドラえもん!
藤子先生の昔から、そして今も、ドラえもんと恐竜の相性はいい。
ドラえもんの映画で1番の感動作 まず2人の恐竜に癒されて 1人は飛...
ドラえもんの映画で1番の感動作
まず2人の恐竜に癒されて 1人は飛べて1人は飛べない
そして白竜期にいき のび太と飛びない恐竜がマンツーマンでレッスンをして 恐竜が怒り いじけてしまします…
だけど最後には飛ぶここで1番の感動が怒りました
でも何故4、5かと言うと 2つあります
1面白いところがあまりない
2ジャイアンが優しくない
でした(個人的な感想)
御都合主義の極み
PVから危険な匂いは感じていましたが、鑑賞してみるとかなりひどい内容でした。
いかにも3Dの恐竜から、主要キャラクターになった瞬間に目が大きく、無理やり可愛らしくした気持ち悪い造形に。
ピー助を登場させておきながら最後の救出では特に出さず。あのままだと見捨てていることになるよな…
必然性の薄い道具を最初に無理矢理使って、ラストのオチに繋げるという脚本の雑さ。
恐竜が双子であることによってさらに散らかった印象に。
歴史改変をしても、それが進化に繋がるから見逃される?
隕石が衝突した世界でも大型恐竜が敵として襲ってきたのは一体なぜ?
何より皆さんが指摘されるように、のび太の愛すべきダメキャラクターが、ただのダメで迷惑で嫌な奴になっているところに嫌悪感しか感じませんでした。
人には努力を強いる毒親にしか見えない。
良かった。
公開日翌日に子どもを連れて観て来ました。新しい時代に繋げていくものと言う意味の重要さと、進化と友情を上手く表現されているお話だと感じられました。子どもも凄く見入っていました。
タイムパトロールぼんへのオマージュ
小学生の子供について観てきました。色々な制約の中、うまくバランスを取って作られた佳作だと思います。
まず、ありきたりでステロタイプで少し鼻につく(笑)感動展開については、メインターゲットの年齢層や時間の制約を考えれば上手に時間を節約したのかな?と。私は賛成。
絶対的な悪の親玉を作らなかったり、ひみつ道具が最小限なのも良いですね。あと、日常描写がドラえもんとしてはとても丁寧。
ピー助の登場方法や露出具合も、あれが限界ギリギリでしょうし絶妙でした。
ラストの危機が迫る感も、マンガ的演出とリアリティ演出が上手にミックスされていて迫力満点。
「ドラえもん」の世界観としてどうなの?と言うポイントは確かに散見されましたが、この映画が藤子不二雄の地味な傑作「タイムパトロールぼん」へのオマージュであれば納得です。
私は大ファンなので、例の二人が出てきてすぐの会話がぼんに出てくるタイムパトロールみたいだなとうっすら感じていたのですが、チェックカードの登場で確信。
この映画の真のテーマは、タイムパトロールぼんへのオマージュだと。
盛り沢山の歴史SF要素、SF部分の(ドラえもんとしては)違和感あるリアルな考察と描写、歴史の空白を独自解釈でこのマンガ世界に(少し強引に)取り込んでしまうところ等々、これはまさにタイムパトロールぼん。
あと、タイトルが「新のび太の恐竜」では無く「のび太の新恐竜」となのにもマンマと騙されました。途中までの展開は敢えてのび太の恐竜をトレースしておきながら、後半で一は気にオリジナル展開に。目でピーナッツの下りも伏線回収無し(笑)
昔のドラえもんが大好きだった(そしてタイムパトロールぼんを知らない)大人には違和感てんこ盛りだろうなと思いますが、小学生低学年あたりの子供なら絶対楽しく観れますよ。うちの子は大喜びでした。おすすめします。
恐竜とは、都合の良いペットである
ジャイアンとスネ夫に見栄を張るために恐竜が欲しい。
そんな動機から恐竜の化石探しを始め、偶然そこらへんに落っこちていた丸っこい石をタイム風呂敷で戻してみたら恐竜の卵だった。
孵してみたら可愛いので飼う事にした。
大きくなってくると手に負えなくなったのでタイムマシンで太古の地球へ戻って「捨てた」。
「恐竜」や「恐竜2006」のピー助及び今回のキューとミューに対するのび太君一行の仕打ちは個人的には上のような感想です。
私は「恐竜」はそのように見ていたためどうしても好きになれず、今回の「新恐竜」は「ドラえもんの恐竜映画」へのイメージが変わる事を期待していたのですが、まさか全く同じ焼き直しとは思いませんでした。この展開はドラえもんスタッフの中では鉄板の感動ストーリーなんでしょうか?
恐らくは災害や事故で親を亡くした赤ちゃん動物を保護して育て、大きくなったら野生に還す慈善団体さんの活動なんかをモデルにしようとしているのかと思いますが、とんでもない。
のび太君達のやった事は見栄張りたさに虎やライオンの赤ちゃんを手に入れ、子供の内は可愛いがっていたものの大きくなったら手に負えず、「野生で暮らす方が幸せだろ」と決めつけてサバンナに捨てに行くゲスな金持ちと同じですよ。
ペットは飼うなら死ぬまで責任を持つ、持てないなら飼わないが鉄則です。
可愛い期間だけ可愛がって、それが過ぎたら捨てても許される。理想的な愛玩動物です。
そりゃあ、そんな事言ってたらストーリー始まんないですから飼うのはしょうがないですけど、捨てる事が正しいみたいな描写は何とかならないんですかね。
「責任を果たせない代わりに全力で君たちの仲間を見つけて一緒に暮らせるように仲を取り持つ。野生で暮らせるようにエサの取り方や巣の作り方、身の守り方の訓練もしよう」くらいは言って欲しかったものです。
そしてお世話は超~楽。
生まれた直後から人間の言葉を半ば理解しているようにこちらの意を汲み、従順。たまに一瞬で解決出来る程度のトラブルを起こして「あぁ~お世話してるぅ」感を飼い主様に与えてくれる。
躾は怒鳴るだけで勝手に愛情に変換して影で努力してくれるドM。たまごっちより育成が楽ですね。
正直、キューとのび太君の間に友情が芽生える理由が分からない。
のび太君はダメダメなキューを怒鳴る事で優越感を得て、キューはのび太君に見捨てられたら生きていけないので依存しているだけじゃないでしょうか。
以上より、根本である「ドラえもんの恐竜感」が私には全く合わないようです。
ここまでなら星1どころか星ゼロなんですが、2を付けたのは恐竜との付き合い方以外のストーリー面が中々好みだったからです。
敵だと思ったら味方だったタイムパトロールのおじさんは中々カッコよかったですし、「タイムパトロールのお仕事」をここまでしっかり描いたものは余り無かったと思います。
ドラえもん映画のお約束、序盤に出てきた道具が終盤活躍する所も守られていましたし、クライマックスシーンも迫力がありました。
ただ、クライマックスに持っていく過程は雑でしたね。
特に気になったのはストーリー序盤から引っ張られ続けた「キューが空を飛べるようになる」事。
鑑賞しながら「これで特に理由無くクライマックスで都合良く飛べるようになったら冷めるぞ…」と思っていましたが、そんな感じでした。
わざわざ恐竜を双子にしたのも「可愛い」以外の必要性を感じられませんでした。
キューとミューの種族は元々単に滑空しているだけで空を飛んでいるわけでは無く(「どう見ても飛んでるだろ」ってのはアニメ的な演出のご都合だと割り切ります)、キューはそんな種族の中に生まれた「空を飛ぶ」鳥類への進化の兆しを持った個体という位置付け。双子にしたのはその種族従来の範囲で優秀なミューと、種族の範囲を超えて新たな一歩を踏み出すキューの対比のためだったんじゃないかと思います。
しかしながら作中では「優秀なミューと出来損ないのキュー」という表現ばかりで、尻尾が短い・身体も小さいとまるで発育不良児のような扱いのまま最後まで行きます。
多分、訓練中にのび太君が「他の皆は羽ばたいたりしていない!」ってギャーギャー喚いていたシーンがヒントのつもりなんでしょうけど、もっと身体の作りが鳥類に近いみたいな説明を入れるとか、入れ替えクレヨンで外に出た時にスズメとかカラスが飛ぶのを見て何か感じ取ったようなカットを入れるとか、やりようがあったんじゃないかと思います。
・ドラえもんにおける恐竜というテーマの扱い
=最早何の期待もしない
・ストーリーの大筋や核心が分かった時のインパクト
=結構好き
・ストーリーの整合性や演出
=よくこれでOKが出たなと不思議に思うレベル
まとめるとこんな感じですね。
来年の映画予告は何やら宇宙戦艦みたいなものが見えましたね。例年だと10月頃にタイトル発表ですが、今年は公開も遅れたのでまだ暫く先でしょうか。
ある意味川村元気はパンツを脱いだのかも......
【ネタバレ注意】
批判を承知で言います。絶賛コメントばかりなんだけど、みんな本当にそう思ってるの?あれは悪質な二次創作にして、川村元気の【怨念返し】。そこにはF先生の【大切な想い】は微塵も感じられなかった。前作が素晴らしかっただけに残念。
セルとCGの食い合わせも悪く、CGの悪い面が目立った。気になったのは【イナゴの缶詰め】のくだり。あれ必要だったのかな?ゲスト声優も技術的に?マーク。タイムパトロールの女性司令官役の【彼女】が、新作セーラームーンのスーパーヴィラン役らしいけど、絶賛コメントの洪水の提灯記事ばかりだけど本当に大丈夫?
前作の広瀬アリス&神木隆之介のスキルが高かったので尚更?マークが浮かんだ。
【彼】への忖度なのか、未だにある世代のアイコンだと思って書かれたトーンの台詞が、いちいち鼻についた。
どうせそこまで【彼】を乗っけるなら『ちょ、待てよ』も乗せるくらいのメタ的センスも脚本家には欲しかった。
のび太の良さって、逆上がりなんかできなくても、あやとりが上手くて射撃スキルが高くて好奇心旺盛だけど、堪え性が無いけどか弱く無垢な物への純粋な優しさなはず。
なのに『ぼくも努力するから、君も努力するんだ』なんて事は口が避けても強要する子じゃなかったはず。
自己啓発本に誤った影響されてしまった親や先生の発する言葉通りの事が出来れば良いなんて言う、多様性を無視するような生き方&考え方する子供達は【ドラえもんの世界】には居なかったと思う。
オイラはここに脚本家、川村元気の【怨念返し】を感じた。ジャイアン&スネ夫は、のび太が逆上がりが下手でからかっても、能力的に劣るのび太をみんなの慰み者にする様な事は絶対にしなかったはずだし、何より出木杉くんがそこに同意してた場面に凄まじい闇を感じた。あのシーンはやはり川村元気の何らかの【想い】が反映されてしまった感があり、ある意味川村元気はパンツを脱いだのかもしれない。
キューとのケンカの後砂浜で落ち込むのび太にしずかちゃんが慰めに来る80年代月9ドラマ的演出って......
あそこはしずかちゃんも含めた仲間達みんなで、のび太を励ますのがドラえもんの世界だったはずだし、そもそものび太は、できない事は押しつけない子だったと思うんだけど。
大体、化石だった卵がタイム風呂敷で再生したら卵を孵すのは、のび太の内面の良さを描くのと、逆行した時間を正方向に戻す効果を描く二重の意味も込めて、のび太自身がやらないとダメなんじゃないの?
F先生の大長編原作版と2006年版ではちゃんとやってたよね?
改変して良い所としっかりと則らないといけない所はあるよね。
まだまだ言いたい事はあるけど、なによりもドラえもんを【セカイ系】にレイプしたらダメだよね。【新宝島】では、ジブリっぽさを狙っていたのが見え見えだったけど、今回はセカイ系って......川村元気の引き出しは多いけど、浅さが露呈してしまった感があるかなぁ。
ぴー助登場の接待or忖度も必要だったのかな?
結論【川村元気の怨念返し&無駄な忖度&接待にまみれた、悪質な二次創作】でした。
前作は、50代おっさんが涙がでるほど感動したし、わくわくしたけど、今作はその落差に悲しくなりました。
川村元気の『皆さん、こんな感じでこれが好きなんでしょう。』というナメた空気にそろそろ、現場クリエーター、そして何より観客達も声を上げて『No!!』を突きつけた方が良いと本気で思わされる作品でした。
願わくば、親子でこの作品を鑑賞された皆さんの流された涙は本物ですが【この作品が提示したもの】に少しでも違和感を感じてもらえればと思いました。
最後に。レギュラーメンバーの確かな演技と想い、キュー&ミューの声優&キャラクターの可愛さ、そして、作画&背景をはじめとする技術スタッフの力量と想いの熱さに救われました。
総合的には楽しかった気がする
前半の恐竜を復活させ、育てるシーンはみずみずしくとても楽しかった。
ウダツの上がらない日常と恐竜を育てる特別な時間の対比は映画らしくて好き。
飯の用意や突然の病気等のトラブルにのび太なりにできることを考え奔走する姿も丁寧。ジオラマもいかにもドラえもんらしくて楽しい。
ただ、後半の盛り上がりが詰め込みすぎで少しダルかった。
恐竜➡鳥のミッシングリンクに関するミステリーは大ネタとして興味深いし、劣等性も視点を変えれば個性になるっていう科学的な眼差しに感心もするんだけれども…
TPの敵と見せかけてのミスリードはガックリ来る。ジャイアン撃たれてるし。
しずかちゃんがのび太を慰めるシーンもエンタメ用のエモ要素や情操教育上の要請だと思えば楽しいけど…
納得いかないのは、詰め込んだ結果「詰め込んだな」っていう感想が先に出てしまうことだと思う。あと、単純に冗長。
のび太が親心や社会性に気付くっていうのが感動のポイントなんだけど、恐竜と友達になったという大きな経験の前でなんかバランスが悪いように感じてしまった。
最後SF考察になるが、のび太が持ち込んだジオラマセットは歴史上大きな役割を担ってしまう事になるので、きっとジュラ期での落とし物はTPに回収されてしまうのではないだろうか。キューとミューのいた世界線は何処かに消えてしまうのかもしれないと思った。ぴー助の登場なんかもそういう風に見ればロマンチックじゃないかな。
まとめると前半は面白かった、後半はちょっと的はずれに感じた。
ただ、恐竜描写やSF考察は迫力あったしアニメーションも情緒豊かで総合的には楽しかった。
大人になってから初めて ドラえもんを映画館に観に行きました。 キュ...
大人になってから初めて
ドラえもんを映画館に観に行きました。
キューとミューが本当に可愛らしくて
昔飼っていたペットを思い出して
抱きしめたくなりました。。
ストーリーは
ジオラマを入れるリュックが開いてたりと
きっと何か起きるんだなって
予想しやすくなっているけど
実際に後にジオラマの映像が出てきたときには
ゾワっと鳥肌が出るのと同時に
ウルっと涙がでそうになりました。
観にきていた子供たちもみんな
面白かったー!っと言っていて
とても微笑ましくなりました。
生きてる以上いくつになっても
試練はあるし挫けそうな場面がくるから
子供だけじゃなく大人も初心に戻れる
ドラえもんは本当に素晴らしいと思います!
すごく良かった!!
ドラえもん映画はたくさん観ましたが、一番良かったかもしれない。
子供でも分かりやすいストーリー、ダイナミックでドラマチックな絵と音楽。映画館で観て本当に良かったと思いました。
ドラえもんの映画は、意外と小学校低学年でもストーリーをちゃんと分かっていないことが多々あります(^_^;)特にタイムマシンで時代が何度も前後したり、地球やら宇宙やら場所がいろいろ変わると、びっくりするくらいよく分かっていません。去年の月面探査機も、「異説バッジ」とは難しいことを言うなぁと思いました。
今回はそういったことがなく、話としてはシンプルな分かりやすいストーリー。でもとにかく絵が綺麗で、動きなどの演出でわくわくドキドキしました。
そして、これまでの恐竜シリーズを観ている人にはきゅんとする仕掛けも。
ああー、ほんとに良かった!
映画館でもう一回見たい、と思うのはなかなかありません。
とても良かったです。作ってくれた人たちありがとう〜!
久々の冒険気分
良かった点
・主題歌が素晴らしい
・挿入歌がマッチしてる
・映像が綺麗
・あるキャラの友情出演
・伏線の回収が綺麗
悪かった点
・のび太が少し自己中に感じた
(タイムパトロールに逆らうのはのび太らしくない。彼なら何とか泣きながらもお願いすると思う)
・感動の押し売りに感じた
・双子設定必要だったのか?
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