「見事な着地…進化と思い遣りの心」映画ドラえもん のび太の新恐竜 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
見事な着地…進化と思い遣りの心
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「ドラえもん」劇場版シリーズ第40作。
最新作公開記念放送で鑑賞。
ノベライズは未読です。
中盤辺りまでは「のび太の恐竜」と似たような展開が続きました。のび太くんとかわいい双子の新恐竜―キューとミューの交流に心温まり、大きく成長した彼らを白亜紀に返しに行く選択をしたのび太くんの葛藤と愛情にほろり…
新恐竜の生息していた時期は白亜紀"後期"だと云う発言で、そんなまさか…と思いました。つまり恐竜の絶滅が近づいている時期じゃないか。そこへ返すと云うことは、キューとミューを死にに行かせるようなものではないか?
なるほど、のび太くんたちはいったいどう云う決断をするのか、と云うのが主題なのかと思いましたが、いい意味で裏切られ、見事な着地に涙がこぼれました。
"進化"と云うある意味タイムリーな題材と、「他者を思い遣る」と云うこれまたコロナ禍の今最も大切であろう人の心を描いていて、とても感動させられました。
[余談]
ピー助のサプライズ登場に涙腺崩壊…
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