劇場公開日 2020年8月28日

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ソワレのレビュー・感想・評価

全61件中、41~60件目を表示

2.0映画としては高評価の難しい作品

2020年9月2日
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鑑賞方法:映画館

 村上虹郎という俳優のよさが未だによくわからない。顔がキリッとしすぎているせいなのか、表情があまり読み取れないのだ。ヒロイン山下タカラを芋生悠が表情豊かに演じていただけに、なんとも落差のある印象である。ただ、道を疾走する場面だけは若いエネルギーが弾けている感じで凄くよかった。  論理的にものを考える習慣がないと、咄嗟の場合に変な行動に出てしまうことがある。村上虹郎の翔太がその典型で、何かに驚いて道路に飛び出して自動車に轢かれる猫みたいだ。その癖ときどき説教がましいことを言う。暴走族上がりの警官と同じである。  物語はよくある設定で不幸な少女時代を過ごした女性とロクデナシの男が出会うのだが、逃避行のエピソードが底が浅い上に互いの会話が少ないから、二人の関係性の変化がわからない。終盤になってタカラは心境の変化を自覚したが、翔太は結局少しも成長していないことがわかる。  最後になって翔太があることに気付く場面も、伏線の置き方に印象がないから殆ど響いて来ない。それよりも翔太が過去の悪事から逃げ切ってしまった終わり方に納得がいかない。山下タカラが学校の黒板に書いた、おそらく彼女の本名と思われる「大久保タカラ」についても回収され仕舞いである。登場する刑事が「幼稚な鬼ごっこ」という意味の台詞を言うが、まさにこの言葉が本作品を言い得ている気がする。フランス語の「ソワレ」は「夜会」の意味であって「夜の学芸会」の意味ではない。  親による子供の人権蹂躙はまだまだ解決を見ていない。それどころか解決に向かおうとする社会の意思さえ感じられない。親が子供を支配しようとするのは、未だに続く封建主義の精神性に基づく根深い問題だ。そこに光を当てようとした志は評価するが、映画としては高評価の難しい作品であった。

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耶馬英彦

4.0私はソワレがすき

2020年9月1日
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花散里

3.0しっかりとした作品だったけれど謎でした

2020年8月31日
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映像は魅力的に感じたけれど、そもそもの設定が自分には馴染めず、理解しかねる作品に感じてしまいました。 ストーリーに目がいくよりも、もっと素晴らしい映像に目が向くようにし向けてほしかったように思ってしまいました。

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SH

3.5翔太ではなく、タカラのその後が知りたかった。。

2020年8月31日
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とても興味深い映画です。 若い男女の逃避行。その気持ちが徐々にすれ違っていく心などをすごくよく表現しています。 でも、ちょっと翔太の変化がいきなり過ぎるかな??って思いました。 最後の別れのシーンからのラストですが、確かに翔太が主人公として物語が進んでいくので、 彼のシーンで終わることは想定していましたが、タカラちゃんがどうなっていったのか?を少し出して欲しかった。回想シーンだけでなく、捕まった後にどうしているのか?がとても気になりました。 雰囲気がありつつ、余韻も残すような独特な映画感がとてもよかったです。 本プロジェクトの次回作を期待しております。

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ごぶさん

4.5翔太とタカラはあなたのそばにいる

2020年8月31日
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鑑賞方法:映画館

外山文治監督「ソワレ」物語も映像も心に突き刺さるくらい素晴らしくて動揺。誰も空っぽの自分からは逃れられないという呪縛からの、ひとりぽっちだった2人の逃避行。映画を観終わったあと、翔太とタカラはあなたの心の中に残り続ける。 闇に消えていく市電からのあの光景の2人、廃校の踊り場から階段を上がるタカラ、商店街から路地に抜けるタカラ。それぞれのシーンはゾクゾクしましたね。

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ピンボール

4.0芋生さんが良かった

2020年8月31日
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鑑賞方法:映画館

内容的には「映画上では良くある話」なのでしょうが、とにかく芋生さんの悲しげな表情が良かった。これに尽きます。 村上さんのだめ男ぶりも流石です。できればブカブカ煙草を吸うのは止めてほしかった。煙草でだめ男を演出するのは見飽きます。 後半が間延びした感じもしましたが、最後の1分できちんとまとめたのは見事です。

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PAK UNTIK

5.0素晴らしいの一言

2020年8月31日
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green jeff

3.0共感できないのにそれなりの満足感

2020年8月31日
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若い男女の逃避行物語。 この手の話って、主人公たちの行動が少し暴力的だったり刹那的だったりする印象があるが、本作はとにかくやるせない行動のてんこ盛り。2人で逃げ出すまでの間に、おいおい!なんでそんな選択する!?と疑問に思うことだらけ。 特に男の方はどんな気持ちで一緒に逃げてるのかまったく理解できない。女の子の境遇とか雰囲気に同情したのか、流れに逆らえなかったのか、でもそれが情に変わっていったのかと思っていたら本人がグチグチ言い出す始末。 そもそもアルバイト感覚で男のやっていたことは立派な犯罪だったし、そのことは何も問われないというところは腑に落ちない。なんだよそれと思っていたのに、最後で何か急なオチをつけてきた。あのシーンだけで印象はかなり変わってしまった(いい方向で)。いや、それでも男になんら共感できないままだ。

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kenshuchu

2.5時々良いけど1mmしか刺さらない感じ

2020年8月30日
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bloodtrail

3.0エモいとはこのことか

2020年8月30日
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村上虹郎さんのSNSから気になって拝見しましたが良いですね。 序盤から最終まで胸をギュッと掴まれる様な脚本で、見た後は暫く余韻に浸っておりました。 虹郎さん、昔モノクロの映画に出演されているのを見ましたが、その時より演技が上手くなっている気がします。末恐ろしい良い俳優さんです。 芋生悠さんはオーディションで選ばれたとのこと、幸薄い感じでこの映画の仄暗い世界観にぴったりの容姿だと思いました。また彼女、身体張ってます笑 ただ新人さんなのか虹郎さんに比べるとどうしても演技力に差がある様に思え、言葉を話すシーン等少々残念でした。 エモーショナルな気分を味わいたい方は見た方が良いです。

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駒

4.0単館上映映画っぽい良い映画で好き

2020年8月30日
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派手さはありませんが、しっとりじわりと来ました。 虹郎さんは言うまでもなく、充て書きされたような、しっくり具合。ダメ男っぷりと優しい男っぷりが良いバランスでした。 芋生さんもとても良かったです。傷ついた女性。絶望的と言ってもいいくらいですが、守りたい、応援したいと思いました。 過去に観た映画にも出演されていたのでびっくりしました。 単純な話かと思ったら、少し予想外なこともあり、「そういう事か!」と、ちょっと気持ちよかった。 胸糞悪い と 切ない を行ったり来たり。 単館上映映画っぽく?、テレビドラマなら「過剰演出」と言われそうな演出もありますが、映画っぽくて良い。 また良い映画を作って欲しい。

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だるまん

4.5何回も観返してじっくり味わいたい映画

2020年8月30日
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こういう台詞の少ない空気を読み取るような映画はいいですね、観返すたびにいろいろ感じることは多いんじゃないでしょうか? 話の筋や構成だけ追っかけるのではなく、じっくりと味わい、余韻に浸れる、個人的には大変いい出来映えだと思います。

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ちゆう

1.5満足?

2020年8月30日
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113本目。 監督は満足なんだろう。 でも作り手と観る側との温度差を感じる。 だっておかしいもん。 製作段階で誰か言わない? 映画だからってのを、言い訳にしてる気がする。 でもまあ、地元では盛り上がる作品だとは思う。

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ひで

4.0【”辛いときは、新しい場所を作って・・こうやって笑うんだよ・・” 若き男女の自由を求めて彷徨う姿が刹那的で哀しいが、”煌めき”も感じさせる作品。】

2020年8月29日
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知的

幸せ

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NOBU

4.0いやー、これは傑作だった。まず画が綺麗、ひきのファーストカットから...

2020年8月29日
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いやー、これは傑作だった。まず画が綺麗、ひきのファーストカットから魅入られる。?をちょっとずつ出して行きながら中盤に色々と繋がってきて、彼等にグッと惹きつけられていった。監督の繊細な演出が際立った良い作品だった。

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おれ

3.02回ほっぺを指でなぞる。

2020年8月29日
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なるほどです。 ショウタの行動が残念なところが多かったです。 二人ともよく走りました。 最近、江口のりこさんがとても気になります! 今月37本目の鑑賞です。 最高記録(^o^)

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かん

2.5雪に耐えて梅花麗し

2020年8月29日
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単純

父親による性的暴行を受けていた女性を助けに入った男と、その際に父親を挟みで刺してしまった女の逃避行の話。 東京で劇団員をするも鳴かず飛ばずでオレオレ詐欺をしているクズ男翔太。 高校を中退して老人ホームで働く、幼い頃から父親による暴行を受けていたタカラ。 タカラの境遇を聞き、そんなことがあって言い訳はないと、憤りと同情から衝動的に逃げでしまい巻き起こっていくストーリー。 そんなことでという様なことに感動するタカラと、そんな彼女をみて苛立つ翔太とか、警察に追われながら共に時間を過ごす中で、互いの行動をみて、心が近付いたり離れたり。 汗臭く青臭く若さの匂うむず痒さで最初から最後まで突っ走られて、悲しさが強い作品だけど、本編では語られない未来に少しだけ希望が感じられる終わり方で、なかなか良かった。 それにしても、少し前に別作品の舞台挨拶で拝見した時は可愛らしく柔らかい感じの人だったけど、芋生悠にこういう役はハマり過ぎ。

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Bacchus

0.5それな

2020年8月28日
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期待したがあまり面白くなかった… 疑問ばかりの脚本でした…

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グッドフェロー

5.0ラブストーリーではあるが、映画への愛の讃歌

2020年8月28日
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作品に向き合うゆき平

3.0#68 何故逃避行することになったのか

2020年8月28日
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最初はわからなかったが、ラストで色んな謎が解けた。 暗闇の人生を生きてきたタカラにとって、翔太は心の中に光を灯してくれる唯一の存在だったんだな。 またいつか翔太がタカラを探し出せたらいいな。

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chicarica