アマノジャク・思春期のレビュー・感想・評価
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発達障害が認知されていない時代、「受け口」と発達障害(?)を持った...
発達障害が認知されていない時代、「受け口」と発達障害(?)を持った男の子が、学校に馴染めずもがく話。
家も学校も地獄。最後までとことん救いがない。変に良い話にせず、淡々と事実のみ映してるの良かった🙌
感情の伝え方が分からず人を傷つけてしまうあたり、うちの生徒(特別支援学校)が被った。
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映画と思えない
いま、特設サイト有料配信で観ることができる。 まったく映画のように思えない異色の作品だ。
観ていると、いつの間にか、子どもをとりまく現実に引きずり込まれている。気がつくと、そこに登場している大人が、自分より背丈の大きな大人に見えている。
光くんに襲ってくる出来事に、(教室で起こるトラブルや、同級生の目線、親たちの声に)、凄く既視感がある。遠い昔自分にも訪れた心配や不安、訳の分からない感情がそこにある。
そう感じさせるのは、きっと教育論的な主張を排除し、演出の仕方に注力しているからだと思う。
こうした映画によくある、こうしましょう的示唆がない代わり、世界はこうなってる=動かし難い現実そのものが、突きつけられてくる。それをどう咀嚼するかは、観た人次第だ。
僅か30分強の作品だが、濃密な30分間だ。2回繰り返して観た。
31分の短編
受け口の少年の苦悩を描く作品。でも、問題はそれだけではなく。監督の実体験を元にした、というよくある類の映画ではある。全てにおいて粗すぎるけれども、単なるドキュメンタリーの再現ではなく「作品」として消化させようというエネルギーは感じられた。
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