「ラストのドラゴンのシーン…監督や脚本家の理性を疑う!」ドクター・ドリトル Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのドラゴンのシーン…監督や脚本家の理性を疑う!
ドクター・ドリトルと聞いて、誰しも児童文学の細かな筋は知らなくても、ドリトル先生が動物の言葉を理解し、ユーモアたっぷりのコメディ映画として多くの方から安心して見ることができ、数々のシチュエーションに変えて...例えば、ミュージカルであったり、ドリトル先生が子供になったりとする中でも決して面白さやワクワク感を裏切ることのない歴史ある映画と位置付けてられていたが...?
この映画...大人の事情から公開が遅れに遅れた上にまだ記憶に新しい映画「The Mummy(2017)」や「Cats(2019)」のように ▲$100 million越えの "A BOX-OFFICE BOMB" になると懸念されているユニバーサル映画社...それも一部のサイトのみならず、有名エンタメサイトもそのことを指摘している。
Guardianは、歯に衣着せずに述べている。「あまりにも気だるいように、いちいちダウニー・Jr.が口を開けるたびに何か聞き取りにくい台詞を言うことで映画は終わってしまう。」...そのことは、ビクトリア朝時代の設定に加えニューヨーカーの彼がウェールズ語の変なアクセントを使っていることや個人的には、かすれたひそひそ声で常に台詞を話しているのには、冒険活劇に反比例しているように映る...奇妙に見え、潜在的に嫌悪感がつのる...
一番肝心かなめの動物の声を贅沢にもアカデミー賞受賞者やノミニーの方々を起用することで動物の個々のキャラが立ち分かり易くなっていて、特に気の優しいゴリラのチー・チーは可愛い~ッい。
若きビクトリア女王の不治の病を治すべく、木の実を探しに大海原へドルトル一行が乗り込む冒険活劇...スタジオでいかにも撮影されているのが分かるCGIは、ご愛敬?シナリオ自体も王道を行くような内容であからさまに違和感のあると言えるものは見当たらず、バンデラスさんもいつもの脂ぎった感じで演じられてコメディに一役買っていたのに..
それは.....有名・無名のサイトから"頭がぶっ壊れる"とか"イカレテイル"と揶揄されているエンディングでのドラゴンのシーンに原因がある...自身も映画を見ていてまさかそんなことをしているとは夢にも想像もしていなかったので最初何をやっているか全然気が付かなかったというのが正直なところ。まさかそんなことをしているとは....トホホ
お膳立てが全て完璧に見えるファンタジー映画なのに...すっきりと楽しめたのに...変な余韻が残る映画