キャッツのレビュー・感想・評価
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不気味の谷へようこそ
猫でもない、人間でもない。
妖怪猫人間というかなんというか。
いや、実はあそこにいた猫モドキたちは全部死んでいて、誰が天国へ行き、猫か人間どちらかに転生できるのかという話だったのかもしれない。
だから、あそこにいたのは、幽霊たちだったのかも。
なんの幽霊かはわからない。
猫なのか、人間なのか、ケモナーなのか。
冒頭で捨てられた子猫は、間違いなくあの布袋の中で冷たくなっていたのだ。
そうでないと、あの映像はありえない。
ただし、歌とダンスは超一流。
その谷を越えて世界に浸れたら、感動できるはず。
(私は越えられなかったのが悔しい)
名前で、是非見たい作品でしたが。
舞台でもストーリーは同じなのでしょうか?
人も少なく、後半声出す人も・・・。
私も少し、目を瞑ってしまいました。
音楽も、私には気にいるものもなく、
評価見てから行けばよかった。
動物擬人化は日本に勝てない
ショービジネスではダンサーの迫力を楽しむエンターテインメントかもしれないが、映画ではそれが伝わらない、そのためストーリーの方が空っぽで全く楽しめない。こういう動物の擬人化の物語は、鳥獣戯画から始まる数々の作品が日本にはあり、猫の物語では「綿の国星」が秀逸だ、最近も特に動物擬人化作品が多数散見され、ハリウッドなんて全く問題にならない。まあ確かに金は使ってるだろうがただの無駄遣いだったようだ。
犬目線からのレビュー
初日に鑑賞したのは、たまたま時間が合ったから、舞台版キャッツは未鑑賞、世間の酷評も気になったので!
ネコ人間のキラキラショー、歌唱パフォーマンスは、路地裏の野良猫達の世界観とつながって、(汚いシーンにはウンザリしたけど)、ステキだった。
キャッツの楽曲を知っていたら、数倍楽しめるのかも知れない。
ただ、すごく極端に言えば、台詞がない、ストーリーがないからネコたちの背景が見えなくて、奥行きは感じられなかった。
どんなおどろおどろしい絵が見えるかと思ってたけど、オス猫の不気味さはさておき、メス猫はこぞって美しいし可愛いかった。
最後のシーン、ジュディ・リンチの台詞で、ワタシ、すごく場違いだった事に気付いた‥そもそもネコ好きじゃなかったわ。
不思議な映画でした
ハッキリ言って全く面白くないのですが、不思議とあまり腹が立たない不思議な映画でした。理由はストーリーをわかってる上で見たこと、トレーラーでストーリー的に舞台を超えるというか、大きく改変が無いイメージをもって見たからかも。
つまらないのはカット割と寄りの絵が多すぎてダンスを追いたくても追えない点が一つ。見る所を押しつけられている。ダンスやサブキャラを見たくても、歌っている人の表情をアップで見させられてかつ、カットが頻繁に変わる。で、動きにCGが足されているのでダンスそのものがリアルな迫力が感じられない。
次は個人的な好みの問題かもしれないが、メモリー以外のチューンに魅力がない。詞もメロディーも退屈でした。
最後はストーリーそのものがつまらない。(これも個人的なもの?)つまらないからダンスや歌で引っ張って行かなきゃならないのに上記の感じなので。でもキャッツってこういう話だし仕方ないよなぁ、と。
CGが気持ち悪いとか以前の問題でした。
舞台では味わえない もう1つのキャッツ・ワールド!!
劇団四季の舞台を観てから『キャッツ』の虜になり、ロンドン版のDVDを持っていて、1か月前に配信されたサントラを毎日かけ流すほどのキャッツ好きなので、期待値高過ぎて逆に心配でしたが……
言葉に出来ないほど素晴らしかったです!!
設定や各キャラのイメージは舞台と少し違いますが、映画ならではの映像美に一瞬たりとも目が離せなくて…本当に何と表現していいかわからないほど良かったです。
舞台版で一番好きな、鉄道猫スキンブルシャンクスの曲は、映画版では映像の素晴らしさが加わってさらにゴージャスに堪能できました。
この作品ではMr.ミストフェリーズが気に入りました。マンカストラップもとっても格好良くて大好きです。
ヴィクトリア役のフランチェスカのダンスも、さすがバレリーナ、美しすぎます♡♡
公開中は何度もリピして最高級のエンターテイメントを満喫しまくろうと思います。
よかった
確かにストーリーは大して面白くないというか、ほぼ無いに等しい。だが、この作品の良いところは美しい映像、世界観、魅力的なキャラクター、歌、ダンスにある。
酷評される理由は大いに理解できる。
だが、この作品を楽しめる人も沢山いるだろうと感じた。
ミュージカルや劇団四季が好きという人はこの作品を楽しめるだろうが、そうでは無いという人には絶対におすすめ出来ない作品だ。
個人的には最高の映画だった。
劇団四季で観たことあったので、映画になるとどんな事になるのか期待大...
劇団四季で観たことあったので、映画になるとどんな事になるのか期待大だったのですが…。もちろん歌や踊りは素晴らしかったのです。けど、映画にする必要ある?なんの工夫も無く素晴らしい歌声とダンサーに頼って。街に転がっている物と猫の対比も無かった。
ひたすらティラースウィフトはいつ出てくるのとしか思えなかった。
ショーは生で観るのが一番で、映画でしかできないことを観たかった。猫好きとバレエ好きにはたまらんだろうなとは思う。
海外の批評に反して
日本では公開前から海外での酷評ばかりが取り沙汰されているが、百聞は一見に如かず。実際に観てみたほうがよい。
じつはまったく期待せずに試写を観たが、もちろんツッコミどころは多々あるものの(だからこそ?)、観て数日経っても『キャッツ』を思い出しては自分の経験や取り巻く環境と重ね合わせてさまざまなことを考えてしまっている。
予想外に、もう一度、いや二・三度観たいと思っている始末。
百人百様、さまざまな受け止め方のできる、余白の多い作品だと思う。
いわゆる名作ではないかもしれないが、フックが多く、良くも悪しくも心に残る作品。
噛み締めるごとにジワジワ味わえる、スルメ作品といえる。
もっぱら不気味、不快との評価が多い例の猫人間(人間猫?)のヴィジュアルは、観ているうちに慣れたのか、意外と気にならかった。
むしろ、人間ぽい身体だからこそダンスシーンなどで身体の躍動感が表現できているのかもしれない。
これが毛皮まみれの衣装だったり、本物の猫を使っていたら、作品の要のひとつであるダンスは堪能できなかっただろう。
内容もそうだが、『キャッツ』というのは、じつは猫ではなく人間の話なのだと改めて感じた。
映像でこそ可能になる尻尾の動きなども、面白かった。
たしかに、冒頭が間延びした感じがあったり、メリハリに欠けていたり、もう少し脚本や編集で工夫できたのではないかと思う点も多い。
しかし逆にみれば、それら欠点は、舞台を映画化するに際し、両者の差異を意識し作品を作るためのよい教訓にもなるだろう。
今回映画化にあたって、ヴィクトリアの視点から描いたりと、設定を新しくしている部分もあり、一応工夫はしているよう。
映画用に作られた新曲のうち、ヴィクトリアが歌うナンバーは不覚にも琴線に触れた。
気づくと口ずさんでしまっている。
それから、ラストの長老猫の台詞は、ジェリクルキャッツの本来の/隠された意味をきちんと示唆している。
これは舞台版にはない演出で、本作のジェリクルキャッツ観を端的に表すものとして刮目すべき点。
とまあ、感じ方はさまざまだろうが、なかなか見所がある。
他人の、しかも海外の評価を鵜呑みにして観る前から駄作と決めつけるのは勿体ない。
ぜひご自分の目で確かめていただきたい。
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