キャッツのレビュー・感想・評価
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われわれの知らない生き物たちの生態と哲学を観察
海外の評がさんざんで、尻馬に乗るように日本公開前から冷笑ムードが広がってネタにされた感のある『キャッツ』だが、これまで誰も観たこともないような異様なビジュアルを貫きながら、王道のミュージカルを描ききっただけであり、珍奇ではあっても決して駄作などではないと思う。
ぶっちゃけ『トイ・ストーリー』の一作目だって「気持ち悪い」という声はあったが、今ではCGアニメに違和感を抱く人はほとんどいなくなった。この『キャッツ』の猫人間たちのビジュアルも、確かに観客を戸惑わせる部分はある。が、それは単に「知らない物を見た時の戸惑い」でしかなく、映画の世界観はちゃんと成立していると思う。
オリジナルの舞台版を踏襲しているからか、レビューショーのような構成で、筋の通ったストーリーはあまりない。それを退屈と捉えるか否かは、観客側の先入観次第。自分としては、ミュージカルらしさを充分に楽しんだし、ジェニファー・ハドソンの演技込みの歌声は『ドリームガールズ』の時をはるかに超えていたように思う。いや、総じていい映画だと思いますよ。ヘンだけど。
舞台から映画へ、アレンジできたこととできなかったこと。
1980年代後半、初めて訪れたニューヨークで、初めて「キャッツ」を鑑賞した時の衝撃が今も忘れられない。最前列の席に座った筆者は、目の前すれすれで歌い踊るダンサーたちの猫メイクとタイツ姿に恐れおののき、圧倒されたのだ。外国人独特の彫りの深い顔に施された猫を模した濃いアイラインや、美しい下半身に張り付いたレオタードすらが、妙に艶かしく、且つ、ホラーだったからだ。そして、緞帳のない舞台に設えられた街のゴミ捨て場のセットや、やがて歌われる名曲"メモリー"に目と耳をそば立てながら、猫の世界にも人間同様のドラマがあることを知り、満足して劇場を後にしたのだった。世紀を跨ぎ、今、ようやく映画になった「キャッツ」は、単なるメイクやタイツでは許されない最新鋭の猫ビジュアルを必然的に義務付けられ、そもそも、話はあってないような猫それぞれの物語に映画らしさをギリギリで纏わせ、T.S.エリオットの原作が持つ難解さはそのままに、舞台では叶わなかった、演じる人気役者の見慣れた素顔を毛だらけの顔から想像する楽しさを、観客に与えている。つまり、当時のステージミュージカルに革新をもたらした作品を、アレンジできるものは可能な限りアレンジし、できないものは削ることなく据え置いた野心作、なのだと思う。世に吹き荒れる悪評が逆に高収益に繋がったことは結果オーライの最たるもの。映画は水物、否、化け物なのだ。
一匹の猫が選ばれる
当時、映画館で観ました🎬
有名ミュージカルの映画化ということで、期待していましたが…。
出演者さん達は、頑張っていたと思いますが、何かが足りない感じが😥
イドリス・エルバの悪猫ぶりや、イアン・マッケランの哀愁ただよう感じ、テイラーの歌唱パート…などは良かったと思います🙂
ただいまいち乗れなかったんですよね💧
猫感が足りなかったのか、何かわざとらしいものを感じたのか❓
全体的に、平凡な印象で終わってしまった感じはします😅
さりげなく動く耳や尻尾
フランチェスカヘイワード扮する白猫ヴィクトリアはロンドンの路地裏に捨てられ、ジェリクルキャッツに出会った。
全編ミュージカルで、踊りも大変だ。さりげなく動く耳や尻尾がいけてるね。キャッツと言えばメモリーだが、今回はジェニファーハドソンが見事に歌い上げてた。フランチェスカヘイワードの歌も切なげで良かったよ。やはり名曲あふれるこのキャッツは永久保存版だね。
無心で鑑賞すれば面白い個性派ミュージカル
これほどの作品だとは思ってもみなかった。本作は、大ヒットミュージカルの映画化作品であり、ミュージカルの圧倒的なパワーに心が揺さぶられる作品である。但し、設定が特殊なので、先入観、固定観念を捨てて無心に鑑賞しないと、作品の世界に入り込むことができない。
本作の主人公は、ある夜、ロンドンの街で飼い主に捨てられた白猫ビクトリア。彼女は、街に屯する猫たちの仲間に加わる。その夜、年に一回、猫たちの中から生涯をやり直すチャンスを得る猫を選ぶ選考会が開かれる。我こそはと選考会に立候補した個性的な猫たちが、渾身のパフォーマンスを魅せていくが、予想外の出来事が起こり選考会は混乱していく・・・。
序盤を観た時は、正直、これは外れかなと思った。冒頭に懇切丁寧なナレーションがないまま、いきなり猫たちの個性的な物語が始まるので、作品が掴み切れず悶々となる。しかし、次第に、物語を通して、その夜に開かれる選考会の意味、選考会に立候補する面々が明らかになり、作品を掴むことができる。
中盤以降は一気に作品世界に入り込むことができる。舞台でミュージカルを観ているような臨場感で、個性派ミュージカルを堪能できる。猫の動きを模した躍動感溢れるダンスも良いが、何と言っても歌が素晴らしい。曲、詞に加え、演者達の歌唱力に魅了される。感情を込めた歌声が心に響く。
選考会という設定はベタだが、選考会に立候補した面々のパフォーマンス、立候補理由が歌とダンスで上手に表現されていてユニークで面白い。作品のアクセントになっている。
主人公である白猫ビクトリアは新参者であり、第三者的立場で猫たちを観察し、物語の案内役を担っている。彼女の存在がラストシーンへの伏線になっている。ラストシーンは、そう来るかという意外な展開であり、感極まって涙腺が緩んでくる。生きる力を貰うことができる。
本作は、無心で観ると作品の世界に入り込むことができる。感性が試される作品である。
そのまま映画化。
ネタバレは含みません。安心してください。
舞台のCatsをそのまま映画化したんだなと言う印象です。
ストーリーや世界観、キャラクター像にほとんど変化はなくCG(VFX)などによる映画ならではの表現によりまさに舞台で観たCatsを映画館で観ているようでした。
そのまま映画化したため、かなりのミュージカル映画です。すぐ歌い出します。もし、ミュージカルにあまり慣れていない。またはミュージカルがあまり好きでない方は少しきついかもしれません。
リアルな猫の姿をした人間に違和感を感じる人もいるらしいですが、現実世界の舞台での限界が映画のスクリーン中の世界では無くなるのでそこに差が生まれるのは自然なことです。なのでそれが我慢できない方は無理して観なくていいと思います。話もそのままなので舞台を観に行きましょう。
今回はオリジナルの曲もありました、あのメモリーのアンサーソングらしいです。Cats感もちゃんとあり、特に違和感は感じませんでした。まだ舞台を観たことがない人はおそらく舞台にはない曲だとは気付かないと思います。ちなみにあのテイラースイフトが作曲しました。(本人も作品に出ています。)
舞台のCatsのガチのファンの方にとっては気に入らない部分もあると思います。しかし、私はガチのファンではないので、ガチの方の意見は投稿できません。ガチのファンの方で具体的な気に入らない点があったらコメントで教えてください📝
僕の感想ですが、やはりCatsはこの映画よりも舞台で観た時の方が感動しました。
なので、できれば舞台を観に行きましょう。
舞台には行けないけどCatsの話を知りたい、舞台を観たことがあって久しぶりに思い出したい。などと言う場合であればこの映画がピッタリかもしれません。
マジック
まず、キャッツの知識がほぼない状態で鑑賞。なんじゃこりゃ?話の筋は全く分からず、何故天上に行きたいのだ?何故ジョニーデンチに選べる権利があるのだ?なんだあの消える粉は?マジックで何で助けられたのだ?鑑賞後も分からないだらけ。
CGにするなら何でもありじゃん。誰でもいいじゃん。これは映画にする意味ないのでは無いかと。面白くない。
タイトルなし
この映画版キャッツは、人間かCGで猫化されていて気持ち悪いと散々な評判だったようですが、実際見て見ると、気持ち悪くなんてなかった。違和感も全くなし。
その点で見るのを躊躇している人は、人の評価を気にせず、見てみたらいかがと思います。
1ヶ月しか上映されなかったのが何となく分かる。
「かわい~キャッツ!キャッツ!」っていう小学生がいるとは思えない…。
子供にも大人にもそもそもビジュアルがハードル高いよね。
まぁキャッツですからストーリーはあれとして私としてはとても好きなタイプだった。
歌もダンスも堪能できたしと言いたいところだけど見せ方には不満あり。
アップ多すぎ~。ここはもっと引きでダンスが見たい。カメラぐるぐる回さなくてよし。と思うところ多数。
でも猫にしか見えない演技はすばらしかった。
どの猫もとても個性的で可愛らしくしなやかでステキだった。
エンドロールのテイラー・スウィフトのオリジナル曲「Beautiful Ghosts」は必聴。
これは、、、ダメでしょう
CGがどーのビジュアルがどーのというのはこの映画の本質じゃないと思うので棚上げして。
そうだとしても、これは映画としてどうなんだろう?
そりゃ、原作は子供向け猫詩集ですからストーリーが弱いのは仕方ないですが、それだけならミュージカルがあそこまで人気のロングランにならんでしょう。
フランチェスカ・ヘイワードのバレエは見事だったけど、出演者達の肝心のダンスまでもがCGのせいで、どこまで本当に踊っているのかと疑念が掠めてしまう。
とりわけ、ジェニエニドッツなど下品過ぎる演出は露悪的という価値すらないでしょう。
レビューを見てみれば「ミュージカルだから仕方ない、自分はミュージカルは苦手で」という人達がいるわ、いるわ。
待って下さーい!ミュージカルだって普通はストーリーしっかりありますよー!面白くない理由はミュージカルだからじゃありませんよー!
もういっそ、ブロードウェイとか劇団四季とかの舞台をそのまま撮って流した方が良かったんじゃないだろか。パブリックビューイングみたいに。
キャッツで使われてる歌っていいな
個人評価:3.0
手の込んだCGのネコ達の肌よりも、実際の舞台の衣装の方が豪華に、また物語になじんで見えるので、酷評されるのなら、いっそのことCG無しの舞台衣装にすればよかったかも。
ネコと街並みや家具などの比率もおかしく、小人にしか見えないシーンも多々。
ミュージカルファンには駄作に終わったが、舞台でキャッツを見た事のないライトユーザーに、本作で使われる歌の良さの片鱗を、味わう事が出来る点は功労といえる。
圧巻の「メモリー」
前評判で見た目の気持ち悪さが話題でしたが、
自分的にはそこまで気になるものでもなく。
どちらかというとあれだけCGつかわれると
ダンスという行為そのものに意味なくなっちゃうなと。
それよりも、頬擦りをする猫的しぐさが
なんとも可愛らしくムズムズしました。、
あと、知らん用語とか出てくるけど、
調べればわかるし、納得できる。
ここまで意味のある話だとは。
そして、最後の「メモリー」はもう圧巻としか
言いようがない。
これを聞くための1時間だったと思えるほど。
あとジュディデンチはやっぱり凄いわ。
こじんてきには
めちゃくちゃ評判悪くて、どうなのかなって思ったけど個人的にはそんなにひどくなかった。
ただ、ゴキブリのところは捕食シーンだけ無理だった、、、
舞台演出とワイヤーとcgが絶妙にハマってない結果気持ち悪いシーンはあった。
不気味の谷みたいな現象なのかな?
ただ、映画で見るとメリハリがあんましついてない感があるかな、、、、
最後の手品で長老呼び出すところとか、舞台で見たらより良いんだろうな。
舞台見たことないから、そこの前提違ったら感想も違うのかなー。
68/100
人面猫を見せられ続けるだけの2時間
猫の姿に違和感を感じてるレビュアーさんがたくさんいますが、その通りだと思う。
個人的にはミュージカル映画でも物語性は持ってほしい。「ラ・ラ・ランド」や「グレイテストショーマン」、「ボヘミアン・ラプソディ」は程度の差こそあれ、それぞれにストーリーがあった。この作品は、歌と物語の比率が99:1くらいで、話の中身はあってないようなもの。
だからこそ、観客の目は歌とビジュアルに行ってしまうわけで、そのビジュアルが変なのが余計に目立ってしまう。CGすごくてちゃんと猫が動いてるようなのに、顔だけまんま人間なので気持ち悪い。てか最初のシーンは猿にしか見えない。
これがミュージカルなのか、、、?
元々ミュージカルは好きだし
歌って踊り出すのに対しても
全然違和感を感じないタイプ。
でも、舞台を見に行ったことがないからか?
ミュージカルってこういうこと?
って置いてけぼりを食らった感じがした。
本当に歌しか歌わないし
ミュージックビデオを
永遠に見てるみたいだった。
ストーリーはよくわかったけど
思ってたより薄っぺらいなって思ったし
特に見せ場もなかったんじゃないかな?
元々キャッツが好きで
音楽好きな人には
映像は綺麗だし
音楽も最高だし、たまらないかも。
俺は音楽映画やミュージカルが大好きだ(=´∀`)人(´∀`=)
シングもナインもシカゴもアクロスザユニバースもアイアムサムもオペラ座の怪人もレミゼラブルもグレイテストショーマンもララランドも、グリーのシリーズも③あたりまでなら好きだし、アリーマイラブも見てた!
ブルースブラザーズやマスクも同じく大好きだ!!!
だが?(レントと)本作は、ちょっと苦手かも。。。
映画って、始まって三十分でその世界に引き入れてくれないと、なかなか難しいよね?
(*『チキンとプラム』と『オーケストラ!』の二作は例外だったな。)
公開前から大不評だった本作。
映画ドットコムのみなさんは、そんなに低評価では無いみたいね?
映画版でなく舞台版のキャッツはどんな筋なんだろう?
オーケストラやウインドアンサンブルやブラスバンドは、CDよりやっぱりライブに限る。
舞台もミュージカルも、やっぱりライブが一番よね。
何故?本作を映画にした?
何故?アニメーションでなく実写で撮った?
ちょっと色々もったいない気はしたな。。。
アンドリューロイドウェバーとスピルバーグとトムフーパー。
ジョディデンチにマグニートー、更にテイラースイフト迄出てるのに。
ぐぬぬ、期待がデカ過ぎましたかね?
女の子の全身タイツてエロさしか無いよね?度】☆⑤
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テイラースイフトのマキャビティにゃんこは、めっさエロい!
一カ所にしか目が行かない( ◎∇◎)/
エンドロールがめっさ長いけど、特にその後何も無いスよ。。。
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