「信濃上田の自然の雄大さとキャスティングは良かったのだが。」最初の晩餐 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
信濃上田の自然の雄大さとキャスティングは良かったのだが。
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作品名に少々戸惑いつつも拝見した。
とにかく人間関係が複雑である点、話が時々前後するので、「話の流れ」はしっかり把握しておく必要がありこの点も戸惑った。シュンの本当の父親は、病室で5年間を生死を彷徨っているという過程であるならば、彼は、実父の生前に見舞いに行かなかったのか。大人になったシュンの口から何も聞くことはなかった。母のアキコは、まだ病院で夫が生きていたのを、食器を割るまで知らなかったのか。作品中には、作品から推察されるよう多くの食材が出てくるが、この作品で言える「家族、みんなで食事をすること。」と「数々の晩餐」が、私にはなかなか繋がらなかった。夫の通夜の席で、アキコがみんなに「ハムエッグならぬチーズエッグ」を振舞ったのも、なぜか笑えない。結局、この話の中で、アキコと日登志が、同じ屋根の下で暮らしている間もシュンの実父は植物状態で病室で孤独であったいうことか?それは残酷すぎないか?
信濃上田の雄大自然をバックに描かれるのは構わないが、一例ではあるが、井住が最後の日登志の山登りに誘われて、寝ているときに日登志のうわ言を聞いたという件は必要ないと思われる。個人的に菅原大吉さんはすきなのだが。(まぁ~)精進料理は、あまり上手いものではないんだけどねぇ。最近、永瀬さんの作品を見かけるが、存在感は強いのに、過去に暗い闇を抱える役柄が多い「あん」「赤い雪」「ある船頭の話」。
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