前田建設ファンタジー営業部のレビュー・感想・評価
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建設業はまだまだ人々をワクワクさせることができる!
アニメに出てくるタケコプターやらを科学的に検証する「ジュニア空想科学読本」ってのがあるが、それは子供の世界。
・・・と思いきや、大の大人が真面目に知恵を絞るこの、マジンガーZに出てくる光子力研究所の「格納庫」を現実に造ったら?って企画。だんだん、本気が伝染していく過程が面白い。空想世界の地球の危機に真面目に取り組む馬鹿たち。どいつもこいつも人より熱くなっていき、終いにはそんなもの用意したのかよ!ってツッコみたくなる私物を持ち込む始末。アニメと現実の境がなくなっていくような本気度は、みんなの真っすぐな眼が物語る。
で、プロジェクトリーダーが小木だけに、コント同様、馬鹿馬鹿しいことを笑いの消えた真顔で叫ぶ。これがまたこの映画によく似合う。
で何よ、まるで弓教授から発注受けてるような振る舞いじゃん、と笑っていると、あれあれ??
これじゃ何だよ、次はサンダーバードか?ガッチャマンか?と呆れていると、あれあれ??
どこまでも本気でオフザケしています。いや、オフザケなんてしてねえぞ、って小木に怒鳴られそうです。
沢山笑って感動出来る。まさかのお仕事エンターテイメント!!
【賛否両論チェック】
賛:やる気がなかった社員達が、ブッ飛んだ企画に渋々関わっていくうち、次第に仕事の魅力に目が輝いていく姿に、沢山笑って感動もさせられるよう。彼らを取り巻く人々の熱意も、どこかユーモアがあって楽しい。
否:どうしても似たようなシーンが続いていくので、興味を惹かれないと退屈してしまうかも。
マジンガーZの知識は、特段なくても大丈夫そうです。
突拍子もない企画を前にして、最初はやる気ゼロだったはずなのに、渋々関わっていくうち次第に建設の魅力に惹かれていき、1人1人がイキイキと輝き出す姿に、働くことの楽しさを改めて感じさせてくれるようです。個人的には、高杉真宙さん演じる1番冷めていたはずのドイが、
「あんなスゴいダム作ったウチが!横移動1つ出来ないなんて笑われますよ!!」
なんて熱いセリフを言うまでに変わっていったのが印象的でした。
そして何といっても、そんなファンタジー営業部を取り巻く人々の変化も、この作品の魅力だと思います。ともすれば荒唐無稽な企画なのに、ライバル会社も含めて協力してくれる人々が、みんな超真面目に
「地球の危機ですから。」
「地球の危機だろうが!!」
と本気を出してくれるのが、コミカルでおかしくも何故か感動してしまうのが不思議です(笑)。
どうしても似たようなシーンが続いてしまうので、人によっては少し退屈してしまうかも知れませんが、冷めていた主人公達のまさかの大活躍に沢山笑って感動させられる、そんなお仕事エンターテイメントです。是非ご覧になってみて下さい。
空想シーンがリアル!
最後の方の空想シーンが、この映画のハチャメチャさからしたら有り得そうで信じて見ていた。
この部署、今時分はテレワーク出来ているのだろうか。出来そうである。
でも1人で家でやっていても甲斐無いだろうな、こんな夢のある仕事は、仲間とやってこそ!!
無限の可能性大❗️
実在する企業の営業部が、空想科学の建築物に
活路を見いだし⁉︎色々な葛藤がありながらも、
建築に関わる資料作成を完成させるストーリー💦
オークションサイトで文庫本を購入したので、
どのように映像化されるか、楽しみながら観賞しました。
意外に、おぎやはぎ小木さん演じる部長の、意味不明の行動力が凄いと感じてしまったのは私だけなんだろうか😅
#26 ものづくりのノウハウの蓄積
せっかく培ってきた技術やノウハウなのに、現実世界ではニーズが萎んできたために生かせないジレンマ。
それをファンタジーの世界と繋げるために立ち上がったゼネコン社員のお話。
全体的には面白いんだけど、コロナウィルスが蔓延する中で見ると「あー、密室で唾飛ばすほど大声で会話しちゃダメ〜」とか、「会社の帰りに飲みに行っちゃダメ」とか、色んな場面で考えちゃう自分が悲しい😭
つまり映画を純粋に楽しめるのは健康な精神があってこそで、今のコロナが蔓延した世界で不安に怯えながら観てもエンターテインメントは楽しめないということがわかった。
よって映画の公開が延期されるのも、週末に映画館が休業するのも納得した次第です。
絵空事ではない!“建設的”な話をしているのだ!
いつだって、マンガやアニメが
わたしたちの知り得なかった知識を授けてくれたり
空想の翼を与えられ、やがて発想の泉に着水させてくれたりします。
成功を納めた科学者や技術者の中にも、
「子供のころ見たアニメやマンガから着想を得た」
ことを公言する方もいらっしゃいますよね?
自分だけが納得して無理に筋を通そうとすることを
屁理屈と言いますが、
元来、科学者や技術者は良い意味で理屈家だと思います。
自分にも相手にも納得させる論拠を示さないければ
気のすまない人種なのだと思います…
そういう意味では、着眼点は変化球でいてド真ん中!
実に的を得た内容でした!
大げさ感もケレン味も、プラスに働き
転換された熱に当てられ、
次第に伝播していくグルーヴ感に胸熱!
原作ファン、永井 豪ちゃん先生ファンなら
「ニヤリッ!」な描写と展開!
…たぶん、知らないけど、ゴメンなさい。
だけど、これだけは分かる。
真剣な大人はカッコいい! そういう大人になりたいぜ!
「号泣。今年NO.1」
今年28本目。
マジンガーZ世代ではないですが、もちろん知ってますしアニメ部分は身震いします。「バカな事に命を懸けろ」と箕輪厚介(幻冬舎編集者)は本で書いていますが、「バカな事にどれだけ熱中出来るか」がテーマだと思います。自分の映画生活にも通ずる物があります。
高杉真宙が熱く語るシーンでは号泣。今年NO.1でした。
win-winの映画。三方良しで新しい仕組みに。
前田建設は社員のモチベーションアップと社名PRに、映画制作会社は前田建設という大型スポンサー獲得。そして映画は単純に面白く、観客も嬉しい。
映画ドラマのネット配信やオリジナル作品による囲い込み、素人YouTuber、プロYouTuberによる映像制作のハードルの低下など、厳しい映画業界を助ける手法になるかも。
期待通りの筋書きに感動やスリルはないものの、気楽に楽しめました。
熱いコメディ
正直なところ、予告編も観たことがなく、全くノーマークの映画でした。映画館に来たものの、時間的に観られるものがコレしかなく、ちょっと悩みました。ただ、評価が高かったので、観てみようと思ったんです。
観ている途中で、うん?コレ実話?と思いましたが、本当に実話なんですね。
個人的に、あまり熱いのは好きではありません。熱い人とは、友達にもなれないし、距離を置きます。芸能人とかが、夢は願えば叶う…なんて言おうものなら、うぇーって思います。映画でも、あまりリアルに熱いとウザいと感じてしまいます。途中、ちょっと小木の熱さに嫌気さしました。こんな上司、嫌だ…イライラする…と。
でも、高杉真宙くんや岸井ゆきちゃんのシーンは、本当に、面白く、終始、笑っていました。終わってみると、高杉真宙くんも熱い男になってましたが、そんなに嫌気はなく、ただ小木が嫌いだったんだな…なんて。
コメディ感のないコメディ、なかなか面白かったです。
”マジンガーZの格納庫を現実に作ったらどんな設計/見積もりになるか...
”マジンガーZの格納庫を現実に作ったらどんな設計/見積もりになるか?”という実在の建設会社WEBコンテンツをもとにした半自伝映画。
おぎやはぎ風にじんわり来るコメディ。
けどそれ以上に会社員の熱さに震えました~。
とにかくナイスキャスティング!
こんなキャラにはこの役者!ってのがドンピシャでハマってる感じ。
特に小木さんが意外にもいいなー。
真剣にテキトーなこと言っちゃう感じがめっちゃ合ってる。
岸井ゆきのもテキトーに生意気な感じがよい。
『愛がなんだ』に続いて適役です。
上地雄輔だけはちょい邦画の苦手なコメディ部分が出すぎちゃってる演技でむず痒くなるとこはあったかも。
コメディとしては、小手先の笑いや目先の笑いよりしょーもないことを全力でやってる大前提が面白い。
フフッとたまにニヤけちゃう感じ。
それが同時に熱さにも繋がってるのがいいです。
笑うために観に行ったつもりが、こんなハートに響くなんて。
自分もメーカー勤務なんで”こういう語っちゃう人いるいる”とか”それに引いてる人いるいる”だとかニヤニヤしながら見てました。
それが笑えると同時に素敵なことだなと思える。
働いてる人にぜひ見てほしい。
考えが変わるかも。
いま自分が勤めてるメーカー会社は、夢が無くなってる。
自社の力を信じて、協力するような場面が無くなってる。
それに比べて前田建設の人々のなんとカッコいいことよ。
最初はまったくノリ気じゃなかった広報部が、自社の技術や情熱に触れることでやる気が出てくる。
外から見たらどうでもよさげなことを、自分のこだわりのために全力でやる。
この映画の存在自体がコメディなんだけど……めっちゃハートにくる!
バカらしく描いてるけど歴史、技術、情熱が生きてる会社は熱いなと、
冒頭はノリについていけるか見計らって、
中盤からグイグイ引き込まれて、
終盤には胸が熱くなってる。
尻上がりに面白くなってくる作品。
だから余計に終盤のあのシーンはいらんかったよなぁ、と;
せめて短く;
上映後にまわりからも同じ意見が聞こえた。
あと”マジンガーZ”っていうキーワードで特定の人たちが本気を出すってのがいいなぁと。
みんなをつなぐ”国民的作品”ってのに弱いです。
なんだろう、この懐かしい感じ
約30年前、私が就職活動中の頃たくさんの企業から会社紹介のビデオが送られてきた。自社の強みをミニドラマにして紹介する10分くらいのVHSテープ。有名タレント使ったものもあったような。
また、この熱いストーリーはホイチョイ映画を彷彿とさせる。
おっちゃん、気に入った!
英監督か。なるほど。
新規事業立ち上げのあるあるシーン
新しいことやろうという際、
大切なのはリーダーシップと情熱。
そして、なにより仕事を楽しくやること。
やる気の引き出し方、スイッチの入り方、
人、組織の巻き込み方とか
新規事業、新価値創出プロジェクトに
携わったことある人は、
共感するシーンが多いんじゃないかな。
笑えるシーンも多く、面白かったです。
企業PRをみた感はあるものの不快ではない
タイトル通りお金を払って企業PRをみた、という感じはするものの、内容はそこそこ面白いし、岸田ゆきのがいい感じの味を出しているしで嫌な感じはありませんでした。普通に面白い映画をみたな、という感じ。
芸人さんたちもいいとこで使われてましたね、熱くなるシーンなどうるさっと思うと同時に笑ってしまう自分がいました。
オチの設定も悪くないです。
最高
とにかく面白い。勇気が出るいい映画だ。それぞれのキャラがいい。テーマがいい。高杉君はいい。最初ダムのシーン、高杉君が仮面ライダー鎧武の時のミッチ。ミッチとても良かった高杉君思い出した。みんないいんだけど、町田さんが今まで一番良かった。あんなへんてこな役が合うとは。
とにかく話の展開がいいし、愛すべきキャラクターたちが生き生きしてて本当にいい映画だった。調べたら前田建設ファンタジー営業部、実話と知ってより感動した。
言い忘れた、小木さん、いい。
お仕事あるある
お仕事ドラマというかお仕事あるあるをまぁ素直に描いていて好感が持てる。
小木も上地も好きじゃないのだけど、見ているうちにOKと思うくらいには良かった。
特になにか障害が起こるわけでもないところがむしろお仕事のリアリティかも。
岸井ゆきのの「宇宙に行っちゃう」顔が実に良かった。
くだらないことを真剣にやるのは好きですか?
ひと昔前に空想科学読本って流行ったじゃないですか。
このアニメや漫画の設定は実際にやるとこういう欠点があるから無理無理って本。
基本的なパターンはあれの「マジンガーの格納庫」編です。
でも、この映画のすごいところは「そのままでは無理。さあ、どうする?」という技術職ならお馴染みの無茶ぶりをかなえる話です。
この映画が刺さるためには二つの条件が揃っている必要があります。
「本業か趣味かはおいといてクリエイターや技術職など、ものを作る楽しさと辛さを知っていること」
そして「マジンガーZを知っていること(スパロボでいい)」です。
その上で、バカなことを真剣に考え、どうすればいいかアイディアを出すことを強いられた人たち。
そして作ってる途中でどんどん情熱を傾けてしまうクリエイターのサガのようなものを感じました。
上記の2つの条件に当てはまっている人にはかなり刺さってくる映画だと思います。
ところで予告CMは間違っていないのですが、切り取り方というか魅せ方がアレなので、
あれを期待して映画を見に行くと肩すかしを食らうのではないかと。
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