「色んな業界のこんな映画をまた見てみたいと思いました」前田建設ファンタジー営業部 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
色んな業界のこんな映画をまた見てみたいと思いました
前田建設ファンタジー営業部
2020年
Web で話題なった頃良くサイトにアクセスしたものでした
こうして映画になってみるとまるで、企業イメージ広告の長大CMを見ているような気分になりました
この会社や建設業界の雰囲気が良くわかります
きっと 就活応募者が凄く増えたのではないでしょうか?
ちょっと意地悪な見方ですが、実際本作を見ているとこの会社に入社してやりがいをもって働いている自分が想像できる作品に仕上がっています
マジンガーZの格納庫をどう実現するのか?工法、工期、見積は?そんなところが一番面白いのだからWeb版で十分では?映画になるような劇展開は余計なのでは?
そんな疑問を正直持って見始めました
だから、登場人物達が無駄に熱く演技しても冷めた目で見ていて、途中で嫌になって離脱するかもと思いました
それがだんだんと面白くなっていくのです
様々な課題が起きて、社内、社外の専門家に協力を得て乗り越えて行くシーンが連続していきます
まるで令和のプロジェクトXです
昭和世代の人々には世の中に胸を張れる仕事にかかわる機会が多くあったことでしょう
いまは楽しそうに巨大プロジェクトに没頭できるものはファンタジーの中だけというのも何か21世紀の象徴的なものを感じます
映画化するにあたり、中の人が的確に造形されています
その各人がどこの職場にもいそうな人物ばかりでリアリティがあります
紅一点の女性社員を岸井ゆきのさんが好演しています
社内恋愛の始まりのようなトキメキまで感じさせてくれました
様々な課題を乗り越えて、ついに正式受注をもらったとききは感動すらしてしまいました
色んな業界のこんな映画をまた見てみたいと思いました