「くだらないことを真剣にやるのは好きですか?」前田建設ファンタジー営業部 callさんの映画レビュー(感想・評価)
くだらないことを真剣にやるのは好きですか?
ひと昔前に空想科学読本って流行ったじゃないですか。
このアニメや漫画の設定は実際にやるとこういう欠点があるから無理無理って本。
基本的なパターンはあれの「マジンガーの格納庫」編です。
でも、この映画のすごいところは「そのままでは無理。さあ、どうする?」という技術職ならお馴染みの無茶ぶりをかなえる話です。
この映画が刺さるためには二つの条件が揃っている必要があります。
「本業か趣味かはおいといてクリエイターや技術職など、ものを作る楽しさと辛さを知っていること」
そして「マジンガーZを知っていること(スパロボでいい)」です。
その上で、バカなことを真剣に考え、どうすればいいかアイディアを出すことを強いられた人たち。
そして作ってる途中でどんどん情熱を傾けてしまうクリエイターのサガのようなものを感じました。
上記の2つの条件に当てはまっている人にはかなり刺さってくる映画だと思います。
ところで予告CMは間違っていないのですが、切り取り方というか魅せ方がアレなので、
あれを期待して映画を見に行くと肩すかしを食らうのではないかと。
コメントする