「格納庫よりもブレストファイアーよりもアフロダイミサイルが気になる・・・」前田建設ファンタジー営業部 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
格納庫よりもブレストファイアーよりもアフロダイミサイルが気になる・・・
最近、デア〇スティーニのサンダーバード秘密基地のDMが送られてきて、気にはなってたのですが、たしかサンダーバード1号の発進もプールからだったような。多分、プールから現れるという発想も永井豪はこのサンダーバードから着想を得たものに違いないし、映画『十戒』の海の割れるシーンを足したものだったのでしょう。そしてJR西日本のサンダーバードは石川県から大阪まで運行され、永井豪も石川県出身、と考えると運命的な繋がりをも感じる。
さて、本作を観る前までは大手ゼネコンのPRとしか思ってなかったのですが、全く違ってました。たしかにウェブサイトを立ち上げたときには広報によるイメージ戦略だったのでしょうが、本格的に連載を始めると大人のロマン、ヲタク、ファンタジーとしか感じられなくなってきます。このくらい徹底的に検証してみないと面白くありませんよね。
なぜだかバブル崩壊後にはウルトラマンの研究本とかサザエさんの研究本とか、真面目に徹底的に研究する書籍が発売されていた。現実社会に対する逃避とかアンチテーゼとか単に目立ちたかったなどの色んな動機も考えられますが、架空のヒーローに対する敬意の表れとも言えましょう。このおかげで現実社会での挫折から救われた人もいるだろうし、夢をあきらめない人へのプレゼントだと言えるかもしれません。実際の前田建設工業は2003年に始めた企画だというから、ほぼ同じ時代の流れでもあったわけです。ついでに言えば、『シン・ゴジラ』なんて作品もその流れを汲んだ企画だったのでしょう。
そんな偏屈な目で見始めたため、最初はおぎやはぎのおぎの暑苦しい演技にがっかりさせられ、ずりネタでは岸井ゆきのと一緒に宇宙に飛んでいきそうになったのですが、難題が次々と噴出し始めてから奮闘するスタッフたちの姿に感動してしまいます。いかに納得いくまで費用を削ることができるのか・・・。さらに新たに作られたアニメ映像や永井豪にも納得。アニメを単純に実写化するのではなく、こうした映画の作り方が邦画を救うきっかけになるのかもしれません。
kossyさん、お邪魔します。
「サンダーバード秘密基地」
vol.1 だけ買いました。安かったのでつい。。
サンダーバード1号の解説イラストによると
プールの浴槽部分(?)の全体が横にスライドする絵が
描かれれてました。
水が流れ落ちる心配はなさそうです。
のんママさん、コメントありがとうございます!
サンダーバードの基地は他にもロケットとかありますので、単純に考えても5倍以上だと思います。しかも孤島ですから建設資材の輸送費も口止め料込みで大変な額になりそうです・・・大金持ちだからと一言で片づけられそうですがw
国が映画に金を使わない、って言う訳では無く。「表現の自由の担保」「権力が恣意的なプロパガンダに使う懸念の排除」等の理由から、予算拡大に反対する勢力の存在、ってのもあります。
何にしても製作費一億に対して1000万の支援なので、そもそも一億円以下の低予算作品は申請すら出来ません。変ですよね。
kossyさんへ
あくまでも、参考ですが....
文化庁の「劇映画」に対する助成金の実績は、H31年度助成対象24件、総額3億2400万円。H2~23までの総額でも38億7500万円。韓国の場合、「映画」の括りでは2018年実績320億円と言われていますが、実態は不明です。
振興のテコ入れがあれば、日本映画界の在り方も変わると思うんですけどね。色々、問題あり過ぎです。