ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
全334件中、281~300件目を表示
若気の至りの行き着くところ
1950年代マンハッタンのウエストサイドを舞台にプエルトリコ移民の不良グループとイタリア系+ユダヤ系白人の不良グループの争いと、そこに絡む恋愛をみせるお話。
フルで通して観たのはもしかしたら初めてかも知れない…まあ、ストーリーは間違いなく既知ですが。
今更だけど、前半のアップテンポな部分はあっと言う間だけれど、やはり中盤での歌唱はまどろっこしさを感じる。
まあ、それでも流石は今更これをリメイクするだけあって上手いことつくられてはいるけれど、そもそものストーリーが恋愛系苦手な自分には個人的に尻すぼみなイメージで、ミュージカルじゃなかったら90分でまとめて欲しいぐらいのイメージだし、やはり長さを感じてしまう。
まあみられたけれど、期待を超えるものは特になかったかな。
とにかく音楽が素晴らしい!ミュージカルというより、ミュージックックムービー?!
スピルバーグ監督の映画には、シーンとベストマッチした「ETのテーマ」など記憶に残る名曲がある
その監督が、今回はストーリーに添える音楽ではなく、音楽でどこまでストーリーを表現できるか、
を試みた作品だった気がした。
とにかく!
映画全体がオーケストラのコンサートを、映像を観ながら聴いているよう。
セリフ最小限。字幕いらないくらいに、場面や登場人物の心情を、厚みのある音楽が語る。
そして、おなじみの歌がさらに場面を盛り上げ、
エネルギッシュなダンスが画面を彩る。
クライマックスへの持っていき方、フェードアウトの仕方、画面の作り方はさすがスピルバーグ監督!熟知していて職人級。
ストーリーに思い入れがある人には、どうかなぁ…
映画音楽好きな人には楽しめるかも。
ダンスもよかったけど、「ラ・ラ・ランド」のオープニングほどの新鮮な印象のダンスはなかったかな…
老いた、、IMAXで観ながら そう思った。
1961年の12月に公開された『ウエストサイド物語』は私のクリスマスプレゼントとして家族でテアトル東京でシネラマで観た。
冒頭の空撮でニューヨークに引き込まれ、ソウルバスのタイトルに最先端のアートディレクションを感じ、ジョージ・チャキリスの足が巨大画面、いっぱいに映り、それからの怒涛の歌と踊りラス・タンブリン(その後、来日した時、日生劇場で観た)タッカー・スミスのカッコよさに痺れ、リタ・モレノの「アメリカ」で沸騰した。 その後、ロンドンでもチャキリスがsトニー役の舞台も観た。
ウエストサイド物語は私が観た生涯の最高作だと思った位だ。
それは スピルバーグも同じで、15歳の時に父親と劇場に行き、翌日からは食卓でスピルバーグは全ての歌を諳んじる程、夢中になっていた。
だから、今度の『ウエストサイドストーリー』のエンドロールでは 『父に捧げる』と献呈されている。
しかし 情に棹とは禁物なのだ。 リタ・モレノに温情を与えたのも含め、巨匠の眼に曇りを感じた。
巨匠の最大の失敗作、、、1961年にあの感動を味わった者は押並べて思うだろう
ミュージカル大好き!
オリジナルはたしか高校の音楽の授業で初めて(多分LD?)鑑賞し、その後大人になってDVD購入し何度も観ました。
舞台は2019年ステージアラウンド東京で来日キャスト版鑑賞しました。(昔四季のも観たことあるかも)
オリジナルがあまりにも名作だし、舞台にも色々な版があると思うので、今これに挑戦する、リメイクする意味って何かなとは思っていたのですが、感想としてはオリジナルを超える越えないではなく、単純に楽しめるものでした。
そもそもミュージカル映画が苦手って方は多分これも無理だろうと思うけど、ミュージカルが好きな方をガッカリさせるような内容ではないと思います。
オリジナルの「アメリカ」が好きな曲・シーンでしたが、その曲の扱い方が新しい演出で楽しかったです。(クラプキ巡査はオリジナルが好きです)
所々オリジナルと内容が違うところがあって、あれ?と思ったり演出の好き嫌いはあったものの、スピルバーグ監督のこだわりがみられて(影の使い方、色彩感覚、舞台セット、美術等)、新しくつくる意味を感じたし、トータルで観てよかったと思わせてくれました。
オリジナルは舞台寄りで、新作はあらすじや話の流れを大切に作ってる感じがします。
完全に新演出で現代劇にする方がいいという意見もあると思いますが(アニーみたいに)、私はこれで良かったです。
また、個人的には舞台より映画の方がいい場合もある(シカゴとか)ところだけど、舞台には舞台の良さ、映画には映画の良さがあり、ウエストサイドが名作たる所以だなと感心しました。
何よりバーンスタインの音楽がそのままでうれしかった!名曲の数々に改めてワクワクしながら鑑賞することができました。
「ウエストサイドストーリー」や「サウンドオブミュージック」が大好きだった父から何度も映画館に通った話を聞かされていたので、父を思い出す特別な作品でもあります。(父が生きていたらどう思ったかききたかったな。)
そんな方も多いのではないでしょうか。
どうか彼らが...。
本来、去年映画館で観る最後の一本として考えていた本作「ウエストサイドストーリー」。残念ながら延期になってしまい、去年最後に観たのは「ヴェノム/レット・ゼア・ビー・カーネイジ」になった。まぁ、それなりに良かったかな。
そんな事があっての、満を辞しての本日の公開。1961年版を観るタイミングが取れず、予習なしの視聴になったのは少し心残り。
本作。私としては非常に満足度が高い一本でした。本作は映画だからこその演出と同時に舞台的な画面作りがされているという不思議なバランスをした映画だなぁと感じました。ここに関しては、映画として見過ぎると違和感を感じる人もいそうだなぁと思いました。ただ、私はここがハマりました。舞台は映像作品と違い、細かな表情演技や編集による演出技法が発揮できない分、ある種の誇張された演出と舞台設計が成されるものです。それ故に、それをまんま映画に持ってくると、臭かったり下手に見えたりしてしまいます。そんな中で、本作はそのバランスが凄く良くできてるというのが素晴らしいと思いました。ここは、1961年版はどうなのかなぁと気になる所ですね。
そして、画面が終始素晴らしい。私はレンタルや午前10時の映画祭などで過去の映画を観るのをそれなりに好んでいる人間なので、本作のリメイクとしてのリスペクトから作り込まれた美しさと豪華さには終始気分が高揚していました。
しかしです。映画として素晴らしいというのは観客としてはありがたいことな訳ですが、それが「ウエストサイドストーリー」というのはいかがなものか、と思わずにはいられません。本作は、ウエストサイド・マンハッタンを舞台にしたロメオとジュリエットというのは、もはやネタバレというか古典なので言及を許してほしいわけですが、1957年に公演が始まって以降も本作が人種問題の重要な作品として現在も現実的だというのだ。この作品がただのフィクションとして楽しまれる日が来ないまま60年以上が経過してるわけなんですよね。これほどの悲劇があるのでしょうか。
「Somewhere」という曲が非常に印象的でした。私はこの曲を聴いている時にジュディガーランド主演「オズの魔法使」の一曲「Over the rainbow」を思い出していました。同時に「ジュディ/虹の彼方に」を。
舞台に立つ彼女にどうか幸せになってほしい。「ジュディ/虹の彼方に」を観ている間、私はそう思わずにはいられない。
ウエストサイドストーリーも同様です。階段で愛し合う彼らにどうか幸せになってほしい。この悲劇がこのリメイクで終わる事を、心から願うばかりです。
そんな永らく続く人種問題なんかをスピルバーグには意識しないでもらいたいんだ。私は、彼が生きてるうちにゴジラ作ってもらいたいんだ。だからさ、みんな仲良くしろ!争うにしても、スピルバーグがゴジラ作ってからにしろ!(作るかは知らないけど。作ってくれたら絶対行くぜ!)
というわけで、(どういうわけなのか...)映画館で一見の価値が十分ある作品です。
事前に映画の性質を見ていないと評価は下がるかな…(本文参照)。
今年34本目(合計307本目/今月(2022年2月度)7本目)。
※ 先週の日曜日に「ギャング・オブ・アメリカ」を見に行ったのですが、どこまで脚色されているかわからず、正確な資料にあたることが必要なところ、当然偉人伝などに乗っているわけでもなく、大阪市立図書館等でも検索が難しく、一方でセンシティブな話題を扱っているので、どう評価するか迷っています。とりあえずこの映画の評価はいったん保留します(それでも★4.5はあると思います)。
さて、こちらの映画。
ここの特集や予告にも書いてある通り、ミュージカル映画の分類です。最近の映画だと「ディア・エヴァン・ハンセン」などが近いのではないかと思います。ストーリーはちゃんとありますし、そもそも元映画ありの映画なので、あることないこと付け加えることはできない状況です。
この性質上、「映画館でやっているんだから映画」とは言えますが、映画というより「ミュージカルもの」(劇団四季さんでやっているような類型)に近いのかな…という印象を受けました(趣旨的にかなり掘り下げるべきところも、音楽と踊りで済ませているところ等)。
このことは元映画もあるし、ここでも「ミュージカル映画」と予告はされていたので、それを見ていれば問題はないのですが、(描かれていた、当時の)アメリカの問題、つまり、移民問題をテーマに(一か所だけ、ユダヤ人問題も出てくる。ポーランドがらみ)、それを扱い、その対立を「ミュージカルに」描くというタイプです。
このため、扱う内容はそこそこセンシティブな話題ですが(当時も今も、アメリカの一つの抱える問題は、移民問題)、それを「踊りと音楽ですませる」というのは、好き嫌いが出てくるかな(趣旨的に、これはちょっと…)というところです。
※ かつ、数週間前から流れる、いわゆる予告編ではここまでの展開は読めないため(もちろん、原作を知っていれば、わかるのでしょうが…)。
さすがに有名監督の方の作品ですし、このことさえ気にしないなら、移民問題など正確に描かれているので(ただし、当時の話)、今週は一押しできるのでは…と思います。
採点は下記が気になったところです。
-----------------------------------------
(減点0.1) 上記のように、移民問題(南米、プエルトリコを扱う)が絡むため、スペイン語も結構でます。ただ、看板やスペイン語の翻訳など、最初こそ丁寧に出ますが、途中から何もなくなり、特にスペイン語は誰でもわかるものではないので、ここはもう少し配慮が欲しかったです。
(減点0.2) 結局、上記と重複はしますが、「原作ありと認識していく、移民問題という重い問題を扱うが、それらも音楽と踊りで片づける」と見るか、「いや、さすがにそこまで重い話題を音楽と踊りで片づけるのはどうか…」という点は二極化すると思います。かつ、いわゆる「予告編」ではこの点一切触れられていないので(たしか、「あなた、プエルトリコ人?」という問いかけ1か所は出ていた?)、ちょっと「不意打ち」かなぁという気がしなくもないです。
ただこのことも程度問題で、特に先週は某怪獣映画の「おかげ」で、「予告編でわかりようがないところで本編見たら意味不明に過ぎる」という苦情が殺到したのも事実で、本映画はそこまではない(それでも、原作みてればわかるでしょ、という反論も理解しうる)点も考えると、減点幅はこの程度です。
-----------------------------------------
なお、いわゆる「大人の営み」という類のシーンはない一方、上記の人種差別問題などを扱う関係で、一部不穏当な発言もあることはありますが、それでも最低限なので、今週どれ観に行こうか?となったら、「映画というより、ミュージカルもの」ということを前提にする限り、推せると思います。
作品の持つ圧倒的な力を実感
アカデミー賞10部門を受賞した傑作ミュージカル映画のリメイク……ではなく、基になった舞台の2度目の映画化である。それもスピルバーグ監督による初のミュージカルだ。
冒頭のカメラワークにしびれる。セリフなど1つもなくても何が起きているのかわかる。すごい。一気に映画の世界に魅き込まれ、156分という長さを忘れた。まさに至福の一時。御年75歳の巨匠はまだまだ健在である。
1961年の映画はテレビで何度も観たが、ちゃんとした形で観たことは(おそらく)一度もない。字幕・ノーカット・ノートリミングで観直したいと思った。
終わってみれば面白かった。
ミュージカル系が苦手な上、前半話が面白くなく、分かってはいたが後悔。。。 と思いきや決闘から一転、あれ?話しが急に面白くなった!そのまま後半は良かった!一気に評価20→3.5へ
物語を抜きにしたら、映像は洒落ていたし、素敵な映画だった。
ただ、ちょっと長かかったな。。。
リメイクだからってここまで高揚できる映画もそうそうない
超超超超素晴らしい。冒頭のほうからグイグイくる。明らかに古典のルックスでありながら現代的アクション&ダンスを堪能できる。バーンスタインのスコアはやっぱり超絶凄いのはズルいくらいだけどその音楽と共に駆け出す躍動感を的確に捉えている前半だけで、その動きだしでウルウルくる。ウエストサイド物語は正直そこまで好きな訳ではないけどサントラは何度も聴いてるので、その音楽に負けない映画を現代に再生できてるだけでも凄いなぁと。逆にヴォーカル(特に脇役)は昔の方が個性的でサントラのほうは負けてるかも。
でも、これ確かミュージカルが街に出たことの衝撃で永遠の映画になった風に聞いてたけど、その後「シェルブールの雨傘」もあったり、そもそものロミジュリでいうとバズ・ラーマンのもあり、いろんなのを経て「ララランド」があってからの原点回帰からか街中で踊り出しても違和感はない。むしろ今のほうがすっきり飛び込んでくるくらい。にしても、やっぱりあの貧民窟の掃き溜めの美しい花、そしてラブシーンは今いつの時代の何を見てるのかわからなくなるくらい素晴らしい。
リメイクと聞いて、そうか今の時代にあってるかもと思える民族のネタ、対立の愚かさ、そして全体的にバーンスタインサウンドを今の映画館でガーンと聴かせるのはスターウォーズのオープニングを今の映画館で体感するのに近い。チラッとシンゴジラで伊福部サウンドに涙したのに似てる(笑)。シンウエストサイド物語的な要素もありますね。久々にポップコーン買って映画館に入ったけど、まったくポップコーンに手が伸びなかったな。
みなさん辛口でビックリ!私にとって余裕の星5です
公開初日に見て、興奮冷めないままこのレビューにたどりつきました。
もちろん1961は大好きな作品ですので今まで何度も観ていますが、この2021バージョンは圧巻の一言。
事前に情報仕入れずに観たので、最初は「あの名作をリメイクするって、凄い勇気やな」と思っていました。1961が絶対の評価を得た作品である以上、良い作品でトントン、ちょっとでも色あせる内容であれば絶対批判食いますからね。
で、監督がスピルバーグって書いてあって納得。
名匠だからこそ、批判を恐れず自由に作れたんですね。
ストーリーそのものはおおむね1961と同じですが、ダンスシーンが素晴らしい。
アメリカにはこれほどたくさんの優秀なダンサーがいるんだと、びっくりし続けました。
ダンスのレベルがすごく高く、動きの洗練さ・同時性・撮影方法など、まばたきを忘れるくらい素晴らしいシーンの連続でした。
ダンスで感情を表現する、ということに関しては、過去の映画の中でもトップクラスでしょう。
いや、演技も素晴らしかったですよ。切ないシーンも多く、途中8回ぐらい泣きました。
過去の作品と同じものを作っても批判され、違う切り口で作ってもだいたい批判される名作のリメイク。
巨匠は、現代だからこそできる撮影技術(ドローンや優れた映像・録音技術等)を名作に加え、ダンスを歌を進化させ、しかも物語のあらすじを変えることなく、完成させた見事な手腕に、心から拍手を送りたいと思います。
これから50年間、この2021バージョンが「ミュージカル映画の傑作」と言われ続けると確信します。
光と影、上から下から存分に100点満点の演技を楽しむ
そもそもミュージカルを映画にする意味はなんなのか。
と思って観に行く。
舞台は豊洲のアラウンドトーキョーのように回転する客席こそあれ、基本的には正面からしか観る事が出来ない。
映画では上からの俯瞰も、下から舐めるように撮影することも可能だし、光と影を存分に使える。
オープニングにもエンディングにも影が効果的に使われていた。
舞台では日々の俳優のコンディションもあるが、撮り直しの効く映画では俳優たちのパーフェクトな100点満点の演技を楽しむことが出来る。
絶対に舞台のミュージカルができないことを次から次へとやってのけ、映画にする意味を存分に感じられるのだ。さすがのスピルバーグ作品だ!
とりあえず吹き替えで観て原曲の響きを存分に楽しんだ。
ストーリーは起承転結を四コマ漫画で表現できるくらいシンプルなので、その分、歌やダンスや衣装も楽しむ余裕がある。
衣装の色のコントラストがとても美しいし、キレのあるダンスも完璧だ。
最初は、どうでもいい不良同士の抗争で、ヤンキー漫画を映画にした今日から俺はと変わらないくだらない喧嘩のように思えるのだが、後半になると民族間の対立の根深さを感じ、やがてメンツをかけて戦わねばならない男VS恋と平和を望む女という構図にも思えてくる。
時代を超えて幼少期からワルたちを見てきたばーちゃんの視点からすると本当にやるせない。ばーちゃんが歌うからこそ歌詞の意味が俯瞰的に思える。
元ネタを生かすも殺すも腕次第なのだが、生かしきって間違いのないパーフェクトな映画に仕上がっていた。
だからと言って星5つにはならない優等生的もの足りなさもあるのだけど。
とにかく、主演の声優が宮野真守と聞き、吹き替え版も観に言ってしまいそうだ。ブラボー!
帰りにニューヨークバーガーを泣きながら食った😭
ダンスの迫力がすごくて、あぁこれぞ本場のミュージカルって感じ!一緒に踊りたくなりました✨
キャラクターなどの説明の仕方がすごい上手い!
衣装での色の対比や最後のマリアのドレスの色に注目して欲しい!
昔のウエスト・サイド・ストーリーは見たこと無かったんですが、内容が思った以上に重かったしめっちゃ泣きました😭
一目惚れで好きになって2日目で好きな人のために命をかけれるまで好きになるなんて羨ましいばかりです!
新星レイチェル・ゼグラーに酔いしれた
伝説のミュージカル作品を巨匠スピルバーグ監督が再映画化するということで楽しみにして公開初日に鑑賞しました。運命に翻弄されながらも真実の愛を求めあう男女のせつないラブストーリー。
新たに生まれ変わって誕生した本作は期待通りの作品に仕上がっていてマリア役を演じた新星レイチェル・ゼグラーの圧巻の歌唱力に酔いしれました。素晴らしい名曲とダンスシーンをスクリーンで堪能出来て大変満足です。
2022-30
とりあえず映画見たなぁの満足感
彼氏を無くしたばかりのアニタを思いやることもなく、用事を押し付けるマリアにはドン引き。リメイクだから、ジュリエット的オチ来るか?と思ったけど、やっぱり生きるのね。ずぶといわ。
このカップルに対してみじんのシンパシーも感じなかったけれど、ミュージカル映画としては満足しました。
さりげないのにバリバリ踊れる男子はやっぱりカッコイイ🙏
にしても…
劇歌ウマミュージカル俳優のダーシーさんがお巡りさん役でビックリ。これは歌うか?と期待してたのに歌わなくて2度ビックリでした。あぁもったいない。
さすがスピルバーグ、胸にグッと迫る
いくら身長差があるからって彼がプエルトリカンでないことくらいすぐ分かるだろうとか、出会って2〜3日の彼と血を分けた兄で彼の方を取るのはどうかとか言い出してはいけない。
スピルバーグがこの映画に着手すると報じられた当初本国では「なぜ今?求められているのか?」といった冷めた批判が多かったと読んだが、スピルバーグはそんなヘマはしない。人種だけでなく性の多様性や銃の怖さ、オリジナルキャストへのリスペクトなども入れてきて、批判を跳ね飛ばした。
こういう労働者階級の争いの根底には貧しさや生きづらさがあるのだと思うが、それが本質から目を背け何故か実は似た者同士の憎み合いになっている。この映画の中では、開発によって自分達の街から立ち退きを迫られていることを背景に、社会に問題があるのだとも言う。実際、私達から見たらプエルトリカンも白人みたいだ。
この映画のダンスはちょっとバレエ寄りだったが、遡ればジャニーズ安室ちゃんEXILEやBTSなど大勢のダンスがビタッと決まっている様子は見ていて快感なのだ。誘われても絶対踊りたくない私ですら体が動きそうになる。しかも単なるダンスでなく台に乗ったり降りたり柵を越えたり等もあり、撮影に相当時間かかってるよなーと思わせる。
あと、歌。実際に生で歌っているようで、アンセル・エドゴートの喉が震えているのも見える。マリア役の歌声もキレイ。
にしてもパンフレット2,970円とは!ほぼ毎回パンフレットを買う私でも、誰が買うねんバーカ、と思ったが、観終わった後、買っていた。重い。入手した資料全部まとめたって感じ。読みきれないよー
ヤヌス・カミンスキーか素晴らしい‼️
オリジナルの各シーンをリスペクトして新しい映像で見せる撮影は本当に素晴らしい‼️
演出としては、やはり、本家のジェローム・ロビンスンとロバート・ワイズを越せない。
改めてオリジナルの凄さを確認した。
日本の予告でスピルバーグの最高傑作と謳っているが監督に失礼じゃないかな?
IMAX鑑賞。
一目惚れは!とは!
子供の頃に友人の家にあったサントラ盤LPレコードを聞いた事があるので名曲の数々は知っていて映画シーンの写真も見ていたが、実際に映画は観ていなかった?のでストーリーはなんとなくの記憶だけだったので、結末を今回知りました。
しかし、一目惚れとはこの映画から生まれたのでは?と思いました。
さすがにスティーブンスピルバーグ
素晴らしい映画でした。元の映画はいい映画なのは間違いないと思っていましたが新鮮味の点で躊躇してこれまで通して観てみることはなかったです。ミュージカルだから単純にハッピーエンドと思い込んでいました。今日のリメイクは感動的な映画らしい映画でした。映画ってやっぱりこうでなくちゃって言いたくなりました。古い王道の映画が息を吹き返した!凄い監督!俳優の人達も凄い!最近のミュージカル映画にありがちなtoo muchなところなし!:)
全334件中、281~300件目を表示