ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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歴史的名作を超天才監督がリメイクするとこうなる!
元の作品への思い入れが強い人が多いので賛否両論あるのですが
しっかりと現代的な視点を取り入れた立派な映画として
私は好きです!!
ライムスター宇多丸さんの映画評論の中で
「貧しくて親もいい加減で、何も良い事が無かったトニーの人生の中で
初めての良いことがマリアとの出会い、だと思うとそれだけで泣けてくる」
と言う言葉がもう〜〜辛い!!
現在の撮影技術で、街角での群舞を観せられると
ミュージカル好きとしてはもう鳥肌ものです。
有名な「アメリカ」の掛け合いシーンも街中で撮影されており
このシーンだけで何テイク躍ったんだろう?と思うと
もうダンサーの皆さん、カメラの皆さん、ありがとう!!
もちろん、今の時代に合わせたジェンダー的な視点は完璧!
父権的な発言を繰り返す兄に対して
それに負けない意志の強いマリア(妹)やアニーター(妻)
現代的で共感出来ますね。
女性だけでなくトランズジェンダーへの配慮も出来ている。
トランスジェンダーの存在に対して「気持ち悪い」とか言わずに、
ちゃんとその存在を容認するセリフが出てくる!
さすがだな〜〜 スピルバーグ!!
それと、昨年話題になったミュージカル「イン・ザ・ハイツ」も
ラップから始まる楽曲が今風で耳に新しく素晴らしい音楽でしたが
今作は流石に、クラシックの巨匠レナード・バーンスタインの作曲だけに
弦の分厚い音が大好きな私的には格調高くて、聴いていてワクワクします。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
映画の冒頭から再開発で殆ど瓦礫の山の様な町の姿。
そんな町を取り合って何が嬉しいのか!
最下層の白人の意地と
移民としてこの国で頑張ってきたプエルトリカンとの
せめぎ合いの構図が浮き彫りになっていく。
貧しいもの同士の連帯がなぜ出来ない!!
貧困の連鎖を断ち切り人間らしい暮らし守るためには
民族的な対立などしている場合じゃない!
お互いに手を取り合い不公平な社会に立ち向かうべきなのに
それができない事の愚かしさ、悲しさ〜〜
愛する人と穏やかな生活を過ごしたいと言うささやかな願いさえ
ふみつぶされてしまう。
なんと言う悲しみ、なんという理不尽。
原作の持つ普遍的な主題を分かり易く描いてくれたスピルバーグ。
私は黒澤やトリュフォーには間に合わなかったけど
同じ時代にはスピルバーグがいた!!
ありがとう!スピルバーグ!!
圧巻のダンスパフォーマンス!
リメイクの必要性を感じない
この作品をリメイクする必要性をあまり感じない中、観ました。いまの要素を付け加えたりしてるけど、映像などその時代の雰囲気を醸し出してどうしても旧作を思い出す。
作品は元の良さがあるため作品としては楽しめる。
どうしてもこの作品のリメイクを彼が作りたかったのか?はわかりませんでした。
ただこの映画を売る際「スピルバーグの最高傑作」はどうしても納得がいかない。
彼の最高傑作がリメイクなのか?否そんなはずはない。
いままでの素晴らしい作品を差し置いてのこの表現は配給会社には不満を持ちました。
刮目せよ!!圧倒的映像美
スピルバーグと言ったら、「ジュラシックパーク」や「レディ・プレイヤー・ワン」など派手な映画を撮る監督の印象でしたが、まさかのミュージカルだなんて、想像していませんでした。今作でスピルバーグの個性がはっきりとわかる映画でした。画面いっぱいに人々が躍動し、光の演出やカメラワークは、生の舞台では表現できないような演出をしていて、没入感がすさまじかった。
劇団四季の「ウエスト・サイド・ストーリー」を鑑賞したことがあって、大体のあらすじや結末はやんわり覚えていました。しかし、最後の結末は唇を噛みしめるようになってしまい、移民問題について考えさせられる社会的な映画でもあった。
ただ一つ自分で受け入れられないのが、主人公トニーの身長が高すぎる。高すぎる身長でヒロインが子供に見えた。
とにかく若者の愛って盲目だよね。特に初恋は…だから許してね。
有名な映画だってことは知っていましたが、元は見たことありませんでした。
ダンスと歌のパワーに引き込まれます。
ミュージカル映画の「なんでここで歌い出すの?」っていうのが苦手な人はやっぱり見ない方が良いかと思います。
それからストーリーの完璧さや心の機微の細かい描写が必要な人も、途中でなんで?って疑問が出ちゃうのでやめた方が良いかと思います。
私は歌と踊りで気分上がるのでとっても楽しかったです。
強引な展開ですが、若いって、恋愛って、盲目だから、仕方ないと思って見ましょう!
なんかピュアな恋愛から遠のいてた私には、惹かれ合う2人が本当に眩しくて感動で涙が出ました。
劇場でしか観てはいけない!
100%映画館で観るべき
プラグマティズムの体現
発情物語と感じました。(^_^;
想像以上!
評判がかなり良いので良いんだろうとは思っていたが想像よりさらによかった!
前の映画版は 見たよーな 見てないよーな ぐらいの記憶(思い入れ)だったので改変点などは全然わからず見ていたがまずは何しろ映画としてのゴージャスさがとてつもない!
尋常じゃない量の照明を炊いて撮られている という話はもともと聞いていたが見てみると確かにこりゃ
ビッカビカ!
踊る彼らの肌の光沢が神々しく輝いていて見ていてホントうっとりする。
冒頭の体育館のダンスシーンは始まった瞬間からもう
カッコいい!! と叫びたくなるほどでここで凄すぎて少し泣きかけたぐらい…
その後のトニーとマリアの出会いのシーンも二人の切り取り方がすごく綺麗で陶然としてしまうしとにかくこの体育館のシーンまででも大満足級
さらには アメリカ のシーンでも踊る女性たちのドレスの動きとかもう全てが素晴らしすぎてもう…
全ダンスシーン最高!ミュージカル映画としてまずはここはやっぱり超一級品だった。
役者陣は中でもリフとアニータが素晴らしくて
リフとか 何この男前!と男の俺でもたじろぐレベルだし、アニータの力強さも本当に良かった
いやぁ特にアニータまじ良かったなぁ…
個人的には今作のMVPはアニータです
愛する人を失いながらも人を愛するという気持ちでマリアと繋がるあのシーンは本当に感動
ストーリー面は ロミオとジュリエット を下敷きにしていることはもともと知っていたので悲劇に向かうことは承知だったが、後から調べた改変ポイントとかがいちいち ちゃんとしてるなぁ… と感心しきり。
話の持つポテンシャルを現代的に解釈し最大限引き出している という評価もうなづける
スピルバーグはほんと凄い
映画ウマ男 と呼ばれるだけはある笑
高い金出してドルビーシネマで見た価値があった
素晴らしい!
バーンスタインの曲の素晴らしさ
映画史に残る名作のリメイク版である以上、前作と比較してしまうのは仕方ないだろう。
前作の最大の魅力は、ダンスと曲、歌の力だが、テーマとなっている人種の分断という問題は、当時から60年以上たった今の方が、よりセンシティブになっているので、そのあたりを作り手がどれくらい意識しているのか、関心があった。
見終わっての感想としては、意外なほど前作を踏襲しているということ。
リンカーンセンター建設のために、両グループの根城が共に失われようとしていること、リタ・モレノが両グループのつなぎ役として設定したことなど、工夫はわかるが、なぜ今このテーマを扱うのかという想いは、よくわからなかった。
プエルトリカンを白人が顔を浅黒く塗って演じている、歌が吹き替え、といった前作の課題をクリアしようとしたことはわかる。
ダンスシーンでは、ジョージ・チャキリスやリタ・モレノのキレキレのダンスに比べるとインパクトは弱いけど、「アメリカ」の日中のモブダンスは良かった。今作の一番のハイライト。
歌では、マリアとアニータが掛け合う「あんな男に/私は愛している」が、心情迫って特に良かった。ただ、その後の展開がちょっと性急な感じで、ラストシーンももう少し余韻がほしかった。
全体として、最も印象に残ったのは、バーンスタインの曲の素晴らしさ。ニューヨーク・フィルのフルオーケストラで、演奏・音質ともに素晴らしく、これぞ20世紀の世界遺産として、後世に伝えていきたいという意図は、よく理解できた。
素晴らしい
これぞ、映画!。ミュージカル映画は情緒を豊かにするから、それなりに楽しめるけど、でも、スタジオセット、車、衣装、ダンス、音楽…どれも知性的驚嘆を感じた。
アメリカって偉大だわ。
名作映画
ずっと気になっていたので映画館で鑑賞
いやぁ、面白いけどクソ長いなぁ
裏路地でのマリアのナンバーの水面の上のトニーの絵がめっちゃ綺麗だった
なんか、人種とかいろんな断絶をよりフューチャーしてる気がしたなぁ
あとは、衣装がオシャレだなぁ
ナンバーは一つ一つキャッチーだし
ラストのトニーを全員で担ぐところにはうるっときた
ただ、なげぇ。
舞台だと気にならないんだろうけど、映画だと休憩もないしシリアスの後のコミカルの温度差がやばい。
72/100
タイトルなし(ネタバレ)
ほぼアニータとバレンティーナの2人にしか感情移入はできなかった。
一目惚れとか、ケンカが生きがいとか、理解できないのは私だけじゃないと思う…馬鹿な男と女の話、という感じで。
けどそういう色んな因縁のある地に生まれてしまった、まだ青いというか幼い、ピュアな人々の物語なのだと思うと悲しかった。
曲の『クラプキ巡査』がそういう意味で重要なのかもと思ったり…。
でも、マリアがトニーを許すのも、そのマリアをアニータが許すのもどうしてもわからない…。
音楽と映像は最高。
初めてこの映画を見て、よく知った曲がこういう場面でこういう歌詞なんだというのも初めて知った。
赤と青で2つの団を表現していたり、光と影の表現だったりがわかりやすく美しかった。
ダンスも見ていて気持ちがよく…特にアニータがドレスも含めてすごく綺麗だったなあ。
マリア、トニー、アニータ、バレンティーナの歌はそれぞれ素晴らしかった。
マリア、最初は地味な白いドレスで、でもそれが輝いていてうまいなあと、次は赤のカーディガン、最後には青のドレスで。
トニーが死に、彼を運ぶ2つの団の青年たちの姿が印象に残るラスト。
感性の欠如か未完成か
「いつか舞台で見てみたい」
そう思いながら夢を見る日々でしたが、公演を待つ間に先に映画が公開されていました。
そのためタイトルこそ知っていたものの初見の私がみた感想は、少し想像と異なるものでした。
期待を膨らませすぎた結果なのか..
状況を理解することができない、誰がどの立場なのかはっきりしないまま物語はどんどん進んでいきました。
大事であるシーンに情熱的な部分を感じたものの、あっという間に過ぎ去っていき結局のところどういう完結だったのでしょう
しかし評価は高いこの映画
物語の中に入れるか入れないか
元の話を知っているか知っていないかこう言ったところが大切になってくるのかと思います
私は型にハマることができませんでした。
その中でもミュージカルはこの映画だからこそ感じることができる特別きらきらした胸が躍る瞬間でした。
歌って踊ることは、より感情をあらわにする
その上で全員が整い、ハモっている姿は感動しました
感情を叫ぶことがなかなかできない現代社会にとって少し憧れなるものを感じましたね
でも次見るときは全てを知ってから
仲良くしましょう
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