「思い出補正込みですが、高評価です。」ウエスト・サイド・ストーリー a7aさんの映画レビュー(感想・評価)
思い出補正込みですが、高評価です。
アメリカのエンタメ史に残る大傑作が元作品。
小学生の音楽会だったかで、ウエストサイドストーリーの楽曲「アメリカ」とか「トゥナイト」をメドレーで演奏したし、その後、元作品を中高生ぐらいで一度見てます。なので自分にとっては結構思入れのある作品です。
とはいえ、ストーリーの方はいまいちピンときていなかったこともあり、結末の記憶もあやふやなでした。(誰死ぬんやったっけ?みたいな)
ダンス、楽曲はカッコイイです。流石です。
時間が長い作品ですが、私は短く感じられました。最後まであっという間という感じです。これも知ってる曲ばかりだったことも要因としてあるでしょうね。
「アメリカ」大好きです。アメリカでの生活の光と闇を明るく歌い飛ばすパワーで頭の中でヘビーローテーションになります。この感想書きながら口笛吹いてます(笑)。素敵。
マイケルジャクソンのお手本になったといわれるそのエンタメ性は流石に凄いなと。
ストーリーの部分はみなさんも突っこんでいるように「さすがに一目惚れ過ぎひん?」というのが引っかかる点ですよね。これはもう原作もそうなんで、仕方ない所かなと。自分が思春期に見た時にいまいちピンとこなかった感情移入できなかったところだったなと「あーなるほどなぁ」と納得しました。
今はもうオッサンになってるので、「まぁ、そういうこともあるか」ってあまり重要視しなくなってしまったので気になりませんでした。
あと、字幕版で見たのですが英語がある程度わかる(じゃべれないけど、字幕見ながら単語の聞き取りができる程度)になって、歌の歌詞とか韻を踏んでるのが分かったりすると楽しさは増しますね。これは歌モノの映画なら原語は分かった方が絶対楽しいのは当たり前の話ですが。
リメイク作品としてどうか?というところですが、無難に楽しさそのままに上手くやってくれたという印象です。元作品がレジェンドなので変な追加要素入れて台無しとかも考えられる話ですが、流石はエンタメ映画王のスピルバーグです。外さない。ありがとうスピルバーグと。
総評としては、ある程度年齢重ねて、条件がそろって楽しめる作品になるのだなぁというのが感想です。個人的には星5評価でもよかったのですが、手放しに人に勧められるか?という点では日本人が楽しむにはそれなりの何かが必要かなということで0.5点減点しました。
でも、歌、ダンスは流石に良いので見てない人は見てほしいなぁ。
youtubeなどで歌・ダンスPVが好き(それこそマイケルジャクソンのダンスカッコいいなぁ)だったりする人は特に。元作品は「古いのでちょっとなー」って言う人も凄く良い機会だと思います。