「短くまとめると」ウエスト・サイド・ストーリー Route193さんの映画レビュー(感想・評価)
短くまとめると
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外見だけで一目惚れした、ちょっと能天気なカップルが巻き起こすドタバタ劇。
ミュージカルの素養がなく、不良とかヤンキーに不寛容で、なんなら一目惚れもあんまり信じない私がまとめると、そうなっちゃう。
そもそも、主人公たちの愛だけが全てに優先するという世界観についていけなかった。
トニーはムショで自分を見つめ直したと言ってたのに、数発殴られたら、マウント取って殴り殺しかねなくなるし、結局、カッとして殺しちゃう。そのすぐ後、殺した男の妹とやっちゃうんだから、反省はしてないね。
ドラッグストアの婆さんに金借りて逃げようとしてるし。結構なクズ。
マリアの方も相当イカれてます。恋人が殺された兄貴の恋人を歌で誤魔化して、自分の愛の前にはあなたの愛や兄貴の命なんて〜的に丸め込んじゃう。そして、自分の恋人が殺されると怒りまくって復讐を仄めかす。
純愛とは程遠いように思うけど、あっちの国ではこれが純愛なのかな。
まあ、そんなストーリーには眼をつぶって、歌と踊りだけ観てろってことでしょうか。前作も舞台も見たことなかった私でも知ってる歌がありました。それなりに迫力はあったと思いますよ。
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もーさんさんのコメント
2022年10月2日
Route193さん、はじめまして。もーさん、です。『百花』のレヴューへの共感有難うございます。貴方の『ウェストサイド・ストーリー』へのレヴュー面白いですね。天下の名ミュージカルをこういう観点から批評したレヴューは初めて見ました。確かに書かれているようにも取れますよね。実に面白い(ガリレオの真似ではありません)。