「まずは邦題が素晴らしい!」カセットテープ・ダイアリーズ 死亡遊戯さんの映画レビュー(感想・評価)
まずは邦題が素晴らしい!
レコードやCDの「ジャケ買い」のように、タイトルに惹かれて観た作品。
友人に借りたブルース・スプリングスティーンのアルバム2タイトルのミュージックテープ(レコードのカセットテープ商品)で世界観が変わる位の衝撃を受けたパキスタン人青年の実話。
この手の実話ベース映画で無名素人の話が映画化されるのは決して珍しくはないしスプリングスティーン本人も出て来る訳ではないが、それが同じ無名素人である多くの鑑賞客目線とリンクし好感。
ファン活動をスタートしても当然変わる訳ではないパキスタン系移民としての暮らし、イギリス人女性との恋など、移民ならではの苦楽もどこか後に有名になった人の伝記映画風で起伏に富み、エンディングではちょっとした幸福感に。
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