劇場公開日 2020年7月3日

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「大事なBorn to runのMV風シーンがダサ過ぎて残念」カセットテープ・ダイアリーズ たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5大事なBorn to runのMV風シーンがダサ過ぎて残念

2020年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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1987年のイギリスの田舎町で16歳のパキスタン移民青年がブルース・スプリングスティーンの音楽に多大なる影響を受けるお話し。ブルースが世に出たのは1975年の「Born to run(明日なき暴走)」で、当時高校1年生(主人公ジャベドとほぼ同年代)の私も初めてラジオから流れてきたこの「唸り声(この表現が精一杯)」にかなりの衝撃を受けたのをその当時の景色を含めてはっきりと覚えている。時代と場所・境遇は違ってもブルースの歌(理解できるのは「走るために生まれた」という詞のみなのだが・・)に衝撃を受けたことが紛れもない私の真実なので、この映画の主人公に無条件に感情移入できる確信があった。そしてほぼ想像していた通りの内容であったのだが・・一番盛り上がるべき校内放送をジャックして「Born to run」が流れるMV風シーンの情けなさ・・あまりに陳腐で残念としか言いようがない。それにしても当時の英の「パキ差別」のすざまじいことよ。「イスラム国」後の現在はもっと酷いのであろうか?

たあちゃん