「生きることの辛さと音楽の素晴らしさ」カセットテープ・ダイアリーズ 山田一郎さんの映画レビュー(感想・評価)
生きることの辛さと音楽の素晴らしさ
実話を基にした映画だそう。主人公は恐らく私と同い年位で、学生時代のシーンで流れてくる音楽がペットショップボーイズやデビーギブソンなどで、懐かしくなりました。歌詞の日本語訳が字幕で出てくるので、それらの意味が分かったのも良かったです。が、何といってもこの映画のメインは、「ボス」ことブルース・スプリングスティーンの歌。彼の歌は古臭いと思っていたけど、詞を読むと実に良いことを歌っています。彼の歌に刺激を受けた主人公が文章を書き、それを周りの人に見せ、父親には理解されず辛い思いをしながらも、少しずつ人生が良い方向へと向かっていく様子が感動的でした。「生きて行くには夢も大事だけれど、まずは目の前の生活をきちんとすることが大事。」「何かやりたことがあるならば、具体的に動こう。代償は甘んじて受けよう。」「夢が叶うかは分からないが、それに向かって走り続けよう。」というようなメッセージを受け取りました。私にとっては大切な映画です。
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Mさんのコメント
2023年9月14日
私はこの映画、映画館で見なくてとても後悔しました。
私にとってはブルース・スプリングスティーンは大切な人なので、何で見に行かなかったのかなあと後悔しきりです。
でも、その後、家でですが見ることができてよかったです。