劇場公開日 2020年7月3日

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「ブルースを扱う?好きに決まってますよ!」カセットテープ・ダイアリーズ マクラビンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ブルースを扱う?好きに決まってますよ!

2020年7月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原題が割と通なタイトルでアメリカ人にすらまあまあ知られていないブルースの歌詞の本質をモチーフににした映画です。イギリスにいるパキスタン人がブルース?違和感はしばらくありましたが、だんだんとパズルが埋まっていくように違和感は無くなっていきます。
ラストは想像つくのですが、ラストのスピーチは本当に胸が熱くなりました。親友や恋人への想いもすごくよく表現されていたと思います。その他の人たちもいい味だ出しており隣人のお爺さんや親友のオヤジは最高です。
個人的に無くていいと思う点もありました。born to runを聴かせたいがためのミュージカルじみたシーンはせっかくのドラマをファンタジーにしてしまいます。個人的にi wanna marry youとか使って彼女への想いや父との確執を描いて欲しかったです。それとラストのあの人のすごい方向転換がちょっと極端すぎませんか?でも事実なら仕方ありませんね。
全体的にはすごく好きな映画でテーマも今見るべきテーマ性もあると感じました。

マクラビン