劇場公開日 2020年7月3日

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「タイトルなし」カセットテープ・ダイアリーズ よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0タイトルなし

2020年7月3日
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《約束の地》ブルース! "We"が"I"になって"We"になってく話、気持ちよすぎた!! スイートでチャーミングでマジカルで音楽の力をまた信じられそうだって思える。ボス = ブルース・スプリングスティーン好きはもちろんのこと"ブルースチェリー"にも自信を持ってオススメしたい最高に爽快な1本。特にThunder Road 涙のサンダーロードで告白するシーンと、Born To Run 明日なき暴走で町中を駆け回るシーンは必見のピュアネス満点で王道に刺さりまくったし、席でジッとしていられなくなりそうなほど白眉の出来! コレは抗えないぞ。スクリーンに恋してしまいそうな鉄板名シーン認定。主人公が嵐の夜にスプリングスティーンをはじめて聞いて心揺さぶられるときの演出も良かった、惹き込まれた。全編通して狂おしいほど愛しい。
Born In Luton...? スプリングスティーンは音楽史と長年にわたるアツい支持が証明するように親父世代だけじゃなくて田舎町で燻る息子世代も、もちろん身を粉にして働く労働者階級たちも全てに届く。そんな音楽のように本作もまた広く愛されるべき器の大きさと可能性、間口の広さを兼ね備えている。例えば去年の『イエスタデイ』より(個人的に)ずっと良かったトゥナイト。俺たちのような根無し草はこんなバッドランドでも今夜を生きる、走るために生まれてきたんだから。あ〜これから暫くやっぱりボス聴きまくりだな、ブルース・スプリングスティーンに出会えてよかった、聴いてきてよかったしこれからも聴いていこう

P.S. ちなみに親友マットの父役にはカツラをかぶったロブ・ブライドン(Tripシリーズでもお馴染みの)

Luton SUCKS パキ野郎「シンセこそ未来」PAKIES

とぽとぽ