「あらためて…」カセットテープ・ダイアリーズ ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
あらためて…
音楽と映画を愛して、信じている、とても美しい作品。
87年のイギリスの音楽事情、そして変わらぬ差別とサッチャーの閉塞、労働者階級のパキスタン系の家族、そこに風穴を開けるのは同じくアメリカの労働者階級を代表するボスの歌声。
音楽が、言葉が力を持つと信じられるだけの力強い物語に、ミュージカル風を旨く使った演出。
そして限界を一歩超えてゆく…
ブルース・スプリングスティーンの音楽をあまり良くは知らなかったけど、あらためて聞き直したいと思うくらいには素晴らしい映画だった…
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