リービング・アフガニスタン
劇場公開日 2019年7月14日
解説
ソ連・アフガン戦争末期のアフガニスタンを舞台に、実行不可能な奪還作戦に挑んだ男たちの実話を、壮大なスケールで重厚かつリアルに描いたロシア発の戦争アクション。1989年。10年にわたって続いたソ連・アフガン戦争は、ソ連軍の撤退によって終結を迎えようとしていた。そんな中、第108自動車化狙撃師団に、ある極秘司令が下される。それは、イスラム組織の捕虜になった将軍の息子の救出と、ゲリラが支配するサラン峠を奪還し撤退ルートを確保するという危険な作戦だった。敵地に潜入し激戦を繰り広げる兵士たちだったが、捕虜が脱走を図ったことから、事態は思わぬ方向へ展開していく。監督・脚本は「タクシー・ブルース」のパーベル・ルンギン。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2019/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019」(19年7月13日~8月9日)上映作品。
2019年製作/114分/PG12/ロシア
原題:Leaving Afghanistan
配給:「リービング・アフガニスタン」上映委員会
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2020年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
アフガニスタン戦争末期。戦場に駆り出されたロシア軍兵士を描く群像劇。
ロシア製の戦争映画として興味本位で鑑賞しましたが、期待値を大きく上回る映画でした。
勧善懲悪のプロパガンダ映画にならず、ソ連側の腐敗、兵士達の精神的な負担、ソ連兵とアフガニスタン人との交流、そして戦争の無常が良く描かれています。
戦闘シーンもそれ程多くありませんが、しっかりと撮られていて迫力がありました。
シリアスな戦争映画として、一見の価値がある映画だったと思います。
2020年5月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
Amazonプライム・ビデオでレンタルして鑑賞。
他のレビュアーさんに勧められたので観てみました。
戦場とは虚しいことだらけなのかも…。戦争を始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しい…。遺恨の連鎖、猜疑の渦は、一度生まれてしまったら、どこかの時点で誰かが勇気を持って断ち切らない限り、無くなることはない…。
しかし、恨みを静められる人間なんて、そうそういないでしょうし…。みんながみんな、聖人君子じゃないんだから…。だから、戦争って無くならないのかもしれない。
気になったのは、戦闘シーンが物足りなかったことと、少々テンポが悪かったこと、そして、ストーリーがちょっと分かりにくかったところ…。戦闘シーンに関しては、脚色してでもいいから、もっと増やして欲しかった…。なかなか迫力のあるシーンが撮れたかもしれないのになぁ~。根っからの戦争映画を期待して観ると、肩透かしを食らうかも…。冒頭からしばらくは、なんのこっちゃよく分かりませんでした。それに、アラブ語(?)のところにも字幕が欲しかったなぁ~(笑)
2020年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
1989年、泥沼から脱却するため、ソ連はアフガニスタンから”勝利の撤退”を行うことに。
しかし、現地の武装勢力が撤退路を抑えていたため、交渉が必要になる。
折から、撤退の責任者である大佐の息子が捕虜となってしまい、無事救出をKGBは頼まれる。
戦闘シーンは大迫力で新鮮な映像も多い。
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