「「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の方が「糸」にふさわしい。」糸 リアルマリアさんの映画レビュー(感想・評価)
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の方が「糸」にふさわしい。
中島みゆきさんの「糸」の歌詞に対する解釈が私のそれと異なっていたので少し減点しました。
縦の糸と横の糸が「織りなす布」よりも「運命の赤い糸」の要素が強すぎて残念。
頑張って解釈すると、しっかりと立っていてくれたレンくんの「縦の糸」が紆余曲折に歩んだアオイちゃんの「横の糸」を織りなしてくれた、とも読めるかなぁ。
その布は私の涙をぬぐってくれましたので、それはそれでアリか!
そうだネ、1点追加しときます!
始まってから一時間強は、薄くて重い作品だなぁと感じてしまったのも事実。
ただ、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の方が「糸」にふさわしいとは思います。
あの作品は綺麗な布が織りなされていましたのでね。
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tigerdrverさんのコメント
2021年6月19日
リアルマリアさん、どうも。
「糸」のレビューで、まさかの「ぼく明日」推し?(笑)
「織りなす布」は、自分のなかでは、漣の娘のユイちゃんですね。
「泣いている人がいたら、抱きしめてあげなさい…って、お母さんが言っていたの」と、いつか誰かを温め、いつか誰かの傷をかばい、ドングリを投げつつ最後に2人を結び付ける・・・。
縦の糸、横の糸で、ユイちゃん=「結」ちゃん。