劇場公開日 2020年8月21日

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「共感性に欠ける原因解明した。」糸 木村れいさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5共感性に欠ける原因解明した。

2021年5月20日
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幸せ

なかなか良かったです。恋愛映画というか人生の映画かな。糸は恋愛の糸だけでなく、様々な巡り会える人との糸を感じました。他の方のレビューが良い程に自分に響かず理由をかなり考えこんでしてしまいました。なぜ、僕には響かない?2回見ました。

私の感じたポイント

ポイント1
3要素の欠如
菅田将暉と小松菜奈の2人の恋愛感情に共感できるか否かという点で言うと、まず2人の仕事の事が頭に入ってきたんだけど、私は、共感が弱い。
恋愛ドラマだけど、人生ドラマだから選ぶ仕事もその人を表すからで。
小松菜奈が海外で起業したりは、サラリーマンをずっとやってる人間なんで、そのあたり、どういう経緯からなったのかピンと来なくて共感がしにくかった。ネイルへの思いも何かわからず。昔からなりたい仕事とか何だったのだろう。
菅田将暉のチーズ、ものづくりもあんまりわからないけどなんとなく共感できるかな。でもチーズになんで没入して行ったんだろう。書いていて気付いたが恋愛人生ドラマは、仕事、家族(菅田将暉の家族が出ない)、生い立ち(2人とも中学生から飛んでる)、これは共感に欠かせない3要素になるのでは。

ポイント2
世代の高い人、世代の違う人が若い二人に温かい声をかけている。菅田将暉の義理父の永島敏行、義理母の田中美佐子、近所の倍賞美津子、この3人が印象的だ。
年齢をかさねているからこそ伝えられる重い言葉。
義理父が菅田将暉に娘が亡くなりだいぶ経って、お前の道を行け、行けとどんぐりをなげる、じんわりと感動。

ポイント3
菅田将暉の亡くなった妻の役柄が良かった。榮倉奈々良かった。泣いてる人を見たら抱きしめてあげてと、娘に教えた。かなり真をついた教えだ。ここも感動。また菅田将暉に、やっぱりどんぐりを投げていたのも印象的。

ポイント4
中島みゆきの歌ですね。
中島みゆきはよくは聞かないけど、榮倉奈々や成田凌がまた後半に歌うファイトが胸にしみる。戦う人の歌を戦わない人が笑うだろう、ファイト〜♪
あとは、糸ですね。
逢うべき糸に出逢えることをひとは仕合せとよびます〜♪

中島みゆきの歌がメロディー、歌詞が深いなあ。しみるなあ。

ポイント5
小松菜奈が見たくて見たのがあったんだけど、恋は雨上がりのようにで見せた演技がかなりはまり役で期待値高くって何か終始、今回に感じた違和感は何か。ずっと物憂げな顔ということ。彼女の個性なのかな。笑っても微笑。太陽みたいな、ピッカピカ明るい笑顔が見れない。なんか、やはり笑顔が見たいので、笑顔が印象的にならない点がさびしい。

※全体的なイメージはバランスのいい映画という感じ。

※映画で感動しやすいですが、この映画では泣くまでは、しませんでした。その原因が冒頭の3要素だと、他の方のレビューも読み、感じました。

おわり

れいすけ(休眠中)
しろくろぱんださんのコメント
2021年5月21日

れいすけさんこんばんは。
コメントありがとうございす。
私も好きな俳優さんだったので二人の共演を楽しみにしてました。でもstoryに最後まで共感できず残念でした。(._.)

しろくろぱんだ
サプライズさんのコメント
2021年5月21日

コメントありがとうございます!
ファイトは良かったですよね〜。でも共感は全く出来ませんでしたよね笑

サプライズ
近大さんのコメント
2021年5月21日

コメントありがとうございます。

『弥生』の方が大人向けのドラマチックでありましたね。
何か、所々作りが甘かったり…。
榮倉奈々だけは言うことナシでした(^^)

近大
kossyさんのコメント
2021年5月20日

れいすけさん、コメントありがとうございます。
中学生の頃には共感できたのですが、大人になるにつれ、本人よりも彼らをとりまく見えざるモノになぜか惹かれてしまいました。
今じゃ簡単に絆という言葉を使ったりしますが、見えない糸がテーマなだけにその人間関係を俯瞰して眺めてしまったような・・・やっぱりグッときたのは倍賞美津子かなぁ。

kossy
くりさんのコメント
2021年5月20日

れいすけさん
こんばんは。

そうですね。
私も
後に繋がるエピソードに惹かれました。

くり