「大丈夫」糸 くりさんの映画レビュー(感想・評価)
大丈夫
人生のなかで、
ほとんどは通りすぎるだけの人だけど
なかには、
何か運命的な繋がりをもつ人がいます。
なくならないよう努力したりしても、
自然の流れで関係性が変化したり
私たちには予期できない
出逢いだけども
逢うべき人に出逢えたら
それを逃してはいけない。
その出逢いから生まれたものは
いつか誰かを癒し、
次の出逢いに繋がっていく。
歌では布と表現してました。
作品で、
私が汲み取った布は、
・「大丈夫」という言葉
・どんぐりをぶつける
・泣いている人を抱きしめる
でした。
大丈夫という言葉がでてきたのは、
花火大会での二人の出逢いの際では、
葵に気づかう漣の優しさがでる場面。
裏切られ、
海外でかつ丼を食べながら、
葵が自分にかける場面。
最後のフェリー乗場での
再会の場面。
いずれも、
その言葉がもつ言霊で心を
癒してました。
どんぐりをぶつけるのは
なにかやるせない思いを
伝えたいとき、
どんぐりに思いをのせて、
かおりや義父や娘がしてました。
漣とかおりのコミュニケーション
が関係する人に伝わって、
漣を突き動かす
インスピになってました。
聴いて、感謝しているよ、
新しい出逢いをみつけろ、
そして、
大事な人を探しにいけって。
最後は、
泣いている人を抱きしめる
でしょうか。
かおりが娘に示教した行為ですが
糸という歌の骨子で
漣とかおりが紡いだ布である
結が母から教わったやり方で
傷ついた人を暖め癒していく。
葵もその一人で
子供食堂で、
食事がおいしいと言いながら
返る場所が無いと思って、
耐えて生きてきた過去の自分を
思いだし泣くシーンですね。
結は、
彼女を抱き締めて心の拠り所を
与えていました。
海外での
かつ丼の時もそうですが
このシーンも、
葵が食事する時には涙腺が…
どうなるか、誰もわからない
未来にむかって歩くとき
誰かのためになるかもと
思った行動は、
何かで自分の人生につながる。
自分の心の在り方に影響を
与えるのかな。
おすすめ。
こんばんは、U3153です。
よい作品でしたよねー。
あの文章はこの作品だからこそで、嬉しいやら恥ずかしいやらで、恐縮です(>_<)
思うがままに書いてるものですから、作品によっては殺伐としたものもありで…時にお見苦しい事もあるやもしれません。
ご容赦を(>_<)
コメントありがとうでしたー