「倍賞美津子はさすが 葵と結とのトライアングルがこの映画の糸車」糸 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
倍賞美津子はさすが 葵と結とのトライアングルがこの映画の糸車
漣は7年間もミサンガ付けていたなんて。7年切れなかったのも奇跡。
それが再会の直前に切れて、とうとうゴミ箱へ。なので、縁がなかったのかなあとオイラも諦めてしまった。
ミサンガがあれば 葵もしっかり覚えているんだし、「あのミサンガどこいっちゃったかなぁ」とカッコつけてとぼけたふりも不要だったのにね。
あのシーンはせっかくの千載一遇のチャンスを活かせず、まともに話しも出来ない漣にものすごく幻滅してしまった。
あのミサンガはお祝い事のお赤飯の箱に付いてる紅白のヒモではないか?たぶん
葵の初めてのアレをお赤飯で祝ったのかもしれないと想像するとちょっとぞっとする。葵の母親役には山口紗弥加。左目の眼帯の場面で警官には転んだことにしなさいよとドスの効いた声。こわー。葵はよく生きていた。死んじゃったら小松菜奈の出番ないんだけと。
小松菜奈をずーっとジーっと見ていました。なんでこんなに素敵なんだ。カツ丼食べて涙流しながら、マズッて言うのさえ素敵。当然、斉藤工に嫉妬しっぱなし。
榮倉奈々のショートヘアはやっぱり最強。ファイトの歌もよかったなぁ。
倍賞美津子様はさすが。葵と結とのトライアングルがこの映画の糸車となっているんだなぁと思う。
中島みゆきの「糸」流し過ぎ。
焼酎の新鮮牛乳割(永島敏行は農業コンサルタントで暮らしているらしい どうりで久しぶり 優しいお父さんになってなんか別人28号)がすごく羨ましかった❗
松重豊 やっぱりほっとする。
成田凌が主役でもぜんぜん大丈夫。
二階堂ふみの友情出演必要だったかな?
山本美月だけがなんか貧乏くじ引いたようで、お気の毒。
隣り合わせたご婦人がずっと泣いていらしたので、ぎゅっと抱き締めてあげなきゃいけないと思いましたが、勇気がありませんでした。
今晩は
ここは、突っ込むところだと思いましたので・・
”後ろから、子供のふりして満面の笑顔で、腰に抱き着く・・”
やっぱり、捕まりますかね・・。
では、又。
カールⅢ世さん、俺も倍賞美津子が重要な糸の結び目だったと思います。
社会派作品の多い瀬々監督ですから、この「子ども食堂」も取り入れたんだろうし、ここの子どもたちにも幸せになってもらいたいな~などとも思ってしまいました。