「最高の演者を殺したのは誰だ!」糸 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
最高の演者を殺したのは誰だ!
こんなベテランの監督、脚本家なのになんなん?!が正直な感想です。
この素晴らしい演者たちを殺したのは誰だ!!と言いたくなる。
菅田将暉に田舎の垢抜けない青年を演じさせたら最高に上手いのは、
「そこのみにて光り輝く」で実感していたし、
そこに磨きがかかっているので、相当努力したんだと思われる。
ちょうど3年A組が終わった頃で、ガリガリに痩せた状態から年齢経過と共にふっくらしていく様は、絶妙な体重管理をしたんだろうと思う。
その辺りもプロだなと感じた。
そして小松菜奈は相変わらず演技は下手だけれど、特徴のある顔面を効果的に使った思う。
ネタバレなので言わないけれど、
最高の見せ場の場面でのあのカット、なんなん?!
誰だあんな切り方したの!!!
とにかく構成が納得いかない。
回想ばっかりでうんざりする。
特にラストだ、最悪だ。
最後のセリフで持ち直した感はあるけれど、そこにもうちょっと時間あってもよくない???
とにかく編集が悪いのか、Pが悪いのか、スポンサーが悪いのか知らないけれど、
最終的な編集で大失敗した作品、としか感想は言えない。
もったいない、本当にもったいない。
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